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社員のモチベーションをあげるために、まずやるべきことは何か

こんにちは。
株式会社FBL の金子です。

突然ですが、NLPというものをご存知でしょうか。
NLPとは神経言語プログラミングの事で、
ひとことで言うと言語学と心理学を合わせた実践心理学だそうです。
脳の仕組みを理解し心理学を掛け合わせたコミュニケーション方法…といったところでしょうか。(違っていたらすいません)

先日、そのNLP体験セミナーの無料チケットをいただいたので早速受講してきました!正直、全くわからない分野だったので、事前に何かテーマを決めて受講しようと思い、HPをチェック。

お客様の声に「新卒の離職率70%→10%へ大幅な改善!NLPで変わった『人材育成と社内コミュニケーション』」という体験レポートが載っていたので、どうしたら離職率が減り、社内のコミュニケーションを深められるのか…
というテーマで無料セミナーを受講してみました。

今回は、
『社員のモチベーションをあげるために、まずやるべきコト』
というテーマにしてみたいと思います。

どうしたら離職率を下げ、社員のやる気が向上し、自ら行動してくれるようになるのかについて考えてみました。

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なぜ、社員がすぐに辞めてしまうのか


多くの会社が、人材育成や人手不足を感じていらっしゃるのではないでしょうか。

・募集をしてもなかなか良い人材が集まらない
・高い費用をかけてやっと採用したのに、すぐに辞めてしまった
・職場の雰囲気がよくなく、人間関係のトラブルや不満の声が多い
・やる気はないが、離職もせず扱いに困っている
・心身共に疲れていて休職者が増えている
・通常業務と共に教育と管理をしているマネージャー層が疲弊している

実際に社員のモチベーションを上げ、離職率を下げることに課題を感じている経営者の方はとても多いように感じます。社員が当事者意識を持ち、意欲的に業務に取り組んでくれたら…経営者としてはこの上なく嬉しいですよね。

出典:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(平成 30 年3月卒業者の状況)」


平成 30年度に卒業した新卒採用において、入社3年以内に離職する割合は大卒で31%・短大卒で41%・高卒で36%という結果のようです。平均すれば36%の若者が入社3年以内に会社を辞めているということになりますね。


時代の変化と共に、“仕事“に対する意識も変わってきており、副業や兼業を認める会社も増えてきているので、若手は特に、転職に対する抵抗感は年々薄れてきているのかなと感じています。家庭環境や受けてきた教育方針にもよると思いますが、一生同じ会社で勤め上げる…なんてコトは求めていない方のほうが多いのかなと。テレワークの導入や、副業OKの会社のみに応募している人も増えてきているようです。

自社内の問題だけでなく、時代の変化や“若手の常識“などを理解し、ジェネレーションギャップを埋めていくコトも『社員のモチベーションをあげるために、まずやるべきコト』のひとつだと思います。

生まれた世代によって考え方が異なることは当然。
頭を柔らかくして、まずは世代間のコミュニケーションを深めてみてはいかがでしょうか。


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社員の「辞めたい」理由を深掘りしてみる


ネット上で退職理由を検索してみると、給料の不満や職場の人間関係などが上位に出てきますが、面白いデータがあったのでご紹介します!

『エン転職』1万人アンケート(2022年10月) 「本当の退職理由」実態調査

退職報告する際、会社に伝えた理由トップは「新しい職種にチャレンジするため」。一方で退職報告の際、4割以上が、会社に「本当の退職理由を伝えなかった」と回答。

会社に伝えなかった“本当の退職理由“トップ2は「職場の人間関係が悪い」「給与が低い」です。20代は他の年代に比べて「仕事内容が合わない」「残業・休日出勤が多かった」が目立つ結果になっているようです。


円満退社したかったから…という理由にも納得ですが、会社側が知りたいのは退職した社員の本音。なかなか突っ込んで聞きにくい部分でもあるので、知らないまま放置になりがちな部分なのかなと思います。


本音はなかなか聞けないからこそ、悪いコメントはお金を払ってでも得たい有益な情報。
例えば、食べログなどの飲食店の口コミ評価でも、悪い口コミを放置したままにするとお店の利益の損失、お店の存続に関わってくるので、何よりも早く対応し、改善を繰り返し、いち早くネット上から悪い口コミを消していくと思います。
社員の「辞めたい」を放置しておくことも同じではないでしょうか。

直接聞き取ることは難しくても、何かしらの声は発しているはず。同じ部内の人にヒアリングしてみるなど、“なぜ辞めたいと思ったのか“を探ってみることが解決への一歩だと思います。


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まずモチベーションをさげる要因を取り除く


先日読んだ本が良書で、別の機会に改めてご紹介させていただきたいのですが、その本の中に書かれていた言葉を一部ご紹介。

どんな時に社員のやる気が下がるのか知らないと何も始まらない。
人が自ら動き出す組織にしたければ、まずやるべきことは「モチベーションをさげる要因」を取り除くこと。

上司と部下のやりとりについての例と、それに対する改善策が載っているのですが、あるある!とつい頷いてしまいそうなものばかり。コミュニケーションをとる上で基本的なことですが、意外とできていないことが多いのかも?!という印象です。

例えば、上司が仕事をしながら社員の話を聞いて、目を見て話さない・話せないとか、話を聞かずに結論を出す上司、自分の感覚だけで評価するなど。

うちは大丈夫!
きちんと社員と本音で向き合っていて、コミュニケーションとれてる!
と思っている会社の幹部や経営者の方もいらっしゃると思いますが、一度意識して振り返ってみるのもいいのかもしれません。


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まとめ


「正しい、正しくない」関係なく、社員の声に耳を傾けることから始めてみることに大きな意味がありそうです。本人から聞き取るのが難しい場合は、他の社員にヒアリングするなどして、社員の「辞めたい」という本音にいち早く気付き、会社側が辞めたいと思わせるきっかけを取り除いていくことで、社員のモチベーションは自然と向上していくのではないでしょうか。



ちなみにテーマを決めてNLP受講してみた感想について。
少しのコツで人とのコミュニケーションは取れやすくなり、相手との距離感が縮まるということ。

例えば、人は自分が大切にしている価値観を他人に話題にしてもらえると、とても嬉しいもの。1on1など社員と1対1で話す機会があれば、アイスブレイクとして相手が大切にしている価値観(仕事に関してでも、プライベートでも)にふれてみると、その後の会話がよりスムーズになるかもしれないですね!



最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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