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女体の神秘

壮大なタイトルをつけてしまいましたが、ここ数日の心と体の変化について述べたい。


恋人タミオ君に対して

この人は私と結婚する予定の相手
結婚を前提に二人暮らしを始める予定の相手

だと、単純明快に認識していた私も
ピルの休薬期間を経て生理が来ました。

クヨクヨがキラキラに変わりました。
不思議だよね女体って本当に。

わかっちゃいたけど痛み止めが効かないレベルのものすごい頭痛と、痛み止めが効く程度の生理痛と約3日間共存しながら、色々と考えた。


結局のところ自分の方が焦っていた結婚について

結婚を焦っていたというよりは
結婚を目標とするかどうかの答えを欲していたというか。

結婚を早く決めなければならないと思っていた理由は
年齢的体力的病的な理由からくる、妊活の要否について。


きっと私はどこかで
子供はいらない・作らない という結論を出したくて
それが決められないことにより
結婚を急いだほうが良いのかどうかも決められないことに勝手にもどかしさを感じていただけだった気がする。


同棲するかしないかの話だって

一緒に住もうと言ってくれた恋人の言葉に嘘はなかったと思うけど、「一緒に住みたいかどうかを考える期間」として、現在実家住まいのタミオ君が一旦まずは家を出て一人暮らしをしてみる という流れの念押しにより

「一緒に住みたい」も「結婚したい」も全部嘘だったのかこの野郎~バカタレ~と私が勝手に落ち込んで悲しんで、すべてをPMSのせいにするという話だっただけなんである。


だけ だと思いたくないけどきっとそう。


多分男ってやつは(言い方に語弊がありますがお許しください、世の中の男性全員がそうだとは思っておりません)


自分の心の中に描いた【二人の】理想や希望が、好きな女を前にすると思わず口に出てしまい

その言葉には決して嘘が含まれているわけではなくても

時を経て冷静に考えたら
離れて冷静になったときに同じことを考えたら
【一人で】自分のしたいことや考えていることが脳みその大半を占めていて


『あ、ちょっと待って、そんなつもりじゃ。』


みたいなことになるんじゃなかろうか。


そのカラクリを女である自分の脳みそにも組み込んでおくことにより
「これはあくまでも ≪今の≫ 気持ちだ。」と一旦クッションを挟むことができて、相手の言葉を過大評価する恐れがない。


お互いが歩み寄るための、技 だと思えばいい。


*****

例えば「一緒に暮らそう」と言われた場合。


「うん!じゃ二人で住む部屋を探さないとね!」って即座に吉方位を調べたり二人暮らし用の部屋の間取りなんかを相談しちゃうもんだから

「いやいやちょっと待って今すぐじゃないよ」と言われ

すべてを過信している女性は
「一緒に暮らしたいわけじゃないんだ・・・(絶望)」

という
男性からしたら 全部ぶっ飛んでるな、1~10まで説明しなきゃならんのかお主は!って話になってしまい

男性脳で考えていた「一旦は僕が一人暮らしをして、そこに通ってもらえる状態にして、お互いの家を行き来することによって一緒に暮らしたいと思えるかどうか決めようね」 というプランを
逆にこっちが無視したような結果に陥ってしまう。これは罠だ。


女性としても決して無視はしていないので
「それならそう言ってよ・・・」ということになる。



生憎、我々の場合は事前に男性脳の中身についても話をしており(タミオ君が日頃からありとあらゆることを口に出してくれる性質だからありがたい)私もその部分については理解していたつもりだったのに

いざ念を押されてしまうと
私が勘違いして突っ走っていたような気持ちになって
一気に悲しみと情けなさに苛まれてしまった、というのが以下の投稿です。

※実際の私はタミオ君の発言に食いついたりはせず
 ポロポロ可愛らしく隠れて涙を落として
 自分の勘違いを謝ったというハッピーエンド?です。


要するに、タミオ君は1ミリたりとも悪くなかったので

私は自分自身がPMSを超えて冷静な人間に早く戻れるように
タミオ君がいない状態の日常をもっと楽しめるように
自分なりに色々と考えて思考回路をプラスに持っていくように努力をした。


自分がnoteに日記として思いを綴ることによって

いろんな人の日記を読み漁って、いろんな人の経験や思い出に触れて自分と重ねてみたり、全然違う価値観を知ってみたりすることによって

想像以上に気持ちの整理ができることも知った。



その結果

一緒に住んでいなくても、私の家にタミオ君が通ってくれているこの日常も幸せに溢れているし、四六時中一緒にいなくてもお互いの気持ちが繋がっている実感だってある。

逆に四六時中一緒にいないからこそできることもあるし、一緒にいられる時間を 離れている時間があるからこそ大事にできる。


結婚なんて、所謂ステータスであって
自分が【結婚している】という現実はとても自信にはなるのかもしれないけど、結婚は自己肯定感を上げるためにするもんじゃない。

いつかその時が来れば嬉しいな、とは思うし
その相手がタミオ君なら幸せだな、とは思うけど

急いで籍を入れたいわけでもなければ、失敗したくないという気持ちもある。失敗しそうだと思ってるわけでもないけども。


とりあえず

長らく彼氏もいなかった期間に
世間一般からの哀れみの目を本能的に感じ取っていた日々と比べたら

この年で結婚してなくても
【結婚を視野に入れてお付き合いをしている人がいる】という事実が、こんなにも私の心を穏やかにしてくれるのか と驚いているよ私は。


私は現在、恋人としてタミオ君がそばにいてくれることに「幸せ」を感じている。

そのことを、忘れてしまっていた。


今それ以上の何かを手に入れたいかと言ったら

正直、この幸せが続いてくれる以上の要望はないな、と素直に思った。




その気持ちに嘘はないけど

そう思えたのも
もうすぐ生理が終わるから かもしれない。


嗚呼。



でも冷静に考えてさ、俺たちもうすぐ40だぜ。

【一緒に住みたいと思えるかどうか】なんて、判断するために時間をかける必要はあるんか?

なんなら時間はかけたっていいけども
一旦実家から出て「一人暮らし」する という工程を挟むことに、どれだけ意味があるんか?


一人暮らしってお金がかかるんですよ。

私の場合初期費用云々で30万ぐらいかかったかな。
インテリアの統一に拘らず たくさんの家具家電を恵んでもらったし、それでも買わなきゃ足りないものは、とにかく安値 という部分に重きを置いた。

それでもそれぐらいかかるわけなんですよ。


いずれ一緒に住むことが前提で、二人で住める部屋を探して先に出る のと
一緒に住みたいと思うその日まで、一人暮らしをお互いにする のと

どっちが勿体ないのか冷静に考えてほしい。


まだ20代前半ならまだしも、もうすぐ40だぜ。
同棲したいと思うかどうかなんて言ってないで、結婚してもいいかどうかのジャッジをするために同棲しやーええんでないかい、と私は思ってしまう。


実家から一度も出たことのないタミオ君が【親元離れて暮らした場合の苦労を味わう機会】というのは、人生経験としてあってもいいと思う。だから、一人暮らし自体に反対なわけではない。

でも、もう散々うちに通ってくれて
何度も泊まってくれて
少なくとも一緒に住んだ場合のシミュレーション的なものは私はある程度できたと思っているし、この環境でシミュレーションし続けることもできると思っていて

逆パターンの環境をあえて作ることで、何かが変わるんか?


その30万を余分に挟む代わりに
うちの近くに駐車場を借りて、頻繁にうちに来たらいいよ
と思っちゃう。


どうしても、今はただ【来てもらう側】だから お金も時間も手間も できるだけかからないようにしてもらいたいなと思うのと、やっぱり未来のことを考えてしまうから

一緒に過ごす未来 のことを
考えたいと思ってしまうから

今、あからさまに勿体ないことは避けたいな、って思っちゃう。


なんでも効率重視の考え方ばっかりしてちゃダメなのはわかるんだけどね。



とりあえず今は

早く薬漬け(痛み止め)の日々から解放されて
心置きなく、会いたい。

会って、会いたかった って伝えたい。

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