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「パーソナルカラーの季節分け」の限界 - 季節の枠を超えた先にある貴方に似合う色

自分を好きになるための理系ファッションアドバイザー、Kaoriです。どちらかというと元はダサめの理系オタク元IT企業会社員です。

私は「シーズンに縛られないパーソナルカラー診断」をしています。今回はなぜシーズンに縛られないことが大事なのかを書きます。

魅力的になりたい、自分に似合う色を知りたい。

そう願って、カラー診断を受ける。それなのに、カラー診断を受けたらオシャレ迷子になってしまった!そんな人が沢山(多くて75%位)居ます。その理由を解き明かします

一般的なパーソナルカラー診断の4分類分に、人間を当てはめることは出来ない

一般的なパーソナルカラーは、色を4つのグループに分けて診断します。春夏秋冬のイメージに合わせた色を集めて、「貴方の似合う色はオータム(秋)ですね」なんて言うのです。

けど、これには限界があります。なぜでしょうか。

色は血液型ではありません。人間の顔のタイプは4種類じゃない。似合う色だって、4種類しかない…なんてことはあり得ない!

【実例】診断的には「冬」だけど、一番似合う色が多いのは「秋」なお客様

ちょうど先日、この4分類には当てはまらないお客様がいらっしゃいました。具体例を見せながら紹介します。

先日来てくれたお客様は…人モテ料理研究家のダイちゃんです!
ダイちゃんは、一般的なパーソナルカラー診断では「冬」色と分類されますが、実際に似合うのは「秋」の色が一番多かったのです。

このカラクリを説明します。

春夏秋冬の分類ってどうやってるの?

パーソナルカラーは以下の条件を組み合わせて、分類分けをしています。

①青みがかった色 or 黄みがかった色
②スッキリカラー or ニュアンスカラー
③明るい or 暗い
④鮮やか or 落ち着いた

長くなるので詳細は省きますが、条件が4種類、それぞれに2つの選択肢があります。単純計算して、2の4乗、2 x 2 x 2 x 2=16 通りの組み合わせがあります。
それでも、一般的なパーソナルカラー診断は4通り分類。残りの12通りの組み合わせは置き去りです。12/16,つまり75%は当てはまらない。※
この方々が、まさにパーソナルカラー診断迷子になりやすい(3回も診断を受け直した方もいるらしい・・・)。

今回のお客様、ダイちゃんは後者でした。

※この確率は、①〜④の2択の確率が50:50だった場合の値です。実際の人口分布とは多少の差があります。

冬色とは、秋色とは

冬色って、秋色って何?
具体的にはこんな色を示します。

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これを言語化すると・・・

秋:①黄みがかった、②ニュアンスカラー、③暗め、④原色よりは落ち着いた鮮やかさ
冬:①青みがかった、②スッキリカラー、③暗め、④原色レベルの鮮やか

and 条件で、完全一致である必要があります。全部の条件を満たす色を、「秋」または「冬」と呼んでいます。翻って、ダイちゃんが似合う色の条件とは・・・

ダイちゃんカラー:①青みがかった、②スッキリカラー、③暗め、④原色よりも落ち着いた色

①~③までは、冬の定義と一致したけれど、④の鮮やかさの部分が一致しません。彼が似合った色とは、こんな色です!

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↑が「秋」から選んだ色

↑が「冬」から選んだ色

「秋」色からの方が、圧倒的に「素敵に見える色」が多いです。ダイちゃんが似合うのは、ある程度ハッキリしている色です。けれど、原色まで行くと色が強すぎて顔負けしてしまう。

少しだけ鮮やかさを抑えることで、ピッタリお似合いな色を引き出せました。

似合う色は、自分の歴史・趣味嗜好に繋がっている

青ならば、ブルーベリーヨーグルトの色じゃなくて、ブルーベリーの色。
茶色ならば、ミルクチョコレートではなく、カカオの色。

自然界にある、野菜や肉、そのままの色。加工される前の食材の色がお似合いでした。食材そのままの色が似合う。そんな彼にとって、料理研究家はピッタリなお仕事ですね。

似合う色を読み解くと、自分のこれまで集めてきたインテリアの色、自分の歴史、自分の趣味嗜好などに繋がっていることがわかります。

ちなみに、白黒ハッキリつけたがる私は、「ニュアンスカラー」は苦手です。清濁合わせ飲めないのは、日常だけではなく色も同じだったり。こんな性格分析も、私はひっそり楽しんでいます。

他人が決めた「シーズン」という枠に囚われない。
枠を飛び越えた先に、貴方だけの「似合う色」があります。

シーズンに縛られないカラー診断、ご興味を持っていただけると嬉しいです♪

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カラーパレットの出典:秋色冬色

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