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【プロダクト紹介】WEB完結型の口座振替受付サービス

1. はじめに

こんにちは!FFGアジャイル開発Gのタカナベです。もうすぐ春ですね。この時期になると福岡銀行に就職する前に、給与受取用口座を開設するために実家最寄りの福銀に行って、口座開設手続きしたのを思い出します。あれから9年も経つのかと考えると正直ゾッとします。

大学在学中はアルバイトの給与も現金渡しでタンス貯金していたので、銀行口座を保有したことがありませんでした。両親が私名義で作ってくれていたものはありましたが、自分では管理していませんでした。

で、入行して知ったのですが、銀行は実に様々なサービスを展開しているんですよね。毎月定額積立サービスとか貸金庫とか。

さて、そんな銀行関連のサービスの一つとして代表的なものの一つに『口座振替』というものがあります。 自動引き落とし、というワードでも馴染みが深いサービスです。

公共料金やお子様の学習塾費用のお支払いなど、生活の身近な部分に幅広く取り入れられている決済手段で日常生活に定着してますね。

FFGでは、この『口座振替の申込み手続き』をWEBで完結できるサービスを内製開発し、2021年/03月にベータ版をローンチいたしました。

この記事では、このWEB口座振替受付サービス「こうふりネット」の紹介をさせてください!

2. プロダクトチーム紹介

本題に入る前に、まずはプロダクトチームの紹介です!メンバー構成は下記です。

  • プロダクトオーナー

  • スクラムマスター

  • エンジニア ×3

  • ビジネス ×4

  • デザイナー

  • スタッフさん

銀行あるあるの人事異動といった諸事情もありまして、プロダクトチーム立上げ当初からは多少の人員変更があってます。

新卒入社組、中途入社組がいい感じに混ざり合っており、年齢層も20代〜40代まで幅広く在籍しています。

最近(2023年/02月時点)のトピックとしては、男子校だった(エンジニア)チームに紅一点の存在として女性スクラムマスターがジョインしました!

近々、noteに登場すると思う(たぶん)ので乞うご期待くださいませ。

3. 本題

さて、ここから本題に入っていきます。こうふりネットについて書いていきます。

● 口座振替とはそもそも何だったっけ?をおさらい

口座振替自体を初めて聞いた方 OR 入行前の私のようにあまり馴染みが無い方もここで覚えていっていただければと幸いです。

それでは「口座振替とは?」をChatGPTに聞いてみましょう。

はい、大体合っていると思います。赤線で囲っている箇所がまさに紙による口座振替の手続きの話です。

そもそも口座振替には以下の登場人物が存在します。

  1. 消費者

  2. 事業者

  3. 銀行

で、紙による口座振替の手続きにおいては、上記三者それぞれで以下の課題がありました。

  • (消費者)手続きから自動引き落としができるようになるまでおよそ1〜2ヶ月かかる。初月はコンビニ払などで対応するケースがほとんど

  • (事業者)消費者の銀行届出印が相違していると差し戻しが発生する。自動引き落としが開始できるようになるまではコンビニ収納(手数料が高い)等を使わなくてはならない。印刷コスト/郵送コストも発生

  • (銀行)紙による口座振替の手続き依頼書の処理件数がとにかく膨大。1件毎に人の目による印鑑照合なども必要で処理コストが高い

なお、福岡銀行が処理する紙による口座振替の手続き依頼書の件数は年間で約100万件(営業店: 60万件, 本部受付: 40-50万件)を超えるとのこと・・・

1件辺りに係る処理コスト×人件費を想像すると、結構な費用になりますよね。

また、季節性のあるサービスなので 処理が年中分散する訳ではなく、繁忙期(2-4月)に集中するのも特徴です。

ということで、WEB完結型の口座振替受付サービスが登場したのは自然な流れのように思えますね・・・。

● WEB完結型の口座振替受付サービスについて

そこで突然こうふりネットが誕生した訳ではなく実は、こうふりネットが誕生する前からWEB完結型の口座振替受付サービスの仕組み自体は福岡銀行に存在していました。

ところが、

  • 導入時に事業者側でシステム開発が必要である

  • ランニングコストが高い

という理由から、導入いただけている事業者は決して多くありませんでした。

そこでビジネスロールの人たちは考えました。

「本当はもっと福岡の地場中小の事業者さんに対してWEB口座振替受付サービスを導入してもらいたいんやけどなあ。 銀行コストも無視できんしなあ・・・。 せや!WEBで口座振替の手続きができる口を自前で用意してあげて、中間業者に係るコストを抑えれば毎月のランニングコストを抑えられない?そして、消費者が手続きする画面も我々が作ってパッケージしたものを配布すれば、事業者さんはシステム開発無しに導入いただけるのでは。。。とりあえずやってみるか。」

ということで、ビジネスアイディアが産まれ、こうふりネットの開発がスタートしました。(本当はその間にも色々な事はあったけど割愛します)

● こうふりネットの現在、そしてこれから

冒頭でも触れた通り、こうふりネットは2021年/03月にベータ版をローンチいたしました。

当初は数社からスタートしました。『初めの1件』を受け付けた時は嬉しかったです。

はじめは、必要最低限のコア機能のみのご提供でしたが、実際に使っていただいているお客さまへのヒアリングを重ね、UIを改善したり機能拡充していきました。

拡充した機能の全てが毎日のように頻繁に使われている!と言えば嘘になりますが、「すごく便利で重宝しています」とおっしゃっていただける機能もあり、日々改善に努めています。

2021年/12月にはベータ版を卒業し、商用サービス化いたしました。

2023年/02月現在は、1,000社近い企業や学校・幼稚園などに導入規模が拡大し、その内半数の事業者さまがアクティブユーザとしてこうふりネットをご利用いただいている状況となっております。

これからは、

消費者向けの利便性向上のため

  • ユーザインターフェイスの更なる改善

  • 取り扱い対応銀行の更なる拡大

を実施したいと思っています。

また、事業者向けに対しても収納業務を行う上での補完的な機能を追加で拡充していきたいと考えています。

というわけで、今後も様々な機能を追加予定なのでご期待ください。

4. 終わりに

最後まで読んでいただき有難うございました。

実は私、noteにブログ投稿するのがこれで二回目(前回は3年前に投稿・・)なのですが、今後はもう少し短いサイクルでブログ書く予定なので次回も是非読んでいただけますと幸いです。


最後に宣伝です

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