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本気の貯金・資産形成 固定費の次はコレを削れ‼

はじめに

コロナ禍・インフレ・新NISAなどを数多の苦難が連発しましたね。
これらがあってくれたからこそ、資産形成について真剣に考える必要があることに、庶民どももようやく気付けました(By しょみん)。

とりあえずは貯金から始め、そこから投資のための資金を作って踏み出したって人も多いはず。
支出カット・資金捻出の定番は固定費の削減
格安SIMに乗換・保険の見直し・サブスクの解約などなど。
もはややってない方がおかしなくらいの世界線。

もちろんこれらも立派な進歩ですが、これだけやればオールオッケー、節約は完了、なーんてことはありません。
厳しいこと言うと、こんなことは当たり前のレベル。
やって初めて普通に辿りつける程度のものでしかない。

これで終わるなんて準備運動だけして大満足してるようなもんです。
そのまま行ったら再来世になっても全く足は速くなりません。

固定費の削減程度で満足してるのは凡人 of 凡人。
そんなんじゃ大した資産を築くことはできません。
さらに先に進んで、そこそこの資産を築くには、変動費にも手をつける必要があります。

とは言え闇雲に変動費を削っても疲弊するだけ。
結果を出すためには正しい努力が必要です。
まさか「頑張った分だけ報われる」なんておめでたい勘違いしてる奴…

特に変動費においては効果的な削減対象を見極める必要があります。
でないと行き止まりに向かって全力疾走するハメになりかねません。

ではコスパの良い削減対象、逆に言うなら節約の足かせになる費目は何なのか?
圧倒的トップは交際費・人間関係にかかるお金です。
てことで今回のテーマは交際費の何が問題なのか、削るモチベ作りをしてこうと思います。

問題1 金額が高すぎる

最もシンプルなる理由はかかるコストが大きすぎることです。
たくさんお金を垂れ流せば、それだけ蓄財のストッパーになるっていう非常にシンプルな理由。

交際費の定番と言えば飲み会。
1軒で3000円とか5000円とか、何軒もハシゴしたら1つの週末だけで1万円以上も吹き飛ぶことになります。
ただでさえ足りない判断力と自制心が、アルコールの影響で消し飛んでしまってるので、ダラダラと居続けてお金をムダに垂れ流すリスクは非常に高い。

ぼくの場合は月の支出額がだいたい5万円くらいなので、1万円となると月の生活費の20%にもなります。
毎週のように飲みに出かけてる人がぼく並みの資産を築こうとしたら、週の他の6日間は飲まず食わずするしかないっすね。

こういう対比をすると、たった数時間の飲み会のために失うお金がいかに大きいかがわかると思います。
このことは実際に節約を進めてみないと、なかなか実感できないことですね。

ちなみに「交際費=飲み会」的なイメージがあると思いますが、冒頭でも書いたとおり人間関係の維持に紐づく出費は全て交際費に該当します。
職場、ママ友、彼氏・彼女、親族とか家族でも関係を延命させるのに必要なお金は全部です。

具体的にどんなお金がかかってるかって言えば、お土産、お茶会・ランチ会、デート、プレゼント、帰省、ご祝儀、香典、お年玉などなど。
どれもこれもかかるお金がバカにならないものばっかですよね?

つまりそれだけ人間関係の維持にはお金がかかるってことです。
さらに関わる人間が多くなるほど倍々ゲームで増えてくことになります。

問題2 ゴミすぎる使い道が大半

価格と価値の区別をつけるのはマネリテの基本です。
この2つ、けっこう混同されがちですが、あなたは区別ついてますか?
福士蒼汰と中川大志くらい似て非なるものですよ?
(よくわかんない)

値段が価値に見合ってるとは限らないので、その見極めをする必要があります。
お値段以上の価値あるものにお金を使ってるとしたら、それは浪費です。逆ニトリです。

そして今回のテーマである交際費として使う対象が、その金額に見合うほどの価値を備えてるかって言うとそれはかなり怪しい
つまり高確率で浪費に該当するってことです。
1つ目のパートで解説したとおり値段がバカ高いので、価値が越えるべきハードルはかなり高い。

月に1回だけと決めて人と出掛ける中で、たまに居酒屋に行くんですけど、あそこで出てくる食べ物って美味しいですか?
健康的な食生活が当たり前のぼくからすると、味が濃すぎて判別できません。
何食べても塩・醤油・ソース・コショウ・油(普段断ってるもの)の味しかしないっす。

料理に拘りらしきものが見える店もありますが、普通のご飯屋さんなら半額以下で食べられます。
美味しいって思うのは雰囲気とアルコールで正常な思考を失ってるから。
なので価格に釣り合ってるかって言えば超怪しいことに変わりはない。

飲み会の他にも、価値に見合わないものばっかです。
個人的には以下のようなことを考えながら他人と付き合ってます。

・お土産として美味しくないプリントクッキー貰うくらいなら10円玉貰う方が嬉しい
・カフェコーヒー1杯分のお金があれば家でドリップコーヒー2~30杯は飲める
・「デートだから何かしなきゃ」程度で使うにしては1日1万円とかバリ割高
・送別の寄せ書きとか花とか処分に困るし辞めて欲しい

こんなこと思うのはぼくだけですかね?
(うん。だから友達が多くない。)

本気でそれにそんだけのお金を払う価値があると思ってますか?
ただそういうもんって思考停止になって垂れ流してるだけじゃないですか?
心の底からそう思ってて、今の今までそんなこと考えたこともなかったって人は別格。

ただ大半の人は人付き合いする中でモヤモヤした経験があるはず。
そんな人はこっち側に来てぼくと仲良くできる気がします。
ほらほら素直になってみ?

問題3 価値をコントロールしにくい

かかるお金がバカ高い上に、そのアホ高いコストに見合うほどの価値がないものばっかです。
そしてさらに悪いことに価値が低いとわかってながら避けられないという問題があります。
交際費、悪魔の三連コンボ。

何故そんな状況になってしまうかって言えば、史上最強の圧力・人間関係が働くからです。
心ある人なら全員が抗えないもの、もはや重力よコレ。

人間は社会的動物って言いますからねー。
集団からはみ出すのは何よりも耐えがたい恐怖なんよ。
全く意に介さずお金の無重力を満喫できるのは生粋のサイコパスくらい。

世の中のたいていの人は生まれてこのかたお金を使う価値なんか考えたことがありません。
「高いものは良いもの」「お金を使えば何かが得られる」って貧乏まっしぐらな勘違いをしています。

そしてこの先も一度も考えることはありません。
そうやって自分が貧乏な理由を知らないまま灰になっていくわけです。

こんな感じで何も考えずにお金をただ垂れ流し続けるハッピーボーイズ&ガールズが集団のマジョリティです。
そんな集団の中の最大公約数で決まった使い道は、コスパ極悪の選択になること間違いありません。

愚か者は自分が愚かって気付いてないからこそ幸せでいられます。

一方で愚かな行いと分かっていながら、その愚かな道を突き進まざるを得ないのは悲劇です。地獄です。
節約家は凡人との付き合いで毎回心を引き裂かれる想いをしてます。
「これで5000円?やっす~」って正気とは思えません。

「それって割高じゃない?」なんて問題提起しようもんなら、今度は背筋の凍るような冷たい視線が突き刺さることになります。
そんな恐怖体験をしたくないので、仕方なく口を噤んでサイレントマイノリティに徹して価値に見合わない愚かな支出を受け入れるしかありません。
ケチがケチらしく生きていく自由はどこいったんよ?

まとめ

結局いちばんお金を失うのは交際費って話でした。

資産形成に目覚めて固定費の削減に勤しむ姿勢は多いに褒め称えます(何様)
やぁ小金持ち様だよ。

ただしそれだけで十分かって言えば、全くそんなことはありません。
というのも支出の大半を占めるのは変動費だからです。

固定費の削減がオススメされるのは、誰でもできる簡単なことで効果が永続しやすいから。
家や車のような家計に与えるダメージが甚大な悪しき支出もありますけどね。

資産形成を本気でしたいなら変動費に手をつけなきゃいけません。
それも手当たり次第ではなく削減のコスパが高さの見極めが不可欠です。
そこでターゲットになるのが交際費って話でした。

理由は3つ。
かかるお金が非常に高い上に、それに見合うほどの価値もないってダブルパンチ。
そしてそのことが分かってながら、人間関係・同調圧力によって抗えないって悲劇です。

次回のノートでは、いかにこの交際費を削減してくべきかについて解説しようと思います。
マネリテレベル4(100段階)くらいの駆け出しの節約家は「職場の飲み会を断る」とか言い出すと思いますが、そこは本質じゃありません。
どんな方法か考えておいてみてください。
てなとこで。

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toh Ma -とうま-
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