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更年期と髪の毛

更年期になって髪の毛が細くなった、抜け毛が気になる…。
そんな体験ありませんか?
実は、髪の毛は女性ホルモンが関係しているんです。
今回は、更年期と髪の毛について解説していきます。

1,ヘアサイクルの乱れと原因

髪の毛は、生えて抜けるを繰り返すヘアサイクルがあります。
ヘアサイクルは
・成長期(3年~6年)
・退行期(1週間~2週間)
・休止期(3~4ヶ月)
の3つに分けられ、女性のヘアサイクルは4~6年で1周し、人生で15~30回ほど繰り返されるといわれています。
このサイクルが乱れることで、髪の毛が抜けたり細くなったりと影響が出るのです。

ヘアサイクルが乱れる原因は
・ホルモンバランスの乱れ 
・毛髪機能の滞り
・血行不良
の3つが挙げられます。

2,ホルモンバランスの乱れ

女性は30代以降、髪の成長をキープする成分である女性ホルモン・エストロゲンの分泌量が減少します。
女性ホルモンが減少すると、 髪の毛のはりが低下し、髪が切れやすくなってしまいます。
さらに、髪の毛のごわつきやパサつきが表れ、髪の毛のコシがなくなり、髪のボリューム感が落ちたように感じられます。
さらにこのままヘアサイクルが休止期に入ると、髪の毛が抜け落ちてきます。
出産の経験がある方は多くの方が経験されたかと思いますが、
産後の抜け毛もこの女性ホルモンのバランスが崩れ抜け毛を生じます。

3、毛髪機能の滞り

更年期頃から、少しずつ髪の成長期が減少し休止期に入っていきます。
1つの毛穴から生える髪の毛の本数が減っていくことで、頭皮全体の毛髪密度が減少してしまい、頭皮が目立ってきてしまうのです。

さらに、髪の毛の太さは30代がピークといわれています。
30代のピークを越えると、髪の毛は細くなっていく一方。
これも、頭皮が目立ってきてしまう原因の1つです。

4、血行不良

血液には、髪の毛が成長するのに必要な栄養を運ぶ大切な役割があります。
しかし、加齢や生活習慣などの理由で頭皮の血行が悪くなると、髪の毛に必要な栄養が行き渡らなくなります。
これが、新しい髪の毛が生えてこなかったり髪の毛が細くなったりする原因の1つです。

5、改善策

更年期によるヘアサイクルの乱れは完全に防ぐことはできませんが、少しでも、ヘアサイクルの維持につながるようなことを紹介します。

・ホルモンバランスの乱れに
ホルモンバランスの乱れには、ホルモン治療や、食事から女性ホルモンに似た成分を補うなどの改善策が挙げられます。
過去に「女性ホルモンを補うには?」という記事を書いています。
記事の最後にリンクを貼っておりますので、ご興味のある方はぜひ読んでみてください!

・血行促進に
血行促進には、マッサージや適度な運動が挙げられます。
ヘアセット時やシャワー時に頭皮をもみながら、頭皮の血行を促進することもおすすめです。
マッサージをする際は、摩擦を軽減するために育毛剤などで保湿をしながら行ってみてください。
最近では、自宅でできるヘッドマッサージアイテムが多く出てきました。
筆者もデスクワークの合間や仕事終わりにヘッドマッサージアイテムで頭皮をほぐしています!
すごくリラックスできるので試してみてください。
そして、寝る前のストレッチやウォーキングは、血流の促進をサポートします。

・髪に必要な栄養を
髪の成長にはタンパク質・ビタミン・ミネラルといった栄養素が必要です。
これらの栄養素が偏ると、髪の毛はもちろんホルモンバランスの乱れにもつながってしまいます。

6、おわりに

いかがでしたか?今回は、更年期と髪の毛の関係について解説しました。
髪の毛は、その人の印象を左右する大切なもの。
綺麗な髪は女性の象徴でもあると思います。
いつまでも若々しく、おしゃれを楽しみたいですよね。
この記事が、更年期に負けない若々しく健康な髪の毛を維持するための、参考になれば嬉しいです!



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