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解剖学実習(2004年)日記:3日目

アメリカでの解剖学実習レポートが続きます。
2日目はこちら

3日目。月曜日。
この日から本格的に実習が始まりました。

23 Aug, 2004
今日も雨。寒い。
初めてのWSCC。TRIMETで1駅。そこからbusで15分くらい? かな。
閑静な住宅街の中にあった。
まずは座学。
今日のターゲットとなるm. の解説をうける。
m. の名前を初めて英語できく。

午後、いよいよ解剖実習開始。
すごいところなのかと思っていたら意外と普通の教室にごろっと献体が置かれていた。思ったよりびっくりしなかった。薬品のニオイも。
ただ夢中にやっていると目が痛くなった。

実習が終わって帰り道。
雨がまた降ってきて、大雨の中歩いてGatewayへ。
途中、GOODWILLでお買い物。Jeansを買ったらホテルに着くころには、きていたjeansは水びたし。

部屋に帰っておふろに入って、ひとねむり後すぐ向かいのrestaurantへ。
明日の予習と今日の復習をしてお休みなさい…

相変わらずの雨降りでした。
人体解剖、というとホルマリン臭がひどいのでは?と不安だったのですが、意外と平気だったようです。すでにある程度の深さまで解剖をすませてもらっていた献体を、わたしたちが勉強したい箇所を少しずつメスで解剖させてもらいました。

メスはめちゃくちゃよく切れるのですが、単にザクっと切ってしまうとせっかくの献体を無駄にしてしまうので、慎重にちまちまと少しずつ解剖していきました。

解剖:dissection
dis+section、「セクション」に「分ける」、解体する
まさにこの言葉どおりの体験でした。

実習1日目は無事に終了。
雨降りにやられて、中古のジーパンを買ったようです。うっすらと記憶に残っていますが、履きこみが浅くて薄いブルーのジーンズだったと思います。自分に合うサイズのものをよく見つけたな、わたし。

m. というのはmuscle(筋肉)の略語。
○○筋、って何度も出てくるのですが、そのたびに「筋」と書くのが手間なので、「m.」で簡略化。便利です。
このほかによく使ったのは「l.」ligament(靱帯・じんたい)。「靱帯」なんていちいち書いていられないので、「ℓ.」はこの実習中よく使いました。

こづかい帳

Lunch $4.50
Tip $1.00
dinner 6.00
jeans $4.99

なんと!
初めてTipなるものが。1ドル。その前までは、チップ出してなかったのか、それとも団体行動で誰かほかの人が代わりに出してくれていたのかな。
1ドルの出費も記録しておくだなんて、、、(笑)

ほかに記載するほどの出費はなかったのでしょう。

この日から写真が激減します。
写真なんて撮ってる暇はなかったのですよね、きっと。

TOPの画像は、カレッジへ行く時に利用したバスの車内です。

4日目に続きます。


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