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ビジネス・エシックス遥かなり

「ビジネス・エシックス」に関しては、日本の大学でもまともに講義が成立しているのは少ないのではないかと思いますね~♪

社会人経験のない学者だと、理論に染まってしまい、その実態のようなものに関して希薄さがありますし、何より組織の中にどう、それらの意義を浸透させていくのかという点で、簡単に思っている人が多すぎる…

社会人出身教員は、弁護士さんだったり法関係の人が多かったりしますが、関係法令やルール、コンプライアンス体制や制度など、また、実例の法的解釈などには精通しているけど、組織内で実際に体制構築を含め関わった人は意外に少ないのも実情かと…

また他の社会人出身教員には組織の担当責任者だったりする人が多いけど、命令はすれど自分で汗を流していない人が多く、厳密にどうやったかを問いただすとはぐらかす人が多いですね~♪

日本では長年にわたるデータ不正案件がここ数年連続して発覚していますが、そういう企業でさえホームページなどを拝見すると、規程やルール、コンプライアンス施策などは充実しているわけで、結果的にそれらの充実だけでは対応できてないということ… 実態に即した面からの考察が少ない現状は否めないですね~♫

まあ、企業の外からあれやこれや言うのは容易いけど、組織内での実態までは外部からは見えないことが多いですね…

組織を本当の意味で倫理的に確立するためには、もう企業文化というか組織文化を変革するようなところまでやらないと無理だと個人的には思っています。そのためにはかなり組織内の反発がありますが、それを制する人がいない組織が多く、カタチだけのルール徹底や、カタチだけのコンプライアンス制度でとどまってるって感じですね~♪

まだまだビジネス・エシックスに関しては、多くの視座と研究、考察に時間がかかりそうですね…

(以下、参考)
企業文化や組織文化の変化を加味したコンプライアンス施策の一つのあり方として、価値共有型というモデルがあります。これまでは、普通のコンプライアンス施策を、その特徴からコンプライアンス型と価値共有型に分けて認識することが多かったと思います。

つまり最初から価値共有型を目指したモデルの提唱は少なく、それを提唱し、かつ実証している内容に、以下の本があります。

この中の、第6章~第8章までに、価値共有型の倫理施策のモデル化とその導入、実践までが書かれています。

本当に企業不祥事を無くしたい組織があるのであれば、一読してみいてください。

既に国内12組織、海外2組織での導入実績もあります。


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