教育は暴力だ!!

FEIS運営の稲澤です。

今回は教育というものの本質について書いていこうと思います。


私のゼミの先生がいつも言っているのが、
教育とは必ず「暴力」になるというのです。

私は自分の中でその「暴力」を「強制力」として使っていたのですが、
これを少し説明したいと思います。


まず教育とは、学習者(子供・生徒)が何かしら(環境や人)からあるものを学ぶ過程にあります。
学習者は教育の中で、その何かしらによって、自分自身の価値観や考え方が変わります。ということはつまり、学習者は教育によって、自分自身を作り替えているということなのです。


これを教育者(親・先生)の立場から考えます。
教育者は学習者に、「こうなってほしい」という願いをもって、教育します
つまり子供を、「こうなってほしい」という像に、強さはどうであれ、近づけようとします。

これが「暴力」あるいは「強制力」の正体です。
ここで注意しておいてほしいのは、この「暴力」あるいは「強制力」は、
「こうなってほしい」という願いの強さにも、実際に学習者に働きかける強さにも、なにも関係なく暴力なのです。
教育とは「暴力」である。これは「ものは下に落ちる」というような、克服しようもない原理原則なのです。

この暴力性を理解したうえで、私たちは教育に関わる必要があります。
どのような暴力であれば、学習者がより育つかというふうに置き換えて考える必要があります。


今回はとても抽象度の高いお話でしたが、皆さん読めましたでしょうか(笑)
教育哲学を専攻する身として、もっと上手に伝わりやすく、抽象度の高い話を書きたいなと思うばかりです。

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