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【ドイツ語】フランクフルトの印象的な切妻屋根(ドイツひとり旅) #502

※ 音声はコチラ↓ 

Hallo zusammen!
Mein Name ist Hiromi Shirai.
『白井博士のドイツ語講座』へようこそ。
白井宏美です。


stand.fm の音声と note でのスペルや書き起こし、この両方を使っていただくと効果的です。


先月から新シリーズ:ドイツひとり旅が始まりました。

前回の第501回では、朝食ビュッフェに関する表現のまとめと補足をしました。 


1.場面説明

朝食ビュッフェを十分に楽しみ、お腹もいっぱいになりました。部屋に戻って少し休憩したあと、フランクフルトの町を散策します。まずはレーマーベルク広場 Römerberg(市庁舎広場 Rathausplatz)にやってきました。木組みの家が広場を取り囲んでいます。特に3軒並ぶ切妻屋根(Staffelgiebel)の建物が印象的です。この建物は、かつて貴族の別荘でしたが、1405年以来フランクフルトの市庁舎として使用されていたとのことで、中を見学することにしました。

Römer (Rathaus) am Römerberg
引用 https://de.wikipedia.org/wiki/R%C3%B6mer_(Frankfurt_am_Main)


2.使えるドイツ語表現

そこで今日の表現です。まずはどのような意味推測しながら発音しましょう。

Wo ist der Eingang, um das Innere zu sehen?

Nehmen Sie den Weg auf der linken Seite und gehen Sie in Richtung Innenhof.

3.単語の説明

der Eingang は「入口」、das Innere は「内部」という意味です。
die Richtung は「方向」、der Innenhof は「中庭」という意味です。
今日の表現は「内部を見るための入口はどこですか?」と聞いて「左側の道に入って中庭の方向へ行ってください」と教えてもらったものです。

4.文法の復習

今日の表現に出てきた【um + zu 不定詞】は「~するために」という目的や理由を表すことができます。
「zu 不定詞句」が副詞的な使い方をされるもので「zu 不定詞句の副詞的用法」と呼ばれます。
語順は、前置詞を「zu 不定詞句」の先頭に置いて、zu 不定詞を最後に置くことも忘れないようにしましょう。

「zu 不定詞句」の副詞的用法については第391回から401回で説明しました。

5.背景説明

切妻屋根の3棟は旧市庁舎で、2階のみが一般公開されています。神聖ローマ帝国皇帝の戴冠式と祝宴が開かれた壮麗な皇帝の広間(Kaisersaal)があり、52点の皇帝肖像画も鑑賞することができます。

この内部への入口は正面ではなく、少し分かりにくいところにあります。そのため、今日の表現を使って誰かに聞いてみてください。答えも想定して発音練習しておくと聞き取れるようになりますよ。


それでは、また明日。
Bis morgen.
Tschüs!



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