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無気力と漁師とコンサルタント

30を超えても、年に何度か無気力になるときがあります。

妻や子供はいないけど、必要最低限の友人や、親族などはいます。

有難いことに職もありますし、それもフルリモートですので、満員電車などのストレスとは無縁です。

それなのに無気力周期はやってきます。


20代の頃は調子がいいときと、無気力なときの周期期間は狭く、振り幅も大きかった気がします。どうして人は無気力になるのか不思議になって、無気力に関する文庫本を何冊か読みましたが「自分で環境や状況をコントロールできるか否か」が大きな要因だと書いてありました。

確かに自由選択できるような環境は素敵に思えます。ここ数年AIだなんだのと面倒なことは機械に頼み。わたしたち人間にはもっとクリエイティブなことを言うひとが増えたような気がします。

調子がいいときのわたしはそんなアクティブな意見に賛成なのですが、無気力なわたしは「エクセルにまとまったデータをスプレッドシートに手入力で転記する」「散らかったブックマークを整理する」など無意味な作業が大好きです。


先週まではLinkedinのプロファイルを充実させて、外資系の会社からインタビューしないかというメッセージにワクワクして、もっと成長しなきゃなんて思ってました。


年齢とともに勝手に成長して、無気力だなんだのと悩むことはなくなると思ってましたが、どうも一向に変わらないみたいです。非常に残念です。

無気力なときはアイスコーヒーを飲みならがら、Kindleで漫画を読んでいます。窓を開けて、たまに吹く風が気持ちいです。


「漁師とコンサルタント」という有名な話がありますが、わたしはいま完全漁師モードです。

メキシコの海岸沿いの小さな村に、MBAをもつアメリカのコンサルタントが訪れた。ある漁師の船を見ると活きのいい魚が獲れている。

コンサルタントは聞いた。

「いい魚ですね。漁にはどのくらいの時間かかるのですか?」
「そうだな、数時間ってとこだな。」
「まだ日は高いのに、こんなに早く帰ってどうするのですか?」

「妻とのんびりするよ。一緒にシエスタを楽しみ、午後にはギターを弾きながら子供と戯れ、夕暮れにはワインを傾けながら妻と会話を楽しみ、それで、寝ちまうよ。」
それを聞いてコンサルタントはさらに質問をした。
「なぜもう少し頑張って漁をしないのですか?」
漁師は聞き返した。

「どうして?」と。
「もっと漁をすれば、もっと魚が釣れる。それを売れば、もっと多くの金が手に入り、大きな船が買える。そしたら人を雇って、もっと大きな利益がでる。」

「それで?」と漁師は聴く。
コンサルタントは答える。

「次は都市のレストランに直接納入しよう。さらに大きな利益がうまれる。そうしたら、この小さな村から出て、メキシコシティに行く。その後はニューヨークに行って、企業組織を運営すればいいんだよ。」
「そのあとはどうするんだ?」漁師はさらに聞いた。
コンサルタントは満面の笑みでこう答えた。

「そこからが最高だ。企業をIPOさせて巨万の富を手に入れるんだ。」
「巨万の富か。それで、そのあとはどうするんだい?」と漁師は最後に質問した。

「そしたら悠々とリタイヤさ。小さな海辺の町に引っ越し、家族とのんびりシエスタを楽しみ、午後にはギターを弾きながら子供と戯れ、夕暮れにはワインを傾けながら妻と会話を楽しむ。のんびりした生活を送れるのさ。」

漁師はため息をつき、やれやれ、という顔で一言を付け加えた。
「・・・・そんな生活なら、もう手に入れているじゃないか。」


おそらく来週には、もしかしたら明日にはまたコンサルモードになっているとおもいます。浮き沈みが0・1になるような状態はわたしには合ってないように思えます。。安定して低成長ができるようになりたいです、、40歳くらいまでには・・


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