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Fieldism必聴新曲リスト October 2022 (Part.1)

前回の特集はこちら↓


個人企画もうすぐです。ご予約はお済ですか?↓

 久々の個人企画が遂に翌週ということで、ドキドキが止まりません。いつもお世話になっております、Ryotaです。

 以前に2回企画をやっていますが、Buried Aliveの時は上でDeviloof & Victim of Deceptionの2マン + 神戸では太陽と虎でMAKE MY DAYのレコ発とバッティング、Stay Nerd / Stay Emotionalの時は旧Clapperで当時V系に転身したばかりのREVIVAL OF THE ERAのレコ発と被ったりしてましたが、さすがに今回は被りが殆どない様子。まあ開催半年くらい前から「この日でやるから」ってずっと言ってきましたからね。

 タイムテーブル見てもわかる通り、基本的に初出演で遠方から来ていただくバンドは後半に置いています。最後はNimbusが火影の住所2つにするらしいので、この記事を読んでいる火影のスタッフ各位は今すぐ税務署に行って開業届をもう一部発行してもらってください()。関西のラウドシーンにとっていい刺激になればなと思ってますので、バンドマンとかオーディエンスとか関係なくこの日はマジで遊びに来てほしいです。

面識ない方でも下記フォームから予約できます↓


前置きはこれくらいにして、今回も行きましょう。今回はPart.2までになります。

リストアップの条件ですが、下記2点です。
1. 10/1~10/14にフィジカル/ストリーミング/DL販売/MVのいずれかが解禁された作品(基本的により多くの人にアクセスできる手段を優先します)。
2. フルアルバム or EPのリリース時期がある程度明確にアナウンスされている作品の先行シングル、および既存楽曲のリマスターやカバー等は選出対象外。ただしアルバムのデラックス盤のみetc.に収録予定の楽曲は選出対象。


1. universe last a ward: LOVE FOR ALL

シングル (10/1)

 福岡・北九州市を拠点に活動するハードコアバンドの最新シングル。今国内外を騒がせているKrueltyと共にハードコアクルーCKSに所属しており、その初期衝動感全開の熱いライブパフォーマンスには定評があります。今年もSUMMER BASH 2022に出演したり、ヒップホップなどクラブシーンで活躍するアーティストとクロスオーバーした自主企画 ''START TODAY EXTRA'' を各地で開催していたりなど、幅広いアプロ―チと精力的なライブ活動で若手ハードコアシーンのヒーロー的存在として君臨しています。

 活動休止前最後の楽曲になる ''LOVE FOR ALL'' はこれまでの活動の集大成を象徴する一曲。近年はREPRISALSENTENCEあたりの欧州のエッジメタル~国内のミリタント/FURY EDGEを意識した作風が際立っていましたが、こちらはどちらかというとnaiadTakenあたりの影響を感じる初期の叙情ハードコア路線の側面が強いように感じます。リリックの内容は「愛とリスペクトを君へ」の一言で説明が付きます。あとは彼らの熱意と覚悟を楽曲を通して感じてください。

 惜しくも翌年1/21にホームで開催する自主企画をもって活動休止を宣言したulaw、残っているライブもあまり多くないのでスケジュール空けて観れるうちに観ておきましょう。


2. SlyDoggy: UNDERDOG

アルバム (10/1) ※フィジカルは10/15から

 東京を拠点に新しく始動したラウドロックバンドのデビューアルバム。C-GATEの前Vo. K.K.を中心に、ARES INWORDS, Neverbloom, Kanariaなど神奈川~西東京辺りで活動してきたメタルコア・ポストハードコアバンドの豪華メンバーが集結したバンドで各々キャリアは申し分ないです。9月に先行で ''wokeness'' のMVをリリースして衝撃のデビューを飾ったと同時に、2018年にC-GATE脱退後バンド活動から離れていたK.K.のカムバックを知らしめるものになりました。

 デビューアルバム ''UNDERDOG'' はスタンダードなラウドロックでありながら、Tr.1 ''wokeness'' を聴けばわかる通りメロディックハードコア影響下の疾走感と前体制C-GATEでも顔を出していたUVERworld影響下のK.K.の日本語メロディを前面に押し出した作風。また、ARES INWORDSで活動している(してきた)メンバーがいるのもあって、ハードコアリスナーの心をつかむシンガロングパートやDr. Louieのタイトなドラミングも聴きどころ。

 先日宇田川GarretでAzami, HOTVOX, View From The Soyuzなど豪華なゲストアクトを加えて行われた初ライブ兼レコ発も盛り上がってたぽいので、機会があれば是非観に行きたいです。


3. Counterparts: A Eulogy For Those Still Here

アルバム (10/7)

 カナダ・オンタリオを拠点に活動する人気メロディックハードコアバンドの最新アルバム。初期から一貫してきた疾走と泣きが同居する展開、重厚感を演出するメタリックなギターリフ、疾走する躍動感、パッショネイトなボーカルシャウトとシンガロングの掛け合いは日本を含め世界中のリスナーの心を掴んできました。また、前作''Nothing Left to Love'' リリース以降3年の間にオリジナルメンバーであるGt. Jesse Doreenが本格的にバンドに復帰しております(それまでも制作には携わっていましたが)。

 3年ぶりのフルアルバムになる ''A Eulogy For Those Still Here'' について、「生きている誰かの喪失を悼んだり、まだ去っていない何かに別れを告げているんだ」とVo. Brendanが語るとおり、悲しみと喪失に焦点を当てています。楽曲の作風としては前作の2000年代後半のメタルコア要素が垣間見えるメロディックハードコアサウンドから大きく変化していない印象ですが、Tr.6 ''Skin Beneath a Scar'' や Tr.10 ''Flesh to Fill Your Wounds'' のように不穏なアグレッションと幽玄なアンビエント要素のコントラストはより際立っています。あとはギターのメロディとシンガロングがただただ涙を誘う。

 コロナ禍前はほとんど毎年BLOODAXEの手引きで日本に来ていたCounterparts、筆者も2017年以降は毎年観に行っているのですがその度にぶち上がりつつも胸を締め付けられる思いに駆られます。


4. Survive Said The Prophet: Hateful Failures

アルバム (10/12)

 音楽性はロックに限らず、ポップ、エレクトロ、ヒップホップ、R&Bまで幅広いバックグラウンドをベースに、既存のシーンやジャンルの枠に収まらない楽曲をリリースし続ける ''インターナショナル・ロック・バンド'' の最新アルバム。この作品が出るまでの3年間にコロナ禍でのライヴ規制やBa. Yudaiの脱退など多くの困難に遭遇してきましたが、4人になっても自分たちのやりたい音楽を貫き「サバプロはサバプロだ」と納得させられる作品というのは変わりません。

 困難な3年間を経たサバプロがたどり着いた答えとしてリリースされた6thアルバム ''Hateful Failure'' は憎しみを多角的に解釈&表現した喜怒哀楽の感情や愛情の複雑性が、ポップなサウンドで描かれています。今年の2月にリリースされた先行シングル ''Papersky | Win / Lose'' がすでに示している通り、ポップパンク/イージーコア特有のノリの良さや明るさ、力強いシンガロングもその一つ。過去作''Right and Left'' を彷彿とさせるミドルテンポのキラートラックTr.4 ''Beauty Queen'' や地に足ついたリリックと爽やかなギターロックTr.3 ''Drive Far'' もおすすめ。

 一昨日の金沢公演を口火にこの作品を引っ提げてリリースツアーを行っているサバプロ、ライブではどのように映えるのかとても興味があります。


5. We Came As Romans: Darkbloom

アルバム (10/14)

 アメリカ・ミシガン州デトロイトを拠点に活動するメタルコアバンドの最新アルバム。2018年にフロントマンの一人Kyle Pavoneが急逝して以来初のフルアルバムになります。2019年にリリースされたシングル ''Carry the Weight / From the First Note'' を聴けばわかる通り、新たなメンバーを探すことはせずもう一人のVo. David Stephensがリードヴォーカルを執ることで5人体制で活動を継続、それからゆっくりどシングルをリリースしてきた末ついにその全貌が明らかになりました。

 5年ぶりのニューアルバム ''Darkbloom'' はKyleの死に直面した彼らの苦悩と前進する確固たる意思を描いた作品。決して斬新なアプローチを行っているわけではないかもしれませんが、彼らが今まで大切にしてきたキャッチ―かつエモーショナルなコーラスワークと爆発的なアグレッションをフルに発揮させたポストハードコアの様式美たるサウンドに、先述の内容とKyleへの思いを吐露したメッセージ性に満ち溢れたリリックには心動かされるものがあるでしょう。特にTr.5 ''Golden'' や Tr.6 ''One More Day''、そして最後のTr.10 ''Promise You'' あたりは顕著です。

 2014年にCROSSFAITH主催のACROSS THE FUTUREで来日した時のことは今でも忘れられません、思い出深いバンドの一つです。


6. Varials: Scars For You To Remember

アルバム (10/14)

 アメリカ・ペンシルバニア州フィラデルフィアを拠点に活動しているハードコア/メタルコアバンドの最新アルバム。前作までGt/Cho. だったMitchell Rogersがリードボーカルに転向したのを含め、新体制初のフルアルバムになります。前回今作最初の先行シングル ''The Cycle Of Violence: Chapter 1''では前作 ''In Darkness'' で取り入れたインダストリアル/ニューメタル要素を引き継いでいましたが、アルバム単位ではどのような作品に仕上がっているのでしょうか?

 個人的な印象ですが、前作のサウンドをよりバウンシーでモダンなニューメタルコアへの傾倒が見られた印象です(特にTr.5 ''Day 3 : Revenge''は顕著)。メロウでダウナーなクリーンボーカルや犯罪級のビートダウンなど前作を踏襲している部分もありますが、バンドとして意欲的なアプローチが見られるところも多いです。特にTr.7 ''Circles'' はメランコリックなクリーンボーカルが際立つオルタナティブ調のトラックで一瞬同名の別バンドかと勘違いしました。ただ、終盤は暴力的なサウンドに満ち溢れていますが...。

 For The Fallen Dreamsの近年の作風のように「洗練され過ぎた」印象がないわけではありませんが、それでもハードコアバンドとしてのアグレッションは決して損なわれていません。


7. Sleeping With Silence: Complete Collapse

アルバム (10/14)

 アメリカ・フロリダ州オーランドのポストハードコアバンドの最新アルバム。同世代にデビューしたポストハードコアバンドのなかでは最も成功したバンドの一つで、代表曲 ''If You Can't Hang'' は1億5千万回再生にも迫っています。あまりにもポップス路線に走りすぎた ''Gossip'' は別として、一貫性のあるポストハードコアサウンドは近年トレンドをなぞっている同ジャンルのバンドと比べて過小評価されている印象がありますが、前作 ''How It Feels to Be Lost'' は良作でした。

 Sumerian Recordsに移籍して2枚目のアルバムになる ''Complete Collapse'' は、「自分の嫌な部分も含めて、ありのままの自分を受け入れることを学ぶ」戒めを込めた作品。2010年代初頭に彼らが確立させた、Vo. Kellin Quinnのハイトーンクリーンを活かしたキャッチ―なポストハードコアのフォーマットに回帰しているのは今作も同じですが、近年のトレンドであるインダストリアルなバックサウンドも嫌味にならない程度にとりいれていていい塩梅。Tr.3 ''Crosses'' ではUnderoathのSpencer Chamberlain、Tr.6 ''Be Happy'' ではRoyal & the Serpentなど豪華ゲストも参加。

 音楽的に目新らしさを感じる部分は多くありませんが、シーンの本質をとらえたキャッチ―なコーラスワークや「誰しもが抱えるコンプレックスや葛藤」を描いたテーマ性は一聴の価値があります。


8. Make Them Suffer: Doomswitch

シングル (10/14)

 オーストラリア・パースのデスコア/メタルコアバンドの最新シングル。結成から一貫して女性キーボーディストをフィーチャーした、ヘヴィでアグレッシブなバンドサウンドと荘厳な雰囲気や浮遊感・壮大ドラマティックな展開の相乗効果が特徴的なバンドです。今年の2月にそれまでKey.を務めていたBooka Nileが不祥事を告発されて脱退して以降4人体制で活動していましたが、バンドは先日解散を発表したポストハードコアDrown This CityのVo. Alex Readeを迎えました。

 新体制一発目の新曲になる新曲 ''Doomswitch'' は今までMake Them Sufferが貫いてきた独自のスタイルをさらに進化させた一曲。Djent~プログレッシブメタルに接近したのかとも取れる今まで以上に低くなったチューニング、シンフォニック要素だけでなく、過去作 ''27'' でもあったエレクトロサウンドなども大胆に取り入れていますが、一番のポイントはやはり加入したAlexでしょう。キーボード・シンセ・ショルキーなど多様な楽器を駆使するだけでなく、クリーンやスクリームもこなすフレキシブルなパフォーマンスはまさに新章の幕開け。

 来月からBad OmensのUSツアーのサポートアクトを務めるMake Them Suffer、新体制のライブがどのような感じになるのか注目です。


9. Boundaries: Burying Brightness

アルバム (10/14)

 アメリカ・コネティカット州を拠点に活動するメタリックハードコアバンドの最新アルバム。90's~00'sのハードコアやメタルコアの影響も消化しており、2020年にリリースされたデビューアルバム ''your receding warmth'' はヘヴィなメタリックサウンドの中にアンセミックかつメロディアスなパートを挿入していて個人的にもかなりハマりました。同時期に出ていたSanctionVein.FMと並んで、若手のメタリックハードコアでも勢いのあるバンドの一つだと思います。

 世界的に有名なHR/HM専門誌Revolverにもピックアップされるほど注目度が集まっているBoundariesの2ndフルアルバム ''Burying Brightness'' は、今まで彼らがやってきた一貫性のあるサウンドに、新しいダイナミズムが加えられた意欲的な作品。叙情的なアプローチに焦点を置いたTr.7 ’’Realize and Rebuild'' やTr.6 "Resent and Regret"あたりは、バンドが公言する通りVo. Matt McDougalの妥協のないクリーンボーカルが心を震わせます。対照的に、Tr.2 ''Your Own Murder'', Tr.8 ''My Body Is A Cage'' のようなヘヴィネス一辺倒の曲もあってバンドの引き出しが増えた印象です。

 さらなる成長を感じさせるBoundariesの新譜、終末観溢れる絶望的で暗い世界観を強調するアートワークも含めて、2022年の名盤入り確定です。


10. Lorna Shore: Pain Remains

アルバム (10/14)

 アメリカ・ニュージャージー州を拠点に活動しているブラッケンドデスコアバンドの3rdフルアルバム。このバンドに関しては、ここ数年フロントマンの交代劇を何度も目にしてきましたが(初代Vo. Tom BarberがChelsea Grinへ→Signs Of The Swarmからやってきた二代目Vo. CJ McCreeryが不祥事で解雇 & ついでに2020年の来日もキャンセル)、昨年にex. A Wake In ProvidenceのWill Ramosが3代目ボーカルに就任、昨年リリースしたEP ''...And I Return To Nothingness''は彼らの完全復活を象徴するものとなりました。

 ベーシストMichael Yagerも加入し、2017年以来久しぶりの5人体制になって初のフルアルバム ''Pain Remains'' は、彼らが10年間培ってきたブラッケンドデスコアの集大成的な作品。荘厳で妖しい世界観に包まれたシンフォニック要素、Dr. Austin Archeyの狂気じみたドラミングとMichaelの正確無比なリズムの調和、もはや大作映画レベルのGt. Adam De Micco & Andrew O'Connorのリフワーク、そして教育・医学的な関心まで集めつつあるWillのボーカル、すべてが結集して一言では言い表せない濃密な1時間を味わえます。曲の話をするにはあと2万字くらい必要なのでここまでにしますが...。

 凡庸なバンドなら潰れてかねない幾度の存亡の危機を乗り越えその度に立ち上がってきたLorna Shore、これまで以上にデスコアシーンで手を付けられない存在になっていることは周知の事実です。


Honorable Mensions

ANTI.D.TRIBE: DEMO 2022
デモ (10/2)

愛媛県今治市を拠点に活動するメタリックハードコアバンドANTI.D.TRIBE。筆者はコロナ禍前に一度火影で観たことがありNastyあたりのエッセンスを感じるタイトなメタリックリフとモッシーなビートダウンにはノックアウトされた記憶があります。以前と比べてチューニングが高くなりましたが、基本的にダンサブルかつグルーヴィーな音楽性は変わらず。Tr.2 ''Like a Butterfly, Like a Bee'' は伝説のボクサーモハメド・アリにインスピレーションを受けた曲だそうです。


VCTMS: The Dearly Beloved
シングル (10/3)

 アメリカ・イリノイ州ストリームウッド出身ニューメタルコア/ダウンテンポバンドの最新シングル。最近ではEx. StrangledのボーカルのバンドOrphanとも共演しましたね。ニューメタルコアながらヘヴィ一辺倒には終わらないリフワークと大胆なグルーヴは相変わらずセンスを感じさせます。時折ダウナーかつ病んだ狂気を感じさせるSEやギターの飛び道具なども効果的に使用されていて聴いていて不安になります。


Convictions: Stigmata
シングル (10/7)

 アメリカ・オハイオ州出身クリスチャンメタルコアバンドの最新シングル。ここ数年音源をリリースする度にメンバーが入れ替わっている状況ですが、今回も体制が変わって初の音源をリリース。最新シングルもここ近年の脳が揺れるダイナミックなモダンメタルコアスタイルを踏襲しており、ゲストにはHollow FrontのGt/Vo. Dakota Alvarezがクリーンボーカルで参加。元バンドメイトのJohn Fleischmann手掛けるMVもロウで飾り気のない熱量を反映しています。


DIVINITIST: VICIOUS//SLEEPER 2.0
シングル (10/8)

 DOOMS OF GHETTOを始め、ブルータル帝国としてその界隈のコアなリスナーから注目を集めている新潟を拠点に活動しているデスコアバンド。楽曲によってブラッケンド・スラミング・ダウンテンポなどスタイルをうまくミックスさせたハイブリッドなデスコアサウンドを出してきます。Vo. Ryuの暗黒ガテラルを伴ったアウトロのビートダウンはフロアでどうなるか容易に想像がつきます。



CYANSEA: In Front of My Eyes

 来週末のBuried Alive IIにも出演する大阪発メタルコア・ポストハードコアバンドの最新シングル。ハードコアテクノやドラムンベースなどエレクトロサウンドを巧みに使ったトリッキーな楽曲は時代がついてくのに必死なのですが、今作はVo. Masayukiの加工されたクリーンヴォーカルが一番のポイント。ラスサビの予測不可能なテンポチェンジも聴きどころの一つ。もちろんこの曲当日もやるので予習して遊びに来てください。


Overslepts: 2019
シングル (10/9)

 東京を拠点に活動しているポップパンクバンドの最新シングル。ポストハードコアSuper Sixでも活躍していたVo. Shuheiが携わった最後の作品です。今作はコロナ禍前の2019年から温めていた一曲で、Good Griefらを彷彿とさせるReal Friends系センチメンタル~サッド・ポップパンクサウンドが秋の訪れを感じさせます。ex. RGNのFukuo Fukudaが手掛けた新海誠作品を感じる美麗なMVも美しいです。


Inaka Emotion: Photoflame
EP (10/14)

 東北大学軽音楽部ストレンジャーズ(Buried Alive IIに出演する提婆達多も輩出)出身、楽曲を手掛けるSaiとVo. & 歌詞を手掛けるK0he1の二人が手掛けるバンドの1st EP。1曲目から同郷の某幸福模索スクリーモを感じるアレンジなんですが、Tr.2 ''Inscription''はブレイクダウンが''Alethea''のそれで既視感を感じずにはいられませんでした。時折変拍子などカオティックな一面も見られていて、まさに仙台の多くのバンドへのリスペクトが詰まった作品。


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