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もうあの音色が出せない…

日に日に良くなることを願い、もっと音を奏でていたいけど、それも出来なくなりつつある…

人生も黄昏時期に入ってきたのかも知れない…

マンション暮らしは、サイレントギター必須かな…

ギターの生音ほど自分の感情を映し出せるものはないのかも知れない…

どうやら素直に感情を現せる手段も失われてきたのかも…

あ~、もう両手の爪先が抗がん剤(分子標的薬)の副作用でボロボロになって、とうとうギターが自分の爪では弾けなくなった…

悲しい現実… 生きるためには捨て去るものも甘んじて受け入れなければならないのかも…

ギターを弾くための満足な爪がなくても、サムピックとフィンガーピックを使う方法も残されるけど、フィンガーピックは弦に当たった時の物理的な感触が嫌な感じがするのと、温かみの感じられないところが嫌いで、昔試した以降全く使ったことがない…

アルペジオも全てピックで弾いてみるか…
そう思った矢先に、今度は左手の指を動かすのに何だか妙な抵抗感…
だんだんと指の動きが悪くなってきたのかも…

人生、可能性があるうちに、その可能性に挑戦すべきだと、ずいぶん歳をとってから悟るというもので、若い頃を懐かしまないと可能性を閉ざした未来を明るく見れないお年頃になったのかも知れず…

まあ、ある意味、自分の夢を叶えるために故郷を捨ててきたのかも知れないし…
まだまだ夢の途中なので、おいそれとは故郷には帰れない…

鈴木康博さんは、わたしのギターの憧れだった…
やっぱり鈴木康博さんにはIbanez AR-550CSが似合ってますね…

なかなかIbanez AR-550CSは出回っていないので、わたしは中古だけどIbanez AR300CSを2本持ってる…

中古だけど2本とも良い音が出ます(^^♪

1本は弦を張らずにお飾りだけの状態だけど、ギターが自分の生活のそばにあるだけで良いんだよ…

まあピックを使えばストロークでは弾けるし、右手も速い動きは出来なくなったけれどメローなメロディくらいはなんとかなるだろう…

そうそう鈴木康博さんと言えば、わたしの中ではやっぱりこれかな…

そして再び生爪でギターを奏でられるように…

そして誰かの、いやあの人の記憶の1ページに…

パトラッシュもギターが弾けるらしい…
そのうち虹の橋の真ん中で、何か一緒に弾きますか〜♬
「にゃ♪」
その「にゃ♪」はYesの「にゃ♪」なのか、Noの「にゃ♪」なのか、どっちかにゃ♪

パトラッシュ上機嫌♬

仕方ない、わたしが福岡から転勤で東京に住み始めたときに友達だった奴を紹介するよ♬
そいつはFenderのTelecaster Thinlineって奴で、f字の穴の空いたナチュラルなボディで良い音を出す奴で…

1992年頃のわたし…

いや〜、今と随分違って痩せこけておりました…
でも中野区の小さな部屋でしたが、未来の世界に期待していた頃かな…

そう言えば、当時はこのレンズが大きいメガネフレームも流行ってましたね〜♬
西部警察の大門のグラサン風というか、落合信彦風というか…

今でもギターは新品同様にギターケースに眠ってる…
こればかりは生涯自分と共にある… 宝物なので…

ケースに眠る…

実は、このTelecaster Thinlineを入れたケースのカギが見当たらず、ここ2年ほどケースに入れたままになっている状態で…
今も新品に近いコンディションだと思う…

また虹の橋を渡る前に一度弾ければ良いのかも…

ギターが欲しいけど、もう弾けないや…
思い出にサヨナラを…


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