「あなたは本当に大丈夫??」これからの理学療法士のありかた
こんばんは。
今日から月曜日ですね(もう終わるけど)。今週も頑張っていきましょう!
さて、今回はお話したいのはみなさんご存じコロナウイルスにより我々理学療法士に対する影響や、それに対して我々は今何をすべきなのかを自分なりに話していこうと思います。
コロナウイルスに対しては様々な見解があるのは理解していますので、一個人の見解としてご理解お願いします。
まず、一番に言いたいのが、臨床の現場でコロナの患者さんに対応しているお医者さん、看護師さん等多くの医療従事者の方本当にありがとうございます。
我々以上にコロナにかかるとてつもない不安を感じながら毎日本当に頑張ってくれています。ありがとうございます。
まず今回の話を進めるうえで以下のことを念頭に聞いてください。
コロナに感染してしまった患者さんにとってやはり重要度の高い医療職はお医者さんと看護師さんだと思います。そう我々理学療法士はぶっちゃけ関係ないです。
コロナ罹患者が理学療法士に対して高いニーズを持っているかというと恐らくそうではないでしょう。
現在コロナ患者の受け入れをしている病院では本来の病床数を削減して、あるいは使える範囲の病床を感染のリスクがあるので一般の患者さんには使用しなかったりという状態です。コロナ患者の対応が増え続けており、医療体制は手一杯です。
合わせて、コロナの危険があるからと外来でリハをしに来る人はかなり減っているでしょう。
そもそも人が多く交わるリハ室にリハをしに行きたくないと思う人も大勢いるはずです。
そうなると、どうなるでしょう。入院患者数が減る。リハをする対象者が減る。
リハをする人が減ると当たり前ですが、リハでの収入が減ります。病院経営も基本はビジネスです。
リハはそもそもの単価が高いので、ここでの収益が減ると経営者は頭を抱えます。収益が上がらないと倒産するからです。
病院の収益が減ると経営者は何をするでしょうか?
そう。いらない職員のリストラです。これは一般企業と何ら変わりません。
では、病院にいる多くの職員の中でだれをリストラするのか。
結論から言います。理学療法士です。
え??OTやSTも同じリハ職だから危険なんじゃないの?と思う方もいると思いますが、リハ三職種の中で間違いなく理学療法士が一番危険です。
先ほどもお話ししましたが、コロナ患者が増えれば増えるほど病院という会社のなかでリハビリの売り上げは減っていきます。
売り上げが出せない事業(リハビリ)しかできない授業員(リハビリ職種)を雇用しているだけお金の無駄です。切られますね。当たり前のです。
ではなぜ理学療法士が作業療法士や言語聴覚療法士と比べて職を失うリスクが高いのか。
例えば回復期リハビリテーション病棟なんかの病棟基準があります。お勤めの方は聞いたこともあると思いますが、その病棟における医療体制が整っており、質の高い医療を提供すればするだけ、患者さんからお金をたくさん取れますよ。という制度です。
そして、この病棟基準は6段階に分かれますが、たくさんお金をとれる(経営的にはおいしい)上位二つのランクの基準として、PT,OT,STのリハ三職種の設置が条件となっています。
いま日本のリハ三職種のなかで一番有資格者数が多いのは理学療法士です。ということは、そもそもの数がPTより少ないOTやSTは組織にいるだけで病院の収益に直結します。
経営者はそれなら余分に雇っていることだし理学療法士を切ろう。となるわけです。もちろんPTの中でも使えないPTから切られます。
とここまでは、少し重い話(僕は十分あり得る話だと思っている)をしました。では、「じゃあ僕らはどうすればいいの?首切られるの待つしかないの?」という方に対して、いま我々がやるべきことを僕なりに考えたのえお話しします。
まずは、当たり前ですけど感染対策はしてください。これに関しては当然なので省きます。
とにかく大切なのは、今の社会情勢やコロナに対するニュースに対してアンテナを張りとにかく情報収集をすることです。情報は武器です。例外はりません。
とにかく情報を集めてください。情報がないと歩みだせません。
そして、これから社会には大きな変化が訪れます。これは間違いないでしょう。今回のコロナの影響で多くの企業が倒産し、多くの方が職を失いました。
働き方もリモートワークなどのオンラインが一気に普及しました。
よくコロナが収まったら○○しようね!というような話をする方がいますが、もしコロナ終息したとしてがそれ本当にできますか?
はたして今までと全く同じような世の中に戻るでしょうか。
僕は新しい社会がやってくると思っています。
もちろん内容によってはコロナが終息したら出来ることもあるでしょう。
ですがコロナ落ち着いたら新しい服買いに行こう!と思っていても、今回のリモートワークやオンラインサービスの普及によりって、もう小売店で洋服を販売しなくても、オンラインでも十分有益を出せるかもしれません。
もし企業側がそのように判断すれば究極店舗をなくしてしまう。なんてことがあるかもしれません。
大げさと思う方もいるでしょう。大げさに構えるくらいでいいと思います。そのくらいの危機感を持ちましょう。
今回のコロナショックで多くの企業がダメージを負いました。しかしその中で生き残った企業もたくさんあります。
これからは、この時代を生き残った企業は成長していくでしょう。中には元々オンラインサービスをメインにやっていた企業もありますがそれは相性が良かっただけの可能性があります。
では、それらの企業はなぜ生き残れたのか、答えは「時代に柔軟に対応したから」だと僕は考えます。この数カ月で社会は大きく変化しました。社会の求めるもの、つまりニーズが変化したのです。今も変化し続けています。
この社会のニーズをいち早くキャッチし実践すること。これがいわゆる『柔軟性』です。
では、これは企業だけにおける話でしょうか??
答えはNOです。これは我々理学療法士にも言える話です。
我々理学療法士の多くは、目の前にいる患者さんの身体機能を評価し、どのような治療が効果的なのかを考えそれを実践する。ということが多いと思います。
ただこれからは目の前の患者さんに今まで通りに触れて、見て、運動してというのが出来くなってくるかもしれません。
その時我々理学療法士は何ができるのか、深いところまで考えていく必要があるともいます。
考えることは、患者さん一人一人違いますし、PT一人一人の環境も違います。なので、自分の今の状態で何が出来るのか、何をすべきなのかは自分にしかわかりません。
例えば外来の患者さんを訪問で対応するのか、ビデオ通話でリハをするのか、YouTubeに自宅でできる運動の動画をアップするのか。病院で生き残るために自己研鑽をし、知識や技術をみにつけるのか。
これは自分にしかわかりません。
今の自分に何ができるのか、何をすべきなのか今一度考えてみてください。
答えは出ないかもしれません。ただ、考えることが大切だと思います。
まずはとにかく情報収集から始めてみてください。
やった人が生き残ります。今だけの話じゃないです。
それではまた!!みんなでコロナを乗り越えましょう!
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