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【Audiostock】作品名、一行説明、詳細説明、タグのこと
今日は、Audiostockに作品を登録する際の個人的あるあるを書いていきたいと思います。
Audiostockに作品を登録するまでにはいくつかのステップがある。みなさんはどのステップで時間がかかると感じますか?
Audiostockは、楽曲、効果音、ボイス・ナレーションなどの作品をゲームや映像を制作している方に販売するサービスです。音楽クリエイターは自身で制作した作品を登録して使用権を販売することができ、売上に応じた印税を受け取ることができます。
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01 ファイル登録
私の場合、Audiostock登録用のファイルを完成するまでに幾つかステップを踏んでいます。独学すぎて一般的にどうするものなのか知らないのですが。
GarageBandからwav出力
LANDRで自動マスタリング
LANDRからmp3をダウンロード
mp3からwavに変換(オンライン)
1〜4でそれぞれタイムラグが生ずるので、待ち時間に何か別のことをし始めないよう気を付けている。
あるある:登録作業中に別のこと始めがち(Twitterとか)。
02 作品名をつける
作品に見合った名前を考えるわけですが、ここで気をつけているのがすでに登録済みの作品と重複していないか、今後重複する可能性がないかということ。自作品内では重複名称を登録することができません。
自分の作品にはどうしても同じ名前を思いつくことがあるので、少しひねりを加えてみることも。たとえば木更津キャッツアイみたいな作品名が好きなので、黄昏アイランドと名付けてみたり。
作曲を始めて考えるようになったのが「昔から作曲者は作品に名前をつけるのに頭を悩ませたんだろうな…」ってこと。とくにストックミュージックの場合、作った後に名前をつけることが多いのではないかと思う。
オーダーに沿って曲を作る人だとタイトルが先なのかも。研究も計画書作る段階で名前を決めるようだし。先に名前が決まっているものを作るのは、移ろいやすい気持ちの持ち主(=私)にはなかなか厳しそうです。
一時期は数字で作品を区別していたこともありました。次のChill Mixを作っていた頃は研究補助の仕事を頑張っていたので、完全にその影響。書類をバージョンアップすると、ファイル名を2.0とか2.1とかに変えていくんですよね。
No.798450 低音が効いたChill Mix
No.945606 低音が効いたChill Mix 1.5
No.966574 chill_mix_2.0
No.1055983 Chill エレクトロニカ 2.5
SoundCloudにもアップしています。よろしければこちらからもどうぞ↓ ★Buy-linkにはAudiostockのリンクを貼ってあります。
作品が売れやすくなるコツはありますか?
ポイントとなる点をいくつか挙げさせていただきますので参考にしていただければと思います。
・品質の良い作品の登録(音量、音質など)
・一行説明やタグを正しく設定し、検索にヒットするように工夫
・季節や社会の流行なども踏まえて売れそうな作品を検討し登録すること
・多くの作品を登録すること
あるある:作品に似通った名前をつけがち。語彙力の不足を痛感する。
03 一行説明を書く
私のnoteでは繰り返し書いている通り、一行説明には使ってほしい場面の単語を使っています。本来は「曲を20字で説明する」という目的があると思いますが、もはやTikTokユーザーにご利用いただくために付けている。※独自のやり方です。
ここ2週間ぐらいは民族やアパレル系のBGMづくりがブームで、一行説明はこんな感じです↓ 世界中のTikTokerにどんどん使われてほしい。
No.1243934 アラビアンナイトカーニバル/アフガン
No.1258717 ファッションショー/店舗BGM/ブランド
No.1258726 民族料理/エスニック料理/店舗BGM
04 詳細説明を書く
曲の概要とおすすめポイントに集中して書いています。使用楽器やキー、コードまで書くこともある。
以前は「こんなシーンに使えます」という提案まで書いていましたが、BGMや効果音を使うシーンを限定しなくてもいいかと思ったり、客観的な評価が難しかったり。やがて書かなくなってしまいました(でも書いたほうが良い)。
作品を自己評価することは出来るけれど、「これって他の人が聴いたらどう感じるのかな?」と思うことがしばしばあります。これは永遠の課題です。
あるある:自己評価しているとよくわからなくなる。誰かに感想を尋ねたい。
05 タグを作る
以前、「曲登録コピペ用おすすめタグ テキストデータ作ってみた」という記事を書いたことがありました(今は非公開)。Dropboxにテキスト一覧を作って、事務効率を上げようとした記事。
しかしその後、作品のジャンルがバラバラすぎて、テキストを打ち込んだほうが早いという結論に至りました。
ちなみに、タグづくりのポイントは一行説明にある単語も盛り込むこと(私調べ)。
タグとは何ですか?
作品を分類するための情報となります。設定されたタグは、カスタマーが作品を探す時に検索結果などに関わってきます。登録する作品に関する正しいタグを検討して設定してください。事務局でタグを編集する場合があります。
BGM(インスト)のタグ例
・使用用途(アクションゲーム、戦闘、ジングル、企業VP、映画、ブライダルなど)
・楽曲の雰囲気(透明感、幻想的、激しい、壮大、ホラーなど)
効果音・SEのタグ例
・使用用途(アクションゲーム、打撃音、クイズなど)
・効果音種類(環境音、自然音、ゲーム、雑踏、拍手、爆発など)
ボイス・ナレーションのタグ例
・使用用途(システム、接客、応援、ゲーム、ナビ、ニュース、スポーツ、格闘ゲーム、クイズ、カード)
・感情(喜び、悲しみ、焦り、怒り、感動、切ない)
・セリフ内容(挨拶、返事、擬音、数字、英語)
あるある:生産性あげようとしたら面倒になり元のやり方に戻る。
誰かに聴いてもらうためには作品名、一行説明、詳細説明、タグのすべてをきちんと書く必要がある。売れている人はちゃんとやっている。人気クリエイターさん達の登録内容を参考にされたい。
極論ですが、ステップ02〜05は自動化されたらいいなと考えています。産総研さんあたりがシステム作ってくれそう。05はランダム・タグ・ジェネレーターでもいいかなぁ。AIのほうが気分の波もなく正確でしょう。
80万点以上の作品から学習したAIに「こちらはいかがでしょうか🤖」と提案してもらって、自分で好きなように訂正する夢の世界。
あと、曲の評価もAIに付けてもらいたい。もう少しこうすると良いですよっていうアドバイス込みで。
当記事の作品登録プロセス画像はCanvaで作りました!
Canva紹介URL:有料素材が入手できる特典あり。
https://www.canva.com/join/yrh-bkd-ppp
というわけで6月もがんばろう。
読んで下さりありがとうございます。読みやすいコラムを目指します。