キャリアはレールの上ではなく自ら舵をとる

■ポジウィル体験前の私、きっかけ

『これからは仕事にこだわらず、無理せず好きなことをして楽しんでも私はいいと思うよ。』

結婚半年記念日の時に奥さんからもらった手紙の文末に書かれていた。
自分自身仕事を辞めたいと言ったことはなかったので、この文面には少し驚いた。
ただ、思い当たる節はあった。

そういえば毎朝覇気がなく会社に行っている自分に嫌気がさしていた。
それとなく奥さんは、今の仕事に疲れていることを察したのだろう。

『このままこの会社でずっと頑張っていくの?』
そんな言葉と自問自答する毎日が続いているのは事実だった。

かといって、今会社を辞められるような状況ではない

このまま転職エージェントに相談すれば自分に合っていそうな求人を紹介されて、何の軸もなく迷って変な決断をしてしまいそうで怖かった。

『フラットに自分のキャリアを相談できるサービスはないだろうか?』

そんな疑問が湧いて、Googleを開いてみるとそんなサービスは、たくさんあった。比較サイトを見た中にあったのが今のポジウィルで、それとなく迷いながらもまずは無料体験に申し込んだ。


■無料体験でのカウンセラーからの言葉

『だいぶ自分の中のあるべきバイアスに囚われてますね。。』

無料体験を受けた中で一番印象に残った言葉である。
確かに思い当たることはあった。

今まで学生生活から、社会人になるまで、社会に敷かれたレールに乗って、そのゲームの中では比較的うまくいってきたと思う。

受験、就活、社会人生活と一定の成果を残して過ごして来れた。

が、ゆえに自分自身が
「その敷かれたレールの上で頑張っていかなければならない」
という強烈な思い込みに囚われていることにその場で気づいた。

今の会社で昇進して、部下をもって、海外赴任して、更に昇進して、、
そんなイメージしか自分の中に存在しなかった。

自分自身のフレームを壊してみたい。

その一心でPOSIWILL CAREERのトレーニングに申し込んだ。

■「今の自分」をうみだしたのは”子供時代の経験”

トレーニングの最初は人生理解ワークという幼少期の経験を振り返ることからスタートする。

ワークを進めていると、特に幼少期は全くやりたくない習い事や部活を選んでいたことに気づく。
自分でもなぜそこまで、やりたくない習い事を頑張っていたのか記憶にない。

母親に当時のことを聞いてみると
『楽しそうにやってたから、特にやめさせようともしなかった』
とのコメントだった。

では、なぜこんな判断をとってしまうのか?

この原因究明からスタートしたところ、トレーナーの井下さんから
こんな本を紹介してもらった。

本を読み進めていくと、自分の心の中を詳らかにされているようで
とても面白くて、一気に読み進めてしまった。

その本からわかったのは、
とにかくなるべく揉めないようにする、ただ結果は完璧を追い求める性格であることに気づいた。
この本では完璧主義、ハーモニー思考と呼ばれていた。

他人との対立を恐れるがあまり自分が頑張ってしまう。ゆえに揉めるのを恐れて幼少期から、自己主張するのをためらっていたことがわかった。

その思考が今の自分自身でも思い当たる節がたくさんあった。

このままではどんどん自分がすり減っていく。。。

トレーナーの井下さんからも同様の指摘を受けて、
この思考を打破するために、

『自分がいうのをやめようと思ったことをあえて素直に言ってみる』
ということを宿題に入れてもらった。

今までは言うのを躊躇っていたことも、あえて言ってみるのだ。
自分の言葉フィルターを粗くするイメージ。

会社の上司や友人、奥さんに対して、試してみたところ
最初は怖いけど、言ってみると自分が思っているような反応は返ってこず、
案外問題ないことにだんだん気づく。

今までなぜか躊躇っていた奥さんとの子育ての話も、井下さんからのアドバイスのおかげでできた。

このワークを通じて、
自分自身ももうちょっと主張していいんだと思い、
その日からなるべく自分の意見を口にするようにしていった。

■急に会社に行けなくなる

トレーニングも順調に進めていたある月曜日の朝。

急に具合が悪くなり、
頭では会社に行かなければいけないことはわかっているのだが、
体が行くことを完全に拒否している。でも行かなきゃ、、、

鉛のような足をひきずってなんとかオフィスに着いたのだが、
机についても全く仕事に集中できない。

もしや、と思って休暇をとり心療内科に行ったところ、
『適応障害』の診断を受けた。正直自分でも驚いた。

確かに仕事のプレッシャーや業務量はものすごく多く、会社に行けなくなるとまでは自分自身も思っていなかった。

今まで目の前にずっとあったレールから急に外されたような感覚だった。

この予想外の脱線により、しばらく会社を休むことになった。
最初の1週間は何もせずゆっくり休んでいると、だんだんと散歩したり、本を読んだりできるようになり、自分のキャリアについてもう一度考え直すようになった。

そうすると

”いかに自分がキャリアオーナーシップを会社に預けていた”
ことがよくわかった。

転職者が全くいない、生え抜きだけのメンバーで構成された組織にいると、”自分のキャリアはその会社の中にある”
そう思い込んでしまうのは仕方ないのかなとも思った。

そこから自分自身のキャリアの舵を取り戻すべく、ポジウィルのサービスを本気で取り組んでみた。

■人は簡単にキャリアの軸がぶれる

仕事理解ワークやキャリア設計ワークなど様々なワークを、真正面から取り組んだ結果、自分の人生の軸が見えてきた。

それは
『好奇心と安定どちらもバランス良く満たす環境づくりをする』

1ヶ月のトレーニングの先にたどり着いたキャリアの方向性である。

今まで、すべき論で考えたり、自分自身のパーソナリティを無視して頑張ってしまうことが多々あった。
そうではなく、単純な興味や好奇心をもとに自分のキャリアを選択すること、そこに安定をかけ合わせると、自分自身が一番輝いて働ける環境であることがわかった。


病状も回復し今は転職活動中だが、ポジウィルのトレーニングを受けて本当に良かったと思う。

トレーニング終了後、あれだけトレーニングで自分の方向性を決めたにもかかわらず、いろんな求人を見ていると、

簡単に違う方向性に靡いている自分がいることに気づく。

『ここは年収が高いし、まあ応募してみようかなあ』
『ベンチャーでバリバリやるのもありかなあ』


そんなポジティブな妄想がどんどん膨らむのである。

しかし、過去の自分のパーソナリティ、思考を振り返ってふと気づく。

『あれ、自分自身の軸とずれてない??』

そんなユースケースをこのトレーニングを通じて具現化して、
振り返る場所があることによって、
同じ過ちを繰り返しそうになる自分を引き戻してくれた。

わかっているつもりでも、周りからの見え方をよくするために、
企業名にこだわったり、年収に惹かれてしまったりと
転職活動は軸がぶれるタイミングの連続であることに気づく。

そんな時に、1ヶ月頑張った自己分析ワークを見返すことで、
キャリアの方向性を見失わないようにする。

POSIWILL CAREERのトレーニングは自分という大きな船を操縦するための、地図とコンパスを提供してくれるようなサービスだと思う。

変な方向に行かないように、
無事目的地に辿り着けるように

そんな地図とコンパスを手に入れたい方はぜひこのサービスに申し込んでみることにお薦めする。

私自身も自らのキャリアの舵をを見失わずに、今後の転職活動を進めていきたいと思う。


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