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会社員生活を振り返って思うこと

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会社員で良かったこと、仕事で学んだこと、ワーママの先輩として後輩に伝えたかったこと、などなど、会社員生活を通じての学びをまとめています。
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記事一覧

職場環境におけるパワハラ&逆パワハラ問題 あなたのせいじゃない、と誰かに言いたかった

私の中で職場でメンタルを悪化させる三条件というのがある。 以下が揃うとメンタルをやられる確率は各段に上がるように思うし、まぁ経験的にもそんなものだと思う。 ・長時間労働 ・何を成果として求められているのかよくわからない成果主義 ・パワハラ・逆パワハラ環境で誰もいなす人がいない場合 私の学生時代はまさしくこの三条件が揃ったブラック極まりない研究室だったので(実際に人が辞め、留学生が国に帰ったり、先輩が大学に来なくなった)、学生のうちは耐えたが次にこんな目にあったら絶対に辞め

元限界ワーママとして、ワーママ問題を考える。

ときどき限界ワーママという言葉を目にする。 そして半年ほど前まで、限界ワーママの一人だった私は、なんだかとても胸が苦しくなる。 本当にみんな限界なんだろうな、と思うからだ。 自分で限界って言わないと、もうやっていけないくらい、これは無理ゲーだって言っている本人は気づいている。 ただ、それを周囲にわかってもらうことは容易ではない。 仕事をしていたとき「何がそんなに大変なの?」「何がそんなにしんどいの?」と聞かれたことは一度や二度ではない。 でも、傷ついている時や大変な時に

時短・定時で帰りたい人のためのキャリアアップ戦略(もしくは生存戦略)

久しぶりのワーママネタです。 需要あるのか分かりませんが、もしかしたら誰かの役には立つのかと思って書いてみたいと思います。 私はコロナ禍でフルリモートが可能になるまで、やむを得ず時短勤務で働いていました。それは夫が新幹線通勤で朝食しか家族で顔を合わせる機会がなく、そして私の通勤も一時間かかり、これ以上子供を保育園に預けっぱなしにするのも嫌だったからです。 もともとバリキャリ志向はなく、家庭と仕事の両立を目指していました。自己アピールも得意な方でもない。 でもそのおかげで、

子育てペナルティ 子どもを望んだら、子育てにまつわるすべては自己責任なのか?

Yahoo!ニュースを見ていて気になった記事。 読んでみて、わかりみしかない。 私は若いときから子供が欲しかった方です。 子供ってかわいいなって思っていたし、好きな人の子どもを産みたいなと思っていました。素直に。 そして未婚でこの国で一人で子育てできるほど強い女ではないことを自覚していたので、結婚しなくちゃ、と思っていたのです。 でも、のちにマネジャーになってみて、若い女の子たちは全然違うメンタリティだなということをしみじみ実感することになりました。 若い女の子とは言って

それでも管理職になってよかったと思う理由

今日は私が会社を辞めることになってしまったけれども、それでも管理職を経験して良かったと思う理由を書きたいと思います。タイトルに『それでも』と入っているのは結局やめてしまったからです(笑) というのも、私が前にいた会社では管理職/グループマネージャーになりたくないという人が非常に多く、もったいないなと思っていました。 激務と言われるマネージャを引き受け、結局やめることになってしまったけれども、なぜ良い経験をしたと思ってるのかが今日のテーマです。 管理職になって良かった理由

会社員をやってよかったこと5選

個人的に会社員を経験してよかったこと5選をお届けします。 悲喜こもごも、でも得ることも多かった会社員生活。 振り返りも含め、よかったことを挙げてみます。 会社員をやってよかったこと5選1.給料をもらいながら学べる 一足先に会社員→フリーランスになった先輩から言われた一言です。 10年前くらいかな。 忘れられなくてずっと記憶に残っていました。 これは本当に真実ですね。 お給料もらいながらいろんな研修を受けられたり、上も下も複数の立場を経験できたり、人間関係を学んだりしなが

人が気になって悩んでいた私が人を気にかけるようになるまで

先日、目上の方とランチした際にありがたいなと思った一言です。 何かすごく気にかけてもらっている気がして、嬉しい気持ちになりました。 同時に人に気を遣えなくてとても悩んだ過去を思い出しました。 現在では悩むことは少なくなり、関係性にもよりますが『人を気にかける』側になってきたように思います。 今でも人を『十分気にかけている』、『配慮できている』とはとても思えないですが、昔自分のことを気にしてばかりで動けなかった頃に比べれば、だいぶましになりました。 いろんな段階がありました

InputだけではOutputできない理由

先日某所で、うちはThroughputに力を入れています!というプレゼンを聞いて、それはそうだな、と思ったmomomiです。 マネージャー時代に見てきた部下や同僚、そして友人でもOutputが苦手なパターンで多いのはInputの絶対量が少ないかThroughput力が足りていないだった気がします。 Outputが苦手と本人が言ったとしても、両方足りていれば指示されればある程度できるので。 Throughputって何?と聞きなれない人はこちら 今日は自戒もこめて書くので少

ワーママのキャリア:ロールモデル不要説

先日前の会社の後輩と話をしていて、ワーママのロールモデルってやっぱり難しいんだなぁと思いました。 私はロールモデルは不要だと割り切っていたので別にいいじゃんそんなの、と思っていたのですが、過去『ロールモデルがいない』『キャリアパスが不明瞭』と何度言われたことでしょう。 良い見本がいるのはそれに越したことはないんでしょうが、いないんだから仕方ないじゃん。と思って私はあきらめてきたところが大きいです。 私がロールモデル不要論に到達した理由は以下の三点。 そもそも女子のサンプ

『要するに』から始める言語化力の強化

先日人と話していて、やっぱり要約する力って大事なんだね、と思う機会が何度かありました。 よく話が分からない人っていませんか? 何となく要点を得ない話をされているうちに、こちらが混乱してきてしまって、「あれれ??? で、何が言いたいんだっけ?」みたいな。 仕事の時はこういった場面で、私はよくイライラしてしまうことがありました。基本的にはあまりゆっくり人の話を聞くということが苦手で、「で、結論は何なの?」と聞いてしまうタイプです。 女の人では意外と珍しいのかもしれませんが、仕