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「学びを結果に変えるアウトプット大全」~広く学べて読みやすい~_読書#3


本の情報

アウトプット大全
樺沢 紫苑(著者)
2018年8月3日 初版発行

はじめに

僕はこれまで、仕事以外ではアウトプットをほぼ実行してきませんでしたが、『「40歳の壁」をスルッ越える人生戦略 』を読んで、noteやtwitter(X)をやってみようと思うに至りました。(2023年6月~)

🖕の本の中では、
「自己理解を深める」観点でアウトプットをオススメしてくれてます。

読み終わってから、
「アウトプット」に関して深掘りしたい、色々な観点で理解したい、と思ってました。それで、本を探してました。

僕のいつもの探し方の1つなのですが、
amazonで検索して、評価や売れ筋ランキング等を確認、web調査もしながら、note記事も見ながら、当書を候補の1つに入れてました。

最終的には、近所の書店で目にして手に取り、中身をさっと試し読みして購入しました。
読みやすそうな本の構成や図説(👇で記述)が気に入りました。

感じたこと(全体)

  • アウトプットの重要性、具体的な方法について、「話す(TALK)」、「書く(WRITE)」、「行動する(DO)」のカテゴリに分かれ、更に細分化(計80項目+α)されて項目ごとに解説されています。この構成がわかり易くて気持ちが良い!

  • 1項目が、見開き2頁から4頁にまとまっているので読みやすい!構成のわかり易さの印象そのまま、文章もわかり易くて、さくさく読めます。区切りを付けて中断もしやすいです。

  • 広く知識・情報が得られます。詳しく知りたい項目は、自分で深掘りが必要ですが、その良いきっかけになります。

  • 自分のアウトプット用だけではなく、息子(中3)のアウトプット用にも使える部分(子供の勉強法にも使える部分)がありました。中学生~大学生くらいまでの社会人になる前の子供が読んでも、勉強になる良い本だと思います。

  • 聞いたことがある、知っている内容もありましたが、根拠(心理学や脳科学などの理論、研究、実験、データなど)が示されているので、しっかり腹落ちしました。また、メルマガやyoutubeを始め色々継続されている筆者自身の実践方法が紹介され、参考になりました。

感じたこと・行動したこと(詳細)

当書内の項目の後に、内容、感じたこと、の順で、いくつか紹介します。

【TALK 相談する】気持ちを誰かに話すだけで、心は軽くなる

「学びを結果に変えるアウトプット大全」 P76より

<内容>
相談によって、不安やストレスが取り除かれるのは、「コントロールできそうだ」と思えるから。電気レバーとマウスの実験例の根拠有り。
自分の頭の中が整理され、(自ら、他者から)対処法や方向性が見えてくることで、不安やストレスが取り除かれる。

<感じたこと・行動>
相談する効果は、話すことでのストレス発散によるものが主だと思っていましたが、「コントロールできそうだ」と思う、思わせることが大事だとわかりました。
自分が人に相談される側になった時にも、この点を念頭に置いておくべきだと思いました。できるだけ、相談者自ら対処法や方向性が整理できるように、話を聞きたいなぁと。


【WRITE 上手な文章を書く】「たくさん読んで書く」以外の道はなし

「学びを結果に変えるアウトプット大全」 P12より

<内容>
読んで書くの後、フィードバックが大事だと言っている。ただ、僕が「あっ」と思ったのは以下の記述。

そして、文章力を鍛える稽古をする前に、文章術の本を一冊読みましょう。文章の基本について知らずにたくさん文章を書いても、完全に「我流」になってしまいます。

「学びを結果に変えるアウトプット大全」P127より

<感じたこと・行動>
あ、これ、やってねーです!
一冊くらい読んでおこうかなー!
面倒くさがってました。。。


【DO 楽しむ】「楽しい」と記憶力とモチベーションがアップ

「学びを結果に変えるアウトプット大全」P210より

<内容>
「楽しい」と脳内物質の「ドーパミン」が出る。ドーパミンは幸福物質で、集中力、モチベーション、学習能力を高める。
「嫌々」やるとストレスホルモンの「コルチゾール」が出る。この物質は、記憶力を低下させる。(=嫌な出来事を忘れさせる物質と考えるとわかりやすい)

<感じたこと・行動>
物質名はよく聞く名称ですし、根拠が納得できてわかりやすいです。子供でもスッと入ると思ったので、息子にも読んでもらいました。
だからこそ、仕事(勉強も)で自分なりに「楽しい」ポイントを見つけることは大事だと、改めて理解しました。
子供に勉強を楽しいと思えって、難しいですけどね。。。でも意識して、楽しいポイントを探し続けてほしいので。


【DO 完成させる】「30点の完成品」を、時間を掛けて磨き上げる

「学びを結果に変えるアウトプット大全」P216より

<内容>
まずはさっと最後まで完成させてから、ブラッシュアップに時間を掛けたほうが、最終的に良いものができる。

<感じたこと・行動>
人によってやり易さはあると思いますが、僕にはしっくりきました。
仕事の場や、note記事の執筆でも、早く仕上げてブラッシュアップするやり方をしているつもりです。
ですが、30点というのは。。。もう少し、6割位で完成させてから見直してました。時間も掛けていたかも。
今後のnote記事の執筆で、もっとラフでも早く第1稿を仕上げてからブラッシュアップ、を試してみようと思っています。

以下、子供にも良いなと思った項目の例を、簡単に紹介します。これら項目は、息子も一緒に読みました。

【基本原則】アウトプットとは「運動」である

「学びを結果に変えるアウトプット大全」 P22より

読んだり書いたりして学習するのは運動(口や喉周り、手の筋肉を使う)であり、「運動性記憶」は記憶定着の鍵である。
つまりは、読み書きすると覚えるよ、ってこと。
→スポーツでは、基礎練習などを通じて繰り返し体に教え込みますね。息子は剣道部なので、納得しやすいかもなーと思って抽出しました。普段から、伝えても、なかなか音読や書くのを面倒くさがる中学男子。。。なんとか腹落ちさせたい。


【基本原則4】アウトプットの結果を見直し、次にいかす

「学びを結果に変えるアウトプット大全」 P30より

インプット ⇨ アウトプットの後のフィードバックが大事だという話。例で、試験で「間違った問題」をほったらかしにしたら、同じ間違いを繰り返して成績は上がらないよ、とある。
→過去記事にした本『[くにたて式]中学勉強法』で、息子に同じような話しをしていました。今回「この本にも同じことが書いてあるよ」と伝えました。色々な手で繰り返し伝えていくぅ!


【WRITE プレゼンスライドをつくる】パワポを開くのは、構想が固まってから

「学びを結果に変えるアウトプット大全」P156より

アイデア出し→構成→スライドづくりの順。筆者の活用例(アイデア出し例、構成例)があり参考になる。
→子供って、いきなりパワポ作り出すんですよね。楽しいみたいで。「先に構成だよ」って言っても、なかなかわかってくれない。。。この本から気付いてもらいたいなと。


終わりに

繰り返しになりますが、
当書はとにかく構成が整理されていて、
文章もわかり易い。
読んでいる最中も、
読み終わって見返す時も、
気持ちが良いです!

個人的には、
新しい発見や、ハッとしたことがありました。
既に知っている内容でも根拠が納得でき、
しっかりと腹落ちできました。
筆者自身の活用例も、参考になる部分ありでした。

勉学に励んでいる子供に読んでほしい項目も、多くあります。

1項目が見開き2頁から4頁にまとまっているので、子供にもさくっと読んでもらえると思いました。

ご興味がありましたら、ぜひ手に取ってみて下さい。


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