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時短・定時で帰りたい人のためのキャリアアップ戦略(もしくは生存戦略)

久しぶりのワーママネタです。
需要あるのか分かりませんが、もしかしたら誰かの役には立つのかと思って書いてみたいと思います。

私はコロナ禍でフルリモートが可能になるまで、やむを得ず時短勤務で働いていました。それは夫が新幹線通勤で朝食しか家族で顔を合わせる機会がなく、そして私の通勤も一時間かかり、これ以上子供を保育園に預けっぱなしにするのも嫌だったからです。
もともとバリキャリ志向はなく、家庭と仕事の両立を目指していました。自己アピールも得意な方でもない。

でもそのおかげで、自分が肩身が狭い思いをせずやりたい仕事をさせてもらうためには何をすればいいのか、ということについて徹底的に考えることがのちに役立ったように思います。自分がマネージャーとして働くことになった時、振り返ればリーズナブルだと感じたこともあって記事にしてみます。


時短・定時で帰りたいひとのためのキャリアアップ戦略

別にキャリアなんて望んでないとはいえ、ずっと働いていると何で私より働いていないあいつが昇格するんだ、みたいなつまらないことが気になるのが会社員の宿命なのかなと思います。
だって見えちゃいますよね。

だからマミートラックに乗っても気にならない、もしくは周りが全く気にならない人にはお勧めしませんが、自分がやりたいことを今の組織でやりたい人、マイペースにでもキャリアアップしたい人向けの記事です。

昇格基準は確認しよう、2階級上までどんな実績と行動が求められているのか知ることは大事

昇格・昇給基準というのはどこの組織にも存在すると思います。その内容を把握して、自分が今後どういう行動をとる必要があるのか、正しく理解することは大事だなと思います。
昇格を望むか、望まないかによらず、そこには組織はどんな人材が必要なのかがまとめられているからです。

どうしても早く帰ることや、子どもの関係で突然休んだりすることは避けられないため、組織にとって必要な人になるということは私の場合は必達でした。だから手っ取り早く必要な人になるために何をすればよいのか?ということですがそのヒントに昇格基準は使えるのではないかなと思います。

さらに踏み込むと、ポイントを押さえること、そしてその基準に基づいて行動や実績を主張すること、というのは評価面接をスムーズにし、上司部下のすれ違いを減らすためにも有効です。

よくある『がんばっているのに認められない』というのは、時に上司側から見ても『頑張っているのはわかるのだけど、評価のしようがない』こともあります。そんなわけで、基準に基づいて実績をつくり、主張する、というのは上司側から見ても評価しやすく、特に上位の行動が取れればとれるほど、上げやすくなります。

組織や上司の価値観を把握する 何を大事にしている組織で、何に価値を感じる人なのか知っておこう

結局誰を昇格させるかなんて、身も蓋もない言い方ですが、好きか嫌いかという部分は多分にあるような気がします。人が評価するので。
というわけで、組織や上司の価値観を把握し、そしてその価値多少なりとも提供できるかということは大事だと思います。

上司はそのポジションにいる限り実現したいビジョンがあり、みんなにこう動いてほしい、みたいな思いは絶対にあるはずです。だから組織のビジョンとか期初説明など頑張って準備するわけですが、上司も人間なので必ずしも説明しきれるわけではないのです。

日常の業務の中で『この人は何に価値を置いているのだろう』と興味を持って、少しでもその部分をサポートしてくれたり助けてくれるだけでも心証はだいぶ変わります。
よっぽどでない限り、上司は組織目標を意識しています。そして上司も中間管理職で日々悩んでいます。

上に行けば行くほど人間孤独になるので、少しでも自分をわかってくれようとしている、組織の目標に向かって力を貸してくれる存在というのは嬉しいもの。おべっか使わなくてよいので、力を貸してくれる方が私はありがたかったし、お互いに良い関係が築けたように思います。

上司を味方につけておいて損することはありません。
別に無理やり気に入られる必要はないし、価値観が違って全然良いのですが、困ったとき、やりたいことがあるとき助けてもらえるためにも、お互いに心証良くしておくに越したことはないと思います。

自分らしい強みは、案外依頼される項目の中から見つかる

働く時間が限られていると、すべての仕事を受けることは難しいし、できない案件を引き受けるのはな・・・と誰しも考えると思います。
特にリーダー業務や、本業とは少し異なるタスク、社内研修の講師、後輩の育成など、本業で手一杯なのに引き受けるのは躊躇しますよね。

でも案外依頼されることから自分らしい強みが見つかることは少なくないのじゃないかと思います。特に断っても毎回頼まれること。

私の場合はリーダー業や勉強会のファシリなどが多かったように思いますが、毎回面倒だなと思っていたものがのちに自分の強みとして表れてくることが多かったです。
そして、依頼を受けていくうちに周りも『この人はこういうことが得意なんだな』と強みを認識してくれるし、頑張ってアピールしなくても評価してもらえることもあります。

結果的に自分が得意なことで勝負できる場面が増えてくることに繋がっていく。というわけで、絶対に定時で帰る(時短で帰る)ことが叶わなくなってしまうリスクはありますが、それが例えば週1残業すれば何とかなるとか、他の業務を調整すればいけなくないみたいな状況であればとりあえずやってみることをお勧めします。

すぐに評価に繋がらなくても、実績は作れるわけです。
そしてコツコツと実績を積み上げていけば、いつかは他人も無視できなくなってくる。上手くいくと強みも見つかる。
思い切ってチャレンジする、自分のリソースが足りなければそのリソースを会社に要求してでもやってみる価値はあると思います。

終わりに わたしの想い

読んでみて、えー当たり前のことじゃん、とか、そんなことしたって所詮出来レースじゃんと思われた方、絶対いると思います。
たしかに出世も異動も運です。でも、それを言ったところで始まりません。

私も子どもを産んでから何年か、報われないワーママ生活を送りました。キャリアを大きく変えたところで妊娠出産、時短と重なったのが大きいです。
そして悩んだ末、自分ができることに集中するしかないし、昇格や給料で報われないなら面白い仕事をするほかはない、という結論に達しました。

やりたい仕事をやるために、組織にとってまずは必要とされる人になり組織に貢献できる人を目指して実績を積み重ねていくうちに、ある時から急に周りが押し上げてくれるようになりました。
結果的に仕事を通じて良い人間関係も育めたし、仕事もやりやすくなり、景色が変わって驚いたのを覚えています。

ぜひそんなブレイクスルーを、これを読んでくださったあなたにも体験してほしいと思います。女性管理職も候補もまだまだ全然足りないし、コツコツやればきっとだいじょうぶ。
見ていてくれる人は絶対いるし、いつか味方も増えてきます。
あなたのキャリアアップを心から応援しています!

読んでくださってありがとうございます。

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