エステ事業がどこまでフェムテックに参入できるのかを考えてみた🤔
ちょうど1年前、GW明けぐらいの時に偶然昔住んでいたマンションのお向かいさんと遭遇。
彼女は、わたしが講師は絶対『助産師』じゃなきゃ嫌だと、ずーっと探し求めていた『助産師』だった😭
講座監修を必死に頼み込み、快く引き受けてくれたことは、今でも大変感謝しています。
そして念願叶って、エステティシャンやセラピスト対象の『女性ホルモン』講座を開催することができました。
あれから1年が経ち🤔
スクール卒業生のその後はどうなったかというと…。
月収3桁達成したスクール生もいれば、新たなフェムテック事業への準備をはじめたスクール生もいて、それぞれが知識を得て新たな道へ進んでいます。
いや、人生って面白い。
当時の講師(監修)の助産師とつくりあげた資料は、手探り状態の中で作りあげたものだったため、それが本当にエステティシャンに必要な知識だったかどうか🤔
まぁ、課題も山積みだったけれど、良い経験になったので、これから『オンラインスクール』を立ち上げようとしているエステティシャンやセラピストに伝えられることはいっぱいあります😌
やってみないと未来は見えてこない
やってみて少しずつ軌道修正しながら続けていくことが未来への近道だ
…ということを起業1年目で教わりました。
スクールもやってみて、何が求められているのかが見えてくる🤔
わたしの経験から得たものを今日は綴っていきたいと思います。
◾️エステサロンでは医療行為はできない
この境界線が微妙だと思っているのです🤔
最近増えてきている『婦人科系』のエステサロン。
この辺りが多いかなと
あ、ちなみにですが『膣専門サロン』は別にしています
『婦人科系』=『更年期』
更年期の症状を和らげて、カラダの不調を整えたい
このような悩みに対してのトリートメントといえば、ホットストーンと足ツボ
トリートメントと組み合わせるなら、よもぎ蒸し
エステサロンでできることは『治療』ではなく『予防』とか『症状を和らげる』までなんですよね
なので、医療で『治療』をしつつ、エステサロンで『症状を和らげる』という組み合わせが正解かと
または、更年期の症状は出ていないのだけれど、『もし、更年期の症状が出てしまったら🤔』の『予防』としてエステサロンを利用するとかね
エステサロンでできること、できないことがあるので、あくまでもお客様に『治療』だと勘違いされないようにしなければなりません。
『治ります』とか『完治します』とか、絶対言わないように🙅♀️
◾️エステサロンでできる『知識は治療』
前講師(監修)だった助産師さんが、わたしにいつも言っていた言葉があるのだけれど🤔
医療従事者側の考え方とすれば🤔
『知識』がなければ『相手の辛い症状を理解してあげることはできない』ということだ
当時のわたしは、史上最悪の『更年期症状の悪化』でボロボロだったので、いつもいつも心配ばかりかけていて、終いには説教されてしまった😂
それは、彼女もまた『辛い更年期症状を経験』しているからなのだけれど
知識は無知っていうじゃない?
『自分はまだ更年期じゃないから、その時になったら知ればいい』
当事者じゃないから、まだ知識は不要だと思っている人がほとんどだろうと思う
こうして綴っているわたしもその中のひとりだった
流石に38歳で若年性更年期障害に加えて、閉経と言われたら😨必死に調べようとすると思うかも知れないのだけれど、当時のわたしと言えば🤔
『治療すれば、子宮体がんのリスクが下がるんですね?』
じゃぁ、素直に治療しよう🤔
自分にとってのリスクが軽減される内容であれば、知識を得ようとするけれど、それ以外必要な知識はあるのかと🤔
むしろ当時を振り返ってみると、自分が知りたかった情報は『更年期』の専門的知識ではなく、事業主として『成功できるのか』
頭の中はそのことでいっぱいだったので、若年性更年期障害のことは後回しでしたね。
薬で症状が和らぐのであれば、それでいいっていうレベルでした。
実際、キャリアウーマン系の方々の大半がこの考え方ではないかと(30代は特に)
エステサロンにお越しのお客様はどうだろう🤔
そのためには、どうすればいい?
という情報が欲しいのだけれど、すでにSNSで出回る情報はお客様自身は調べているので、さらに専門的な知識を提供すれば、お客様の満足度がUPする
狙いはココ🫵
他の『婦人科系』サロンとの差別化を図るなら、『知識力』で勝負に出るしかないことに気づいているエステティシャンやセラピストは数少ないことは、実際このスクールの説明会を開催して感じたことでした。
SNSでほとんどの情報を仕入れることができる世の中なので、別にお金を払って知識を得ようという頭を持っているエステティシャンやセラピストも少ないです。
実際、カウンセリングやクロージングで大半が『その情報知ってるわよ』と言われてしまい、焦ってしまうというパターンも。
お客様の心理として🤔
プロしか知らない情報を聞きたい
なのに、巷に出回る知識を提供されても、『このレベルなのか』と思われて、次回来店に繋がらないケースも多々あることを知っておいて欲しいのです
◾️助産師がエステ事業に参入する時代
もうね、こればかりは勝ち目はない😂w
専門家がエステ事業に参入する時代ですよ
数年前から『妊活・不妊』系のエステ事業に参入しはじめている助産師さんが増えてます
もう、予約が取れないサロンも数多くあります(知っている限りでは)
1年待ちとか当たり前の世界です
エステティシャンが『妊活・不妊』サロンを運営するより、現場で培った知識や技術をもっている助産師のほうが説得力があるし、『専門知識』があるからこそ、お客様の『辛さ』をより理解してくれるという『安心感』
なぜ、助産師がエステ事業に参入するのか??
実際に『妊活・不妊』専門サロンを運営している助産師さんに聞いてみたところ、以下のような回答でした↓↓
助産院1本だと、経営が成り立たない😭
『妊活・不妊』専門サロンで、妊娠事例をつくりだし、助産院で出産してもらえたら🤔と考える助産師さんが多いらしい
実際、それで成功している助産師をわたしは知っています
あくまでも『妊活・不妊』専門サロンの目的は、『赤ちゃんを受け入れられるカラダづくり』のサポート😌
助産師兼エステティシャンでも、わたしのようなエステティシャンでも、目的は同じです🤔
だって、わたしたちは『医療行為ができません』から😌
同じエステサービスを提供していたとして、お客様は何を決め手として問い合わせるのでしょうか
もうお分かりだと思いますが🤔
専門知識があるかないか
助産師と聞けば🤔『専門家』とイメージができる
エステティシャンと聞けば🤔『美容家』のイメージ
妊活や不妊のイメージはないですよね
もし、そこに『助産師監修・妊活・不妊専門サロン』という名前が付いていたとしたら😳
行ってみようかな🤔と思うわけです
実際、エステの手技そのものが『婦人科医推奨』でエステ事業をしているところも存在します。
サロンの目玉として『婦人科医推奨』トリートメントと記載されていれば、その文字を見るだけで『婦人科系の悩み』に答えてくれるサロンなのだと想像できますよね。
どちらにしろ、医療とエステは共に協力していくパートナー的存在として、美容業界はどんどん進化しているというわけです。
◾️最終的にフェムテック業界で生き残れるのは?
フェムテックに対する専門知識があるかないか
今の時代に求められているニーズを理解し、そのための知識を習得している事業者こそが生き残れるとわたしは思います🤔
常にフェムテック業界の動向を追うことも大事です
それ以外に、自分のサロンにお越しのお客様が『フェムテック』に関心があるかどうか
特に『更年期症状が辛いのよ』という言葉が頻繁に出てくるお客様がサロンの6割を占めていたら、『更年期』に特化したサロンとして方向転換してもいいかもしれません
サロンにお越しのお客様の声こそが、あなたのサロンの強みのはずです
今、フェムテックがブームだからという理由で飛びついたとしても、お客様が全く関心がなかったら、意味がありません🤔
フェムテックは全ての女性にとって、健康なカラダづくりに必要な知識ではあるのだけれど、全ての女性がその知識を求めてはいません
関心があるお客様に正しい知識を伝えていけばいいだけのこと😌
まずは、あなたのサロンにお越しのお客様が『何を求めているのか』をしっかり引き出すことが大事です
そして、その声に応えることに全力を注いでくださいね😊
佐方ともみ
美容業界29年目 エステティシャン
IOB認定オーガニック専門家
食べて痩せるオーガニックダイエットBioeat(ビオエット)®︎協会代表
フェミニンケア×更年期プラクティショナー養成講座主宰兼講師