見出し画像

■曖昧なメンバーシップ型でも柔軟性を欠くジョブ型でもない第三の選択肢は?『「自営型」で働く時代』



リスペクトする同志社大学教授の太田肇先生から
最新刊を献本頂きました。貪るように一気に通読しました。
「精魂を込めた書き下ろし」とのこと。まさに!

快哉!

世は官民挙げて「メンバーシップ型からジョブ型へ」
大合唱が続いていますが、その安直さに警鐘を鳴らし、
第三の道筋を示した良書です。



僕たちFeelWorksも長年、企業内人材育成に従事するなかで
日本が過去に失敗した成果主義導入と同様に
ジョブ型礼賛の風潮に異を唱えてきました。



特に主要国と比して教育に予算を投じない政治・行政を
民間企業が肩代わりし若者を一人前に育ててきた
人材育成を放棄しかねないことに
強い危機感を抱いてきました。



若者が育ちにくくなることはもちろん、
日本企業の強さの源泉すら棄損しかねないからです。



一方で、メンバーシップ型のままでは
雇用・就業年齢が引き上げられ続ける中で
中高年人材の会社依存が強くなり、
キャリア自律できない課題も残ります。



では、どうすべきか。



若者の育成を除けばジョブ型も有効と感じていましたが、

太田先生の

・変化の激しい時代に柔軟性に欠ける

・イノベーションが生まれない

という慧眼には深く考えさせられました。



だからこそ、幅広くまとまった仕事に取り組む
自営型という提案に納得しました。



いみじくも僕も大学のキャリア授業において、
将来スモール起業が増えていく
と教え始めています。



これも、まさに太田先生の仰る「自営型」の働き方ですね。



経営者や人事責任者は必読です。

※備忘録は
前川孝雄のはたらく論



#ジョブ型 #太田肇 #自営型で働く時代 #メンバーシップ型 #上司力 #前川孝雄 #人材育成 #日本の上司を元気にする #人的資本経営 #働きがい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?