一人で生きていける人間になりたかったのに、なれなかったから…そこにいたクズに抱かれた。
「若い頃はみんな遊ぶんだよ」
大人はみんな口を揃えて言った。
最初はそれは若さゆえの制欲だと思っていた。
実際。社会人になってまだ半年程度だがわかったことがある。
寂しいから、若い頃は遊ぶんだと思った。
寂しさの行き場がなくて
環境が変わって。
恋人もいなくて
でも寂しいからって恋人を作りたいとは思わない。
でも仕事でうまくいかない
ふと、
すごく孤独を感じるとき
誰でもいいから自分を受け入れて欲しくて、
誰かに抱かれるんだと思った。
でもそれでも満たされないものを知って、
一人で生きよう
寂しくて埋められない何かを思って暴れて
若い頃はきっとこれを繰り返して、強くなっていく気がした。
一人で生きていける人間になりたかった。
でもすぐにそんな強い人間になれるほど、感情は単純でなくて
思ったよりも自分は寂しがりやだった。
よく頑張っているよ
どんなあなたも大好きだよ
そうやって受け入れてくれる人が欲しくて。
それが埋められない事実を知って
体だけは誰かで満たされたかったのかもしれない。
でも結局虚しくなるから
繰り返して、馬鹿になって
大人になって。
気づいたら一人でも自分を大切にできる強い人間になるのでは
ないのだろうか。
それまではバカに足掻いて、
誰かの薄っぺらい甘美な言葉に侵されて生きていこうと思う。
普通のR
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