30代で初めての転職。大手製造業からAIスタートアップへ。【入社エントリ】
はじめまして。FastLabel株式会社の竹下です。2023年10月に入社し、AI Data Operation部門にてアノテーション代行サービスのプロジェクトマネージャー(PM)を担当しております。
この入社エントリは特に以下のような方に参考になるかと思います。
大手企業からスタートアップへの転職を検討している方
30歳を超えてから初めての転職に挑戦される方
AIに詳しくなくてもFastLabelで働けるの?と思われている方
アノテーション代行サービスのPMポジションにご興味がある方
FastLabelって中から見るとどうなの?と思われている方
新卒で大手印刷会社へ
学生時代は化学を専攻し、修士課程修了後、大手の総合印刷会社に入社しました。
当時の就活の軸としては「専攻を生かしてモノづくりがしたい」×「人の暮らしや企業活動にとって役に立つ仕組みを作りたい」の両方を実現することでした。
そういった中で、総合印刷会社は例えば「決済」という場面で、各種カードという“モノ”も、決済アプリという“仕組み”も併せて提供できることを知り、やりたいことを実現できる会社だと思い、入社を決めました。
入社後、約4年間は書籍・カタログ・ポスターなどの印刷物の生産管理を担当していました。
ここでは以下のような業務を行っていました。
生産計画の立案(工場や設備の選定、生産日時や生産順の決定)
担当案件のQCD管理・進行管理
協力会社管理
受注支援(見積もり作成、仕様提案)
今振り返ると、PMの業務と重なることがたくさんあることを実感しています。
生産管理部門では、受注前から納品に至るまでの「モノづくり」の流れ全般に関わることができ、
また「仕組みづくり」として業務自動化や自部門システムの改修にもチャレンジさせてもらいました。
その後、「仕組みづくり」の対象を自部門から広げたいと思い、社内工場向けのシステムを企画・開発する部署に異動をしました。
工場をはじめとする社内の関係部署と連携し、要件を取りまとめ、開発ベンダーに要件を伝えて開発を進めていただく、といった業務を2年ほど担当していました。
転職のきっかけ&スタートアップとの出会い
転職を考えるようになったきっかけは、社内に対してシステム導入を通して良い影響を与えられるのを実感しつつ、影響を与えられる範囲をもっと広めたいという思いが沸いてきたことです。
そして、どんな良い影響を与えたいかを深掘りすると、実際にあるけれどまだ解決できていない課題をこれまでにない仕組みで解決することで役に立ちたい、という思いでした。
「それって新規事業開発なのでは?」と思い至り、社内で挑戦する道も考えつつ、今まさに新規事業に取り組んでいるスタートアップへの転職という道も考え始めました。
スタートアップの情報収集を行ったり、1dayインターン等でスタートアップの方とお話しする機会を通じて、「自社のプロダクトやサービスを通じて実現したい未来を作っていくこと」や「非常に速いスピードで事業を成長させていくこと」に魅力を感じました。
そのため、大手では考えられないスピード感を持ちながら、会社から与えられたテーマや事業ではなく、自分が取り組みたいと思える課題解決に挑戦できるスタートアップへの転職を決意しました。
FastLabelとの出会い
企業を選ぶ上での軸は2つありました。
一つは、前職で大きく感じていた課題が「生産性向上」だったため、間接的にでもその課題を解決できるような自社プロダクトがあること。
もう一つは、プロダクトと事業に共感し、拡大に貢献したいと思えることでした。
そして、これまでの経歴を活かせる職種として、カスタマーサクセス(CS)職を狙って転職活動を始めました。
実は、転職活動前の情報収集において、FastLabelの社名と事業内容を知り、上記の軸にも当てはまっていたことから魅力を感じていました。しかし、AIについて詳しくないことや、CSというポジションがなかったことから、採用してもらえる自信がない…と(勝手に)感じていました。
そのため、転職エージェントからFastLabelのPMポジションを紹介された際には「私もチャレンジしていいんだ!」と嬉しくなりすぐに応募をしました。
もし今このエントリを読んでくださっている方で、「FastLabelでこれまでの経験は活かせるのか?」、「どのポジションが適しているのか分からない」と考えている方がいましたら、まずはカジュアル面談や問い合わせなどでコンタクトを取っていただければと思います!
面接では上司にあたる藤原や伊藤、人事の小池と会話をし、事業やプロダクトの魅力もさることながら、人が魅力的で一緒に働きたいと思ったこともFastLabelへの入社の決め手になりました。
実際にFastLabelに入社してみて
入社してまだ日は浅いですが、アノテーション代行サービスのPMとして一部の業務を担っています。
お客様との要件すり合わせや、アノテーション作業を行うアノテーターの方々への要件の伝達、提出されたアノテーションの品質確認、プロジェクトの進捗管理などを、担当する複数プロジェクトで行っています。
自らキャッチアップしていく姿勢は必要ですが、PMとしてのオンボーディングメニューが準備されていたり、教えてくださいと声をあげれば誰でもすぐに反応してくれたりと、AIに詳しくないことや業種・職種ともに未経験であることに大きな障害はありませんでした。
そして、多様な業種のお客様から様々なアノテーションのご依頼があるため、面白みを感じるとともに、PMというポジションではどんな業種の経験でもきっと活かすことができるのだろうなと感じています。
社内の雰囲気については、気さくで話しやすい方ばかりで、社内ミーティングも和気あいあいとしており、とても安心感のある職場です!
多くのメンバーが入社エントリを書いているので、読んでいただき、どんなメンバーがいるのか、どんな雰囲気なのかを感じ取っていただければと思います!
また、FastLabelで働いているとパーパス&バリューが浸透し、体現されていると感じることが度々あります。
パーパス
AIインフラを創造し、日本を再び「世界レベル」へ
バリュー
Deliver Results, Bet on Technology.
Customer Geek
Issue Driven
No Buts
特にバリューに関しては、お客様のために何ができるのか開発も含めてあらゆる部門のメンバーが考え実行していることや、限られたリソースを活かすために本質的な問題の見極めが行われていること、困難なことが現れても「どうやったら解決できるか?」という姿勢で進められることなどを目の当たりにしています。
パーパス&バリューに込められた想いについてはCEO上田のNoteをぜひご一読ください。
今後の展望
AIは今後さらに活用が広がる技術であり、AI開発が企業活動にとって当たり前になっていく中で、誰もが、効率良く、高品質なAI開発ができるようなインフラを創造していくことに大きな意義を感じています。
そのようなインフラとなるべく、私はプロダクトに関するご意見をお客様の一番近くでお聞きできるPMというポジションとして、お客様と開発の橋渡しとなり、プロダクトの成長に貢献していきたいと思います。
「AIインフラを創造してみたい!」「なんだかワクワクする」と思う方は、ぜひ一緒にチャレンジしてみませんか?