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いよいよ抗がん剤治療点滴…の巻(2023年2月7日)

朝が来た

なかなか寝れず、仕方なくiPad miniに入れているKindleで本を読みつつ、なんとなく2~3時間程度は寝れているのだろうか…

5時半には起きて、しばらくぼーっとして、6時過ぎに顔を洗いに行く…
電動歯ブラシも、いつも自宅で使用するものとは違うし、髭剃りにいたっては剃刀派なのですが、病院では電動シェーバーなので、これも慣れてない。むしろ電動シェーバーの方が剃刀まけしてしまう… なんだか口周りが変だ… 口周りの変な部分を仮に黒色で表現すると、志村けんの「変なおじさん」のようになるのかも… 

7時過ぎに、看護師さんから体温測定と血圧測定を受ける。いつもは朝の体温はわたしの場合高めに表示されることが多いけど、今日は36.5度とまともな数値でした…

朝食

物足りない気がするけれど、それでも残さず食べないと、抗がん剤の副作用で食欲も落ちるかも知れず…

超ショックではない朝食

個人的には、あまり朝食はとらないけれど、最近は血糖値対策で「リンゴ酢+納豆」しか食べない状態…
それでも夕食のボリュームが多いので、健康は保たれているけど、病院食は夕食もわたしにとっては少ないので、お腹が減りますね~♪

医師から

先生が病室に訪ねてこられ、もう一度本日の体調を聞かれましたが、異常ないことを告げると、先生から本日予定通りに化学療法を行う旨、告げられました。
いよいよ緊張しますね~♪

初シャワー

しばらく点滴用の針を刺すと、抜くことがないので、昨日の看護婦さんが気を利かして、今日の朝一番のシャワー室を予約していただいた。朝一番といっても9:20からだそうです。

朝食後にシャワーの準備…
といっても、パジャマとパンツを着替えるのみ…

と思っている最中に、9時からシャワーを浴びれることになり、この病院で初めてのシャワーになりました。シャンプーとリンス、ボディソープを用意し、ナースステーション横の棚からバスタオルとタオルを借り、いざシャワーへ… 基本的にユニットバスでした。

シャンプーができるとストレスはグッと減りますね~♪
制限時間は20分以内に決められているけど、10分程度でシャワー終了。
でも、正直シャワーが浴びれるとは思っていなかったのでラッキーでした(^^)v

シャワーの後に、洗面所に移動し、整髪料をつけドライヤーで髪を乾かしました。抗がん剤の副作用で脱毛になっても大丈夫なように、医療用の帽子を最初からつけておく作戦です。今はグレーの帽子ですが、職場復帰時は黒の帽子を予定しています。


永遠の精神年齢17歳の変なおじさん

こんな感じで、こころは既に副作用対策モードに対応。覚悟を決めた人間の判断って強烈…その意味では、これからの残り少ない人生も、あらゆる局面で「覚悟を決める」ことが襲ってくるのかも…

それから入院中は不織布マスクを二重にすることが励行されています。これは過去2回の入院でも同じでした。今回は1箱50枚分を持参しているので、余裕で2重に重ねて使用しています。それにしてもマスクの値段が安くなって、付け心地や肌触りの良いものが増えてよかったですね~♪

後ろ姿

今回の相部屋では、右窓側の人が呼吸器外科の手術のようで、まるでわたしが前回手術をした時と同じ光景をそのまま見ているかのよう…
違うのは、わたしの場合は、午前9時からの手術でしたが、この相部屋の人は午後からの手術のようです。きっと今日の夜はICUで過ごし、明日午前に車いすに乗って病室に到着かな~♪ デジャブ感…

そして呼吸器外科といえばY先生とT先生。今日もペアで患者のもとを訪れ、手術の成功と信頼感の高揚… 本当に立派な先生方です(^^)v

看護婦さんとも呼吸器外科の先生のお話で盛り上がり、Y先生の前の呼吸器外科の先生もひょうきんな性格の方だったとか… 伝統的にそのようなキャラクターの先生なのかも… T先生、どうする!?

いよいよ打つのか…

朝食をとり、シャワーも浴び、リラックスできたところで、いよいよ化学療法(抗がん剤治療)に入っていくことに…

前回の右肺上葉切除手術の時は左右の手の甲に点滴針を打たれたけど、今回は左手の手首より上の様子…

わたしは昔から肌が白いので、皮膚の上からでも血管が見えてしまうんですよね~♪看護婦さんが見立てた場所に針を刺され、わたし自身も痛さやしびれは無かったものの、看護婦さん自身が納得されなかったのか、その場所からの点滴はやめるとの判断…

あえなくこのようになりましたでござる… 大学病院だし、誰でもすぐにはベテランの域には達しないので、練習台になったのでした。わたしは何よりも経験が人を育てると思っているので、今日の経験が看護婦さんの未来に生かされると、とっても嬉しいです♪

失敗…

さて、しばらくたってから、今度はベテランの看護婦さんの出番。血管探しが上手くテキパキと左腕にササっと針を刺し、段取り良く点滴をセット… いよいよ始まりました。

腕を見て、昔スポーツ何かやってましたー?って話になり、実はわたしは中学生2年生で男子バレーボール部のキャプテンだったんですよ~♪ 背番号も相手の攪乱を狙って、わたしは背番号1番だけどセッターしてました。このころからスポーツでも、策士ポジションだったのかも… バレーボールは、当時、福岡市に新しい中学校が新設されて、3つの学区から生徒が集結し、当時部活命だったわたしも少しは高校受験に目覚めないといけないと思い、新しい中学校では部活をせずに、帰宅部として受験策士に明け暮れました… とはいえ、久留米高専に解答欄の記入ミスで落ちたことは、結構悔やんだかも… あっ、かなり脱線したようで、話をもとに戻そう…

本日の点滴開始直後
そして2本目

そして昼食

今日は点滴も長丁場… 点滴の途中に昼食。
今日の昼食は美味でした。いつもは昼食を食べない主義です。ただ前回の手術後もかなり体重が落ちてきていたので、急速化を減速させるために、そばやちゃんぽん等の麺類1杯だけ食堂で食べてましたが、それでも痩せていきましたね~♪
同時に前回の入院で、相部屋の糖尿病やそれとの合併症の人の悲惨さをみたので、糖尿病にならないように血糖値を気にするようになりました。
もしやこれは「肺癌ダイエット」、世間では言ってはならぬが、病気で体重が落ちるので、くれぐれもみなさん肺癌にはならないように、というか健康でいられますように(^^)v

点滴中の昼食

点滴続くよ

点滴も2液投入状態。点滴針に届くまでに、2つの液が合流するので、点滴針は1本だけでOKの様子。
それにしても、これだけの点滴の液体が、良く血管を通じて体内に取り込まれるものだと思う次第… 本当に不思議…

2本行っとく!
次から次に
次の次のものを写真に収めるのを忘れて、その次

抗がん剤を点滴するときは防護服

通常の点滴の場合は看護婦さんのユニホームのままだけど、抗がん剤を扱う時だけ看護婦さんも防護服を着用します。わたしの場合は、抗がん剤のメインとなる点滴は2回あり、その都度防護服をまとわられました。日本防護服コンテストなるものがあったら優勝しそうな看護婦さんたちです。

また、点滴の交換時には必ず看護婦2名で確認されていました。複数人で確認するって、人間の思い込みを排除する上でも重要なんですよね~♪ 日頃から習慣として励行されているって本当に立派です個人的には、この医療従事者の日常のマネジメントは一般企業にも十分見習うべき視座を与えてくれるんだと思っています。今でもこの辺の考え方の移植をされている人もいますが、まだまだ掘り下げられるところは多いですね。わたしがもっと生きられるのであれば、この辺のマネジメントをヒントに、人的資源分野に限らず情報の扱い方も含めたコンサルなどもできるかも…

この袋に今日のメインのシスプラチンが入っていました
この後もチューブに残った液を完全に体内に入れるために、
生理食塩水などの点滴も… 
もう点滴の写真を撮るのを、あまりの多さにやめました…

憔悴しきってお小水!?

さて、抗がん剤治療では腎臓への影響を回避するため、水分をたくさん補充して、利尿作用を高めています。わたしもそれ以外に、持ち込んだトマトジュースを飲んだり、炭酸水を飲んで、口からの利尿作用を後押ししていますというか、後押ししてる感じです。

それらを含めて、夕方近くになると、約1時間半間隔で1回450ml以上を複数回排出…

短い間隔で、こんなに出たのはお年頃を迎えて以来、初めてでした… お年頃といっても、FBもTwitterも永遠の精神年齢17歳で通しているので、やっと思春期になり…「ボコッ!」「バシン!」「ズボッ!」「パチン!」… わ、わたしが悪うございました… 嘘偽りはございません、永遠の精神年齢17歳で… 「まだ言うか!」… 

トイレには、お小水の量をはかるカップが置いてあり、それをもって実際の量をはかります。抗がん剤治療者は必ず便座のある方に入ることになっています。また、トイレが終わって水を流すときも、トイレの蓋を閉めてから2回流すように言われています。抗がん剤の成分はそれほど管理も使用もその後も扱いが難しいんですね… いろいろ勉強になってます。

2日目の晩餐

抗がん剤投与の日なので、まだ副作用は現れてこない様子… 気分も変わらないし、体調の変化も今のところなし…
夕食も食欲が落ちることなく戴くことができました。

今日の夕食

今日の傷跡

点滴の針は抜かずに、明日何らかの副作用時に、ここから対応する薬剤を点滴できるようにしておくとのこと。今回の抗がん剤は腎臓を傷める可能性があるので、利尿作用をもたらす点滴をする可能性もあるのかも…

あっ、病室に持ち込んでいるのは窓PC(Windows PCとも言う、マック派のわたしは敢えて窓PCと呼ぶ)で、夜中にキーボードを打っても、音がしにくいので選んだだけです…基本自宅ではMacBook Airを3台持ちして各部屋各々1台で使ってます。

点滴のあと

今日の最後に

今のところは副作用の自覚症状はありません。強いて言えば、両指が多少浮腫んでいるような感覚でグーチョキパーのグーをしにくいくらいかな~♪

自宅からカイロを持参したけれど、今回は部屋が暖かいので、必要なかったかも…

今回は自宅から入院用の小型のタイマー付き置時計(昔から出張の時に必ず持って行った置時計で980円の安いもの)を忘れたことに気付き、持参した個人スマホの1台は、完全に置時計化状態。もう2年使用しているから、次のiPhoneのモデルがでたら、今のスマホ関連を見直して更新かな~♪

そんなこんなで入院2日目も終わろうとしている…

やっぱり外が見えないと、時計があるにせよ一日の感覚が掴めないかな~♪

明日に副作用が出ないことを祈るのみ…

まだ早いけど、おやすみなさい♪


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