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文学フリマ東京に初参加して

 2022年5月29日、東京流通センターにて第三十四回 文学フリマ東京が開催された。

 今回、私は文章・創作のサークルというサークルの方から声をかけられて作品集『ショート・ショート・ナハトムジーク』を販売した。

 約半年前から作品集の準備をしていたので、この日を心待ちにして日々を過ごしていた。文学フリマに作品を売る側としての参加は初めてだったのだが、不安はあまりなくて、わくわくした気持ちの方が強かったと思う。


 当日の朝はだいぶ早起きして準備を整え自宅を出たので、予定よりもだいぶ早く着いてしまった。それほどまでに今回のイベントが楽しみだったのだと思う。

 本の在庫が詰まっていたダンボールを開けて、自分の作品と初めて対面した瞬間、私は興奮と感動を覚えた。2年間活動して出た一つの成果だったからだ。手に取った時の嬉しさは今後忘れたくない瞬間になった。


 今回、私の作品集は見本誌を含め10冊を用意した。10冊のうちどれくらいが売れてくれるだろうかという不安と、売り切ってみせるという熱意が自分の心の中で併存していた。

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 いよいよ開会の時刻になって来場者の入場が始まった。開場から10分経つか経たないかのところで、私の作品集を買いに訪れてくれた方がいた。サインをくださいとのことだったので、本にサインをした。サインをするのは今回が初めてだった。とても嬉しかった反面、サインの練習をしておくべきだったとも思った。


 途中、時間を見つけて私は他のブースを見て回った。前々から気になっていたブースに行って、気になっていた本は大方買えたので良かった。だが、他にも巡ろうとしていた場所もあったのだが、行くことができずに終わってしまった場所もあった。次回行く時は、ぜひ伺いたいと思っている。


 私の作品集は1時間に2〜3冊くらいのペースで売れていった。事前にSNS上で告知活動をしていた甲斐もあってか、なかなか順調に売れた。買ってくださった方の中にはプロの作家様もいて、とても嬉しかった。


 そして、午後4時を過ぎた頃。ついに最後の一冊が売れた。売り切った。私は今回の文学フリマ東京で初参加ながら用意した部数を全て売り切ったのだ。自分の中ではかなりの快挙だった。完売の報告をTwitterで呟いたところ、ありがたいことに大勢の方からいいねやお祝いのコメントを頂いた。

 かくして、今回の文学フリマ東京、私の場合は大成功で終えることができた。大成功で終えられたのは買ってくださった方や応援してくださった方のおかげである。この場を借りて、感謝したい。


 今回の文学フリマ東京はとても楽しかった。帰宅した時の疲労感と満足感が入り混じった感覚は忘れたくない。今回のイベントでの出来事を私はこれからも覚えておいておきたい。それくらい楽しい時間だった。


 次回の第35回文学フリマ東京について私はどうするのかまだ未定だが、何かしらの形でまた参加できたらなと思っている。なので、次回も楽しみにしている。

 最後になるが、今回の文学フリマ東京で私の作品を買ってくださった皆様、ネット上で応援してくださった皆様に心からの感謝を。

 それではまた。

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