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■障害者・LGBTQ・女性。3周ぐらいぐるっと回って、 ダイバーシティ・マネジメントって何かを考えさせられた夜


昨夜は、米倉誠一郎教授の
ソーシャルイノベーションスクールCR-SISの講座でした。
取り上げられたテーマは「ダイバーシティ」
スピーカーとして
ミライロの垣内俊哉さん、
ニューキャンパスの杉山文野さん
テレビ東京キャスターの塩田真弓さん、
作家の乙武洋匡さんという
障害者とLGBTQと女性の論者の方々。

10年以上にわたり、日本の大企業で
ダイバーシティマネジメントの推進に
取り組んできたFeelWorks。
その代表の立場としていろいろ考えさせられました。
ダイバーシティマネジメントといっても、
僕たちが取り組めているのは、
女性、シニア、若手の育成や活躍が中心。
障害者やLGBTQの方々の支援までは行き届きません。
日本の大企業の多くも、雇用や人権啓発など
法令順守はクリアしていても、
女性の活躍もまだ道半ばのなか、
障害者の活躍やLGBTQの方の活躍までは
到底たどりつけていないのが現実でしょう。
バネルディスカッションで
特に障害者割引のお話で深く考えさせられました。
「民間企業であるならば、
健常者と同等のサービスが提供できないならば
割り引く合理的な理由となるが、
可哀そうだからという理由ではうまくいかない」
「関西では障害者1割引きのタクシーがあるが、
 個人負担にさせられるため、乗車拒否が減らない。
 会社負担にしても同じ。その割引は行政の仕事」
(垣内さん)
「ディズニーランドやディズニーシーは
 これまで障害者割引かなかった。
 それでも障碍者の多くは楽しめたからよかった。
 最近、障害者割引が導入されて残念だ」
(乙武さん)
このスクールでは高校生をはじめとした若い人たちの受講も多く
年配の僕としては、若者の学びの邪魔をしてはいけないと
控え目を心がけています。
かつ時間も押していたので申し訳ないと思いつつ
どうしても質問したくなり挙手せずにいられなくなりました。
「ふだん多くの企業でダイバーシティマネジメント推進に
 取り組んでいる立場からすると、
 配慮は必要だけれど単なる特別扱いはよくない
 となると、何をどうればよいかわからなくなるオジサンたちも出てくる。
 どう判断すべきでしょうか?」
すると、垣内さんは
子供時代、健常者とのかけっこでは勝ちようがなかったものの、
障害者の中では勝てた運動会のエピソードを披露してくださり、
活躍できる機会を用意することだと明言されました。
ナルホド!
重ねて、乙武さんは
機会を平等に提供すること、
平等とは全員に同じサイズのTシャツを配るのではなく、
一人ひとりに合ったサイズのTシャツを配ることだ
と比喩で答えてくれました。
ナルホド!!

やはり、ダイバーシティマネジメントとは、
一人ひとりが存分に力を発揮できる機会を創り出し
思い切って任せることですね。
決して特別扱いして甘やかすことではありません。
女性活躍も思うように進んでおらず
ミドル・シニアの活躍に関心が移ってきている
日本の企業社会。
障害者やLGBTQの方々の活躍など
まだまだ程遠いなかですが、やはり原理原則はここです。
いろんな情報インプットが刺激になり、

僕の頭のCPUの処理能力をオーバーし
煙が出てきましたが、3周ぐらいぐるっと回って、
ダイバーシティ・マネジメントって何か考えさせられた夜でした。
時間が押しているなか、
思いが溢れて質問とともに話し過ぎてしまい、
「まどろっこしい! 質問を早く!」と米倉教授に叱られました(^^|)。
この年になり、経営者稼業13年もやっていると
なかなか叱られる機会もないので、
これまた心地よい夜でした^^
米倉先生、素晴らしい学び夜を有難うございます!
すべては、日本の上司を元気にするために。

※備忘録は
「前川孝雄のはたらく論」
https://ameblo.jp/feelworks-maekawa/entry-12614071871.html

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