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人とお寺のあたらしいディスタンス - 塾生インタビュー

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「ポスト・コロナのお寺の場づくり」をキーワードに、未来の住職塾塾生たちの活動事例についてインタビューしていきます。
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#ソーシャルディスタンス

連載:人とお寺のあたらしいディスタンス Vol.11「オンラインにも息づくお寺を示す」神崎修生さん

こんにちは。未来の住職塾の遠藤卓也です。 「ポスト・コロナのお寺の場づくり」をキーワードに、全国各地の僧侶にお話しを伺っていく連載「人とお寺のあたらしいディスタンス」。第11回は福岡県 浄土真宗本願寺派 信行寺 神崎修生さんにインタビューしました。 神崎さんは僧侶同士の学びの場を継続していくべく、早くからオンライン会議の有用性に注目して「Bラーニング」という勉強会を、有志の仲間たちとスタートさせました。 コロナ以降はますますその重要性が浮かび上がり、勉強会の参加者も増えて

連載:人とお寺のあたらしいディスタンス Vol.10「お寺はいっときのお休みの場」岩田親靜さん

こんにちは。未来の住職塾の遠藤卓也です。 「ポスト・コロナのお寺の場づくり」をキーワードに、全国各地の僧侶にお話しを伺っていく連載「人とお寺のあたらしいディスタンス」。第10回は千葉県千葉市 日蓮宗 本休寺 岩田親靜さんにインタビューしました。 岩田さんは友人・知人限定のオンライン読書会を開催されています。私も自身が主催する「音巡り講」というnoteサークルの仲間たちとともに、岩田さんの読書会に参加させていただきました。自分と岩田さんの繋がりがなければ有り得ないような多様

連載:人とお寺のあたらしいディスタンス Vol.9「賑わいの向かい岸から」輪田友博さん

こんにちは。未来の住職塾の遠藤卓也です。 「ポスト・コロナのお寺の場づくり」をキーワードに、全国各地の僧侶にお話しを伺っていく連載「人とお寺のあたらしいディスタンス」。第9回は愛知県春日井市 天台宗 日輪寺 輪田友博さんにインタビューしました。 以前、輪田さんからお寺の広報についてご相談をうけた際にお聞きした「向かいの神社の境内が青空市で大にぎわい」という話が印象的でした。賑わいの向かい岸からどのような行動を起こし、どんな変化をもたらしたのか?「お寺の場づくり」の非常に参

連載:人とお寺のあたらしいディスタンス Vol.8「誠実に、自然体でいれば大丈夫」我妻俊道さん

こんにちは。未来の住職塾の遠藤卓也です。 「ポスト・コロナのお寺の場づくり」をキーワードに、全国各地の僧侶にお話しを伺っていく連載「人とお寺のあたらしいディスタンス」。第8回は宮城県仙台市 曹洞宗 江巖寺 我妻俊道さんにインタビューしました。 2019年、未来の住職塾NEXT R-1にて初めてお会いした我妻さん。物静かな佇まいで姿勢も美しく「禅宗のお坊さんだな〜」という印象でした。学びを深めていく過程で、自坊の創建の由来に着目してこれからのお寺の方向性を定めておられたので

連載:人とお寺のあたらしいディスタンス vol.7「無目的な時間を一緒に過ごそう」向井道江さん

こんにちは。未来の住職塾の遠藤卓也です。 「ポスト・コロナのお寺の場づくり」をキーワードに、全国各地の僧侶にお話しを伺っていく連載「人とお寺のあたらしいディスタンス」。第7回は徳島県徳島市 金光教 佐古教会 向井道江さんにインタビューしました。 未来の住職塾NEXTでは【仏教以外の宗教の留学生枠】ということで、伝統仏教寺院に準ずる運営形態を持つ宗教施設において「宗教指導者」としての役割を担う方もご参加いただけるようになっており、過去には神道、黒住教、天理教の方にも受講いた

連載:人とお寺のあたらしいディスタンス vol.6「コロナ禍における弔いの場づくり」河野清麿さん

こんにちは。未来の住職塾の遠藤卓也です。 「ポスト・コロナのお寺の場づくり」をキーワードに、全国各地の僧侶にお話しを伺っていく連載「人とお寺のあたらしいディスタンス」。第6回は大阪府大阪市 遍満寺 の河野清麿さんにインタビューしました。 会えばいつも笑かそうとしてくる、ザ・大阪人な河野さん。そのお人柄をあらわすべく、今回はとにかく "あの関西弁の感じ" がでるようにがんばりました(笑)ニュアンスが違ったらごめんなさい。 河野さん流の「お弔い」は、いつかご遺族がまた笑えるよ

連載:人とお寺のあたらしいディスタンス vol.5「塀のいらないお寺」大場唯央さん

こんにちは。未来の住職塾では担任という立場で塾生の学びをサポートしている遠藤卓也です。 「ポスト・コロナのお寺の場づくり」をキーワードに、全国各地の僧侶にお話しを伺っていく連載「人とお寺のあたらしいディスタンス」。第5回は静岡県藤枝市 大慶寺 住職の大場唯央さんにインタビューしました。 コロナ禍以前・以降に関わらず境内施設に「土足で休める休憩所をつくりたい」という声をよく聞きます。なぜ土足か?についてはあとで触れますが、まさに「靴を脱がずにくつろげるカフェスペース」をお寺

連載:人とお寺のあたらしいディスタンス vol.4「お寺の門を出て、ローカルに根ざす」小池陽人さん

こんにちは。未来の住職塾では担任という立場で塾生の学びをサポートしている遠藤卓也です。 「ポスト・コロナのお寺の場づくり」をキーワードに、全国各地の僧侶にお話しを伺っていく連載「人とお寺のあたらしいディスタンス」。第4回は兵庫県神戸市 須磨寺 副住職の小池陽人さんにインタビューしました。 内に外に多方面に活躍なさっていた小池さんが、ポスト・コロナの世界でどのように活動なさっているのか興味がありました。「今できることは何か」ということを自分なりに考えて行動しているという小池

連載:人とお寺のあたらしいディスタンス Vol.3「やわらかく楽しく広げていくこと」- 庄司真人さん(大阪府・法華寺)

こんにちは。未来の住職塾では担任という立場で塾生の学びをサポートしている遠藤卓也です。 「ポスト・コロナのお寺の場づくり」をキーワードに、全国各地の僧侶にお話しを伺っていく連載「人とお寺のあたらしいディスタンス」。第3回は大阪府 法華宗 法華寺の庄司真人さんにインタビューしました。 最近、各宗派の青年会によるオンライン研修の講師を務めさせていただく機会が続いているのですが、その中で庄司さんの5年をかけたお寺改革を事例として紹介しています。庄司さんの改革を紐解いてみると、一

連載:人とお寺のあたらしいディスタンス Vol.2「犀の角のように」- 近藤玄純さん(山梨県・妙性寺)

こんにちは。未来の住職塾では担任という立場で塾生の学びをサポートしている遠藤卓也です。 「ポスト・コロナのお寺の場づくり」をキーワードに、全国各地の僧侶にお話しを伺っていく連載「人とお寺のあたらしいディスタンス」。第2回は山梨県 日蓮宗 妙性寺の近藤玄純さんにインタビューしました。 住職をしながら、仲間たちとともに一般社団法人SOCIAL TEMPLEを立ち上げ、仏教の思想哲学をもって社会課題にアプローチすることにトライなさっている近藤さん。 コロナ禍においてどのように考

連載:人とお寺のあたらしいディスタンス Vol.1「打ち上げ花火のあとに」- 横山瑞法さん(山梨県・法源寺)

はじめに こんにちは。未来の住職塾では担任という立場で塾生の学びをサポートしている遠藤卓也と申します。  2019年9月に未来の住職塾 塾長 松本紹圭さんとの共著で『地域とともに未来をひらく お寺という場のつくりかた(学芸出版社)』という本を上梓しました。私は本の第2部「お寺という場をつくる人々」を担当。全国各地のお寺で「場づくり」を行う人たちを取材して「お寺の場づくり」事例集としてまとめました。  一口に「お寺の場づくり」といっても様々なケースがありますが、主には居場所活動