膵臓癌になった母を在宅緩和ケアで看取った話③

さて、市立病院では
点滴や飲み薬をもらって、癌患者向けの食事で
何日間か過ごしていた母。
コロナ病棟もあることから、家族の面接は本当に必要な時だけ。

着替えは受付フロアで預ける形だった。

入院中との母とはラインでやり取り。
転院が決まったとき、転院するタイミングで一旦家に帰ってきたらいいのにと言った。
孫3人に会えるし!みたいな。

でも、帰らずにそのまま行くと言い張るので
市立病院の駐車場で待ち合わせて顔を合わせ
学校に遅れて送って行って
それから大人だけで八女へ向かうか…と段取りしていたけれど。

転院の前日に、着替えを持って行った時

あ、ちょっと待ってくだいね〜って
受付の方に言われたので待っていたら
ある看護師さんが来られた。

色々話してたら
看護師さんから見ても、
「お母さんは焦って転院しなくていい状態だし、何なら薬飲みながら家で過ごしてる患者さんは沢山いらっしゃるし、むしろ今家で過ごせそうだからそうされたらいいのにと思うんですけど!
ご家族がどんな状態なのか聞きたくて」
と、私と話す時間を作って下さったのだった。

私たち家族も、何なら一泊ぐらいして転院したらいいのにと思ってると話したら

母と面会出来るようにして下さって
私が直接母に話をすることに。
また、頑なに断られるかもねって看護師さんと話してたのだけど

「帰って良いなから一回帰ろかな(・∀・)」
って返事が返ってくるのに5秒もかからんやったですけんね( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

薬の調整をしながら過ごせるということを
看護師さんにしっかり聞けたのも安心材料のひとつ。


孫たちに会って共に時間を過ごしたら
泣いてしまいそうだなぁというのも、大きかったみたいで。
孫たちの前では

"元気なばーちゃん"でいたい!
笑顔で行ってくるね‼︎と言いたい。

そんな気持ちもすごく大きかったんだって。

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