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教育学

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2020年10月の記事一覧

教育は暴力だ!!

FEIS運営の稲澤です。

今回は教育というものの本質について書いていこうと思います。

私のゼミの先生がいつも言っているのが、
教育とは必ず「暴力」になるというのです。

私は自分の中でその「暴力」を「強制力」として使っていたのですが、
これを少し説明したいと思います。

まず教育とは、学習者(子供・生徒)が何かしら(環境や人)からあるものを学ぶ過程にあります。
学習者は教育の中で、その何かしら

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子どもたちが自分で人生決めるために

FEIS運営の稲澤です。

今回お話したいことは、子どもたちを自由にのびのびと、自立した人に育てるにはどうすればよいかというお話です。

1998年に「詰め込み教育」が批判されてゆとり教育が始まったころから、
子どもたちが自分の人生を自分で決められるように、という願いを、
学校の先生だけでなく、保護者の方も持ち始めてきました。

そしてその一方、ゆとり教育は学力低下を招くということや、受験戦争の激

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教育用語の定義について

例えば、みなさんは「教育」「学習」「勉強」「成長」というこの4つの語それぞれに、明確な違いをつけて話していますか?この、似ているようでかなり異なる(漢字は一つも同じじゃない!)言葉を、きちんと使い分けていますか?

今回の話は、これらの言葉の定義を明確にして話そうということではありません。ここで私の言いたいことは、これらの定義の仕方が異なる人と出会った際に、皆さんがどういう反応をとるのかという点に

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自己紹介

はじめまして。FEIS運営の稲澤と申します。

大阪大学人間科学部の2年生です。

心理学を学びたいと思って入学したのですが、
大学の授業と高校までの授業のギャップに愕然とし、
そのままいろんな縁もあって、現在は教育を専門に学んでいます。

しかし、学んだことを学んだだけでは意味がありません。

社会に反映させなければ、社会は変わりません。

教育を変えるためには、ただ教育を学ぶだけではなく、

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「教育に関する議論を考える」

教育は誰しもが受けてきたものです。人が成長する限りそこには必ず教育はついて回ります。

その受け取り方は、人の数だけ存在します。それは教育を受けてきた学校の特徴や個人の学力だけでなく家庭の経済状況、住んでいたところの土地柄など、様々な要素が含まれています。また、親や学校の先生、お役人さんや地域の住民など、立場によっても教育への考え方は異なります。

そんな多様な教育観を持った人たちが、一口に「教育

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