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人生が変わる選択

こんにちは。
フェリタス社会保険労務士法人の石川です。

20代の頃、平凡な会社員をしていた私は、「事務職」という仕事にやりがいを見いだせず、エネルギーを持て余す日々を送っていました。

そんなモヤモヤを父親くらいの年齢の上司に日々愚痴っていたところ、
「お前、何か資格でも取ってみたらどうだ?社労士試験とか受けてみろよ」
と言われたのが、この仕事を始める一番最初のきっかけです。

当時の私は、「社会保険労務士」という資格があることも知らず、
「何する資格ですか?」
と、アホな質問をする始末・・。
社労士の仕事の概要を丁寧に説明してくれた上司が、
「独立もできる資格だぞ」
と、勧めてくれたのです。

ですが、その当時は
(ふーん。そんな資格があるのね・・)
くらいで、特にチャレンジしようとは思っていませんでした。

2年ほど経ったころ、色々な、色々な、色々な事情で一人で4歳の娘を育てていかなくてはならない状況になった私は、
(とにかく、もっと稼がなくてはいけない!)
と、より待遇のいい仕事を探すべく転職活動を開始しました。

しかし、世間知らずで資格もなく、専門性の低い事務しか経験がなかったため、転職活動はかなり難航しました。
「お祈りメール」は何通受け取ったか分かりません・・。(何十通かもです・・)

(雇ってくれるところがないなら、自分で仕事を創るしかない!!)
と、短絡的に考えた私は、数年前の上司の言葉を思い出したのでした。

「社労士の資格を取ろう!」

いまでも、どうしてあのタイミングで思い出したのか不思議です。

具体的な目標が出来た私は、そこから猪突猛進。
翌年の試験に合格したのでした。

合格後はすぐに独立して、バリバリ活躍して、と夢見ていた私ですが、
現実はそんなに甘くなく、そこからも苦労の連続だったのですが・・。

ですが、あのとき上司の言葉が無ければ、この仕事は絶対にしていなかったと思うと感慨深いものがあります。
お陰様で今では、やりがいのある仕事をさせてもらい、多くのスタッフにも恵まれ、セミナー講師や出版など、憧れていた仕事にもチャレンジすることができています。

あの唐突にも思える上司の提言は、きっと神様が上司の口を借りて、私に語り掛けてくれたのだと思っています。

あの選択をしたからこそ、今の自分があり、人生が大きく変わったと思っています。