ファシアとその繋がり(3)---ITB 腸脛靭帯とHTL!---

今回は、ITB(腸脛靭帯)を紹介します。今回のブログは私の解剖実習の先生でもあり、よき友でもあるJulian Baker氏の記事(←もうネット上では削除されてしまったようです)とJulianの素晴らしい著作 [Bowen unravelled]  Lotus publishingを参照に書いています。

以前も紹介したこの[Bowen unravelled]は是非日本語訳してほしい本の一つです。(私が出版社に問合せたところ、ある特定の翻訳者しか翻訳させない、とのことで断られました)

ロンドンのピラティスのスタジオではよく、「ITバンド(腸脛靭帯)が硬いから、フォームローラーでマッサージしましょう!」とかいって指導しています。腸脛靭帯部(大腿外側)は大抵マッサージすると敏感な場所なので、クライアント達は「痛い! 効いてる!」とか思いながらフォームローラーを使ってマッサージしたりします。

まあ、実はあんまりそれは意味がなかったりするわけで・・・(笑

(その理由は過去のブログでチラホラ書いています。参照してください)

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