【HSP】環境の変化は思ってるより危険!!
3年ほど前からだろうか。
急に体調が悪くなるようになった。
手の震え、吐き気、頭痛、めまい、貧血のような不快感、冷や汗、動悸といった症状だ。
夜中寝ている時、電車に乗っている時、車の中、買い物中。
それは突然やってくるのだ。
最初は原因が分からなかった。
たまたまその時調子が悪かっただけだと思った。
病院に行ったこともあるが、特に異常はないと言われるのがオチだった。
今思えば、きっかけは3年前に地元を出て彼(今の旦那さん)の地元へ越してきた事だったのではないかと思う。
九州から関西への大移動だ。
もちろん国外へ出た人と比べればちっぽけだが、引っ込み思案だった私からすると「大移動」だったのだ。
体調が急変して困った経験は、一度や二度ではない。
本来、体調など滅多に崩さなかった私が、
「また急に気分が悪くなってしまったらどうしよう」と怯えて生活するようになった。
特に、人と出かけた帰り道や仕事が休みの日など、ホッと気が抜けるタイミングは気をつけねばならない。
思えばその頃私は、慣れない仕事に知らない土地での生活、知らない人達との人間関係に必死だった。
頭ではなんて事ないと思っていたが、実は思いっきりダメージをくらっていたのだろう。
あまりの体調の変化に、自分でも戸惑うくらいだった。
メンタル系の病や自律神経系の病は沢山あるが、私は病院にも行かなかったので医師からの診断も受けていない。
だからあえて、その類の病気の話はしないでおく。
※体に異常がある場合もあるだろう。上記の症状に思いあたる方がもしいたら、まずは医師の診断を受けてほしい。
自分の異変に気付きはじめた頃、ちょうどHSPというワードに出会った。
まぁ、上記のような体調不良はHSPの持つ特徴とは少し違うかもしれない。
だが、自分の複雑すぎる思考や過敏するぎる感性をはっきりと自覚し始めたのがこの頃だったのだ。
ただでさへ刺激な敏感なHSP。
そんな私が、急に知らない土地で知らない人達に囲まれて、やった事もない仕事を始める。
新しい事を吸収したり慣れるのに必死で、自分が疲弊している事に気がつかなかった。
恐ろしい事にあれだけ体調を崩していても、頭では「問題ない。大丈夫。」だと思っていたのだ。
自分が見えないストレスに潰れそうになっている事を自覚し始めたのは、
眠れなくなり、体重は落ち、あばらは浮き、食欲もなくなってからだった。
私は、いかに自分が辛い思いをしたかを話したいわけではない。
「環境の変化は舐めてはいけない」
「身を滅ぼすまで自分の疲弊に気付かない事は危険だ」
と伝えたい。
特にHSP気質を自覚している人へ。
HSPは「我慢している自分に気づかない」傾向があるからだ。
自分のSOSに気付いてほしい。
気づいたら、立ち止まって休んでほしい。
とはいえ、「休む」事が極端に難しくなった世の中だ。
立ち止まって休むなんて簡単ではないだろう。
だから小さい事でもいい、
休みの日にしっかりと自分を労ったり、甘やかしたり、
頑張るのをやめてみたり、そんな事でもいい。
「自分を一番大事にして欲しい」
誰に何と言われようと、守るべきはまず自分だ。
その感覚をしっかりと持って生きる事が、大切だと私は思う。
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