トコトコさん

武術・健康について個人的な考え方・感想を発信してます。

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最近の記事

打撃を当てるために 〜瞬きと全身反応時間〜

前回全身反応時間を紹介しました。 人間には全身反応時間という刺激を与えられてから反応するまでの最短時間というものがある。 男性で30歳がピークとなり0.35-0.38秒。 女性で35歳がピークとなり0.39-0.42秒。 となっています。 瞬きは一回するのにかかる時間は0.1〜0.15秒と言われています。 つまり瞬きと共に打撃を打ち込めば相手は反応する時間が約0.3秒しか残っていないことになります。 しかし相手の瞬きを予測してタイミングよく瞬きとともに打撃が放たれ

    • 打撃をディフェンスするためにかかる時間

      格闘技の打撃をディフェンスする時間はどれくらいあるのだろうという疑問から調べました。 人間には全身反応時間という刺激を与えられてから反応するまでの最短時間というものがある。 男性で30歳がピークとなり0.35-0.38秒。 女性で35歳がピークとなり0.39-0.42秒。 つまり相手が打撃を打ったとき身体が反応するまでに約0.4秒かかるということである。 この短時間で回避またはブロッキング、カットなどしなければならない。 考えていては間に合わないと思われます。 身体

      • 二重作拓也先生のイメージでパフォーマンスを変える

        二重作拓也先生は纐纈先生のYouTube動画でイメージ力だけでパフォーマンスを変えることを行っていました。 この動画を拝見して感じた感想を書かせていただきます。 まず第一の感想は、私は自分で自分の可能性を潰していることに気づきました。 3次元の世界での法則を考えると身体が大きくて筋力が強い相手には勝てないという呪縛を自分自身にかけているのでないか、と思ったのです。 相手を倒すイメージを持たなければ負けてしまう可能性が跳ね上がります。 どんなに相手が強そうでも心のイメージ

        • 足払いと膝を折る(屈曲させる)コツ

          相手の足を払ってテイクダウンを奪うコツです。 相手の踵からアキレス腱付近に自分の土踏まず(サッカーのインサイドキックの場所)をコンタクトします。 そこから相手のつま先の方向に足払いします。 その時、重心が足払いする足に乗っていると足払いが難しくなります。 そのため自分の手を使い相手の重心を浮かすことによって足払いの成功確率が上昇します。 相手の膝を屈曲させるコツ 立っている相手の膝を折るとき、膝関節を地面と水平方向に折ろうとすると意外とできません。 大腿二頭筋の中央から膝

          矢野龍彦先生のナンバ走り

          矢野龍彦先生のナンバ走り 胸郭と骨盤を一緒に上下させて走る。 足を前に出すときに同側の手を下げる。反対の手は上に上げる。 これによって胸郭と骨盤を同時に上下させる。 腕を前後に振る走りは足と手がクロスするため、体幹が捻れる。 しかし胸郭と骨盤を同時に上下させることで体幹に捻りが生じない。

          矢野龍彦先生のナンバ走り

          体軸の簡単な作り方

          人それぞれに身体の硬さ等ありますが、私が考えた方法で体軸を作ることで運動のパフォーマンスを変えることができます。 ひとつの方法論として一度やってみてください。 ①骨盤の幅で両足を開いて立ちます。つま先は平行にしておきます。 ②腰椎から順番に上方向に伸展していきます。天井を向くように頚椎まで伸展します。 頚椎を伸展するときに両手をバンザイし、指先を天井に突く意識をもちます。 ③両手を自然に下ろし、その後顔を正面に向けます。 ④最後に腹部を膨らませて腹圧をかけます。 この体操

          体軸の簡単な作り方

          鎧通しのやり方すごく簡素にまとめてみた

          影武流合気体術 雨宮宏樹先生 鎧通しのやり方 中野哲爾先生のYouTubeチャンネルより要約。 1 手を挙げて力を抜いて落とす 2 自分の肩から先の重さを乗っけるように行う 1.2ができたら 3 手を投げるように突きをする 4 インパクトと同時に真下に身体が落ちる 拳は握らない。 細かい要素はたくさんあります。 下記の動画でぜひ確認してください。 参考 https://youtu.be/Nnv0jE9A1Zo?si=kn_MjWjLzmKau1DN

          鎧通しのやり方すごく簡素にまとめてみた

          皮膚と脳の共通点

          皮膚と脳の共通点 皮膚は外胚葉由来の組織。 そして脳神経系も外胚葉由来の組織。 脳は電気信号で情報をやり取りをしている。 一説では経絡は表皮と真皮の間を通っている。 そして気は電磁波であり、経絡を流れている。 つまり皮膚(表皮と真皮の間にある経絡)も電気的やり取りをしていると考えられる。 皮膚と脳は似たような共通点が多い。 実際はどうなっているかわからないが、皮膚は大切な組織であると思われる。

          皮膚と脳の共通点

          老子とシステマ

          老子の考えとシステマの考えが似ている。 [老子] 人間は生きているうちは柔弱であるが命が失われると堅く強張ってしまうだろう。草や木といった、あらゆる自然物も同じだ。生きているうちは柔らかくて脆いが死んでしまうと枯れて堅くなってしまう。つまり堅くて強いことは死の仲間であり、柔らかくて弱いことは生の仲間なのである。 https://youtu.be/AgGgXj7k1_A?si=mLm4D8JL_Ekz_PSP より引用 [システマ] 生きていることは動いているということ。

          老子とシステマ

          わざと力んで武術の稽古をする

          わざと力んで武術の稽古をする あくまでも私の身体の感覚を通して解剖学的に考察した一意見でしかありません。 武術の稽古で無駄な力を抜くことが重要だと指導されるときがあります。 相手に手首を握られたとき、相手の押さえてくる力を感じ無意識に自分自身も緊張してしまいます。このような状況では自分の緊張により相手と力のぶつかり合いになってしまうこともあるでしょう。 一つの稽古方法として手首を相手に握られる前に全身をわざと力ませておく方法を紹介させていただきます。 わざと力ませる利点と

          わざと力んで武術の稽古をする

          意識と気の訓練 〜どっちだゲーム〜

          意識と気の訓練 〜どっちだゲーム〜 みなさんは街で他人とやたら目が合ったり、あの人機嫌悪そう、この部屋なんかヤダと思ったりしたことありませんか。 これは何かしらあなたが情報を得て感じているから抱く感覚、感想です。 それが五感のうち何で感じているかはわかりません。 しかし感じたことは事実です。 今回はどっちだゲーム(コイン当てゲーム)を通じてお互いに意識や気を合わせる練習法をご紹介いたします。 2人で実施するゲームです。 コインを一枚用意します。 1人はコインを持ち自分

          意識と気の訓練 〜どっちだゲーム〜

          姿勢と呼吸法と腹圧

          武術的な姿勢と呼吸法と腹圧の考察 あくまでも私の身体の感覚を通して解剖学的な観点から考察した一意見でしかありません。 武術的な姿勢とはさまざまな意見があり永遠のテーマの一つです。 今回は武術の達人一人一人全く同じ姿勢の人がいないという前提でお話を進めさせていただきます。 達人の方々は姿勢が大事だ、と口を揃えておっしゃります。 しかし達人の方々の性別、体型、アライメントなどは遺伝的な個性もあり同じではありません。 西洋医学的には正しい姿勢として骨盤は前傾、腰椎は前弯、胸椎は

          姿勢と呼吸法と腹圧