ゼロから生み出すことの面白さ
コロナ禍に趣味がこうじて同人誌/ZINEを作成しました。
2年間で発行したのは9冊。文学フリマや二次創作イベント、オンライン通販をあわせて1,000部ほど販売しました。発行部数に対して90%以上さばけたので個人的には合格ラインかな。肌感覚だと、二次創作でファンが少ないジャンルは10部売れればいいほうだし、逆に最大風速が出ているジャンルだと平気で数百部売れることもある。オリジナル・一時創作がメインの文学フリマはまったく部数が読めない!でもそこが楽しい。
通販方法も企業の倉庫を借りる、自家通販する、匿名通販にするなどやり方が選べます。倉庫預けにすると包装から配送まで全部やってくれるから超便利らしい(その分手数料がかかかる)私は匿名配送が可能なヤマト運輸ネコポス便を愛用中。すべてのロジスティックスに感謝!
小説本サイズが好きだけれど、どうしても高くつくので最近はB6や新書サイズも活用しています。初回からお願いしているのはしまや出版様、ねこの従業員がたくさんいるのと初心者でもつくれる文芸セットページがあるから。小説・評論同人誌をつくるならもっとお安くできる印刷所はたくさんあります。でも、原稿テンプレートや誤字脱字チェック、オンデマンド表紙の選択肢を考えるとしまや出版さんがベスト(個人の感想です)それなり原価がかかるので黒字を出すのは難しい。イベント出展費用や交通費もあるし。大人気の覇権ジャンルで1冊数百部とか売れないと無理だと思う…。まあ利益出すためにやってるわけじゃないので。趣味だからお金を使っている。ジャンルにもよりますが、極力ダウンロード版はつくらない、黒字は出さないなどの内輪ルールがあることも。この辺はグレーゾーン。
最初は自分だけの物語を物理本にしたい!と思って作り始めたものの、友人に読みたいといわれてオンライン掲載→やっぱり本でほしいとリクエストあり→じゃあちゃんとイベントでてみようかな→即売会でお披露目→楽しい!というループにハマりました。文学フリマもSNSで全然告知できてないのに、その場のポップみて買う、サンプル読んで買う、みたいな事象が起きるので面白い。
もし受かったら12月の文学フリマでクィア映画本のVolume.2を発行します。
Volume.1も再販するのでこの機会に手に取ってくれるひとがいれば嬉しい限りです。
表紙はUnsplushより
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