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【インタビュー#1】空の上の、安心とくつろぎの時間をつくる仕事┃客室乗務員(フライトアテンダント)


FDAプロフェッショナルズとは?

FDAの安全で快適な運航は、多くのスタッフの力が結集して遂行されている。地上から空の上まで、自らの役割を誇りをもって全うしている彼らが、
何を大切に思い、どのようにFDAらしさを体現しているのかを探るインタビュー企画『FDAプロフェッショナルズ』の第1弾(2019/7/1時点)。

今回は、客室乗務員の渡辺さんに密着しました。

「限られた時間のなかで、どれだけお客さまの心に寄り添えるかが毎日の課題です」

午前8時20分、快晴の静岡空港から、出雲行き181便が離陸した。窓から遠くの富士山の白い頂に見入っていると、渡辺さんのアナウンスの声が機内をゆるやかに流れてきた。地上でのブリーフィングの様子とは違う、やわらかなトーンだ。

搭乗前の地上でのブリーフィングは約1時間。まずはFAふたりで、そのあと機長主導で。

通常、FDAの客室乗務員は2名体制。渡辺さんはそのチーフである、先任客室乗務員を務める。機内後方に位置する後輩FAと、機内電話でやりとりし、視線を交わし、手でサインを送り合う。お客さまの様子を前後から見守りながら、静かに業務は進んでいく。

機内では、FDAのルーツ、静岡県産のおいしいお茶とチョコレートなどがサービスされる。
なごやかな会話もはずむ、ほっとする時間。

そして、飲み物のサービスに入ってからも、左右のお客さまひとりひとりに声をかけながら、ゆったりとトロリーを進めていく。「お飲み物は、いかがでしょうか」「ごゆっくりお召し上がりくださいませ」というやわらかい響きとともに、初夏ならではの、静岡の新茶のサービスや地元のパンが手渡しされるうちに、心がほっこり、ゆるゆると溶け出していく。

小型機なのに、意外なほど気分がゆったりするのはFAたちのこんな、心にそっと触れてくれるようなさりげない仕事がつくり出しているものだと思う。

お客さまの安心、安全を「どんなときも平常心」で

とはいえ、FAの任務の第一は、お客さまにほっこりゆっくりしていただくこと、というより、まず安全に乗っていただくことだ。機内サービスを始める前に、渡辺さんは一度、通路をすべるように最後方まで歩き、また戻ってきた。ほんの数分だが、お客さまの機内での過ごし方を拝見しながら、心の声を「自分からキャッチしにいく」のだという。

通路を歩きながら、左右をさりげなく見渡して、目配り、気配り。
お客さまの心の声に耳をすませる。

渡辺さんは、じつは前職が看護師だ。だが、中学時代からの、空の仕事に就きたいという気持ちが捨てきれず、そこから改めてチャレンジして、念願の仕事に就いた。「お顔の表情だけでなく、ズボンの裾からのぞく足元のむくみまで、つい気になってしまうんです」と苦笑するが、こまやかな見守りは、間違いなく前職の賜物だろう。

「初めてFDAに乗られる方、小さいお子さまからご高齢の方、持病をかかえている方も乗られます。私たちは、いわば困ったときの保安要員。プロとして、いちばん大切なのは、いかに安心して乗っていただけるか。小型機でお客さまとの距離が近いからこそ、気づけることも多いはず。そこからでないと、信頼も親しみやすさも生まれないと思うんです」

そのために渡辺さんがいつも自分に言い聞かせていることがある。それは「どんなときでも、平常心」。緊張感なくして、お客さまの安全は守れない、だからこその「平常心」だ。

2便目の仙台行きは、着陸時に揺れる時間がしばらく続いた。が、渡辺さんは「大きく揺れましても、飛行機の安全性に問題はありませんので、ご安心ください」と一度、穏やかにアナウンスしただけで、静かに機内全体を見守っていた。時折、後方まで視線を投げつつ、さらにやわらかな表情で。そこにプロとしての誇りを見た気がした。

搭乗前、着陸後の機内点検から清掃まで、機内統括責任者として秒刻みの仕事が続く

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FDAは「地方と地方、人と人を結ぶ」をコンセプトにしているリージョナルエアラインです。従来の大型機主体・拠点空港中心(ハブ&スポーク方式)とした形態とは異なり、新たなビジネスモデルに挑戦をしている航空会社になります。

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