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しんがりのおもしろみ〜過疎地域の書店員として

業界全体の動きを見て
自分の立ち位置を考える

それはお人よしでは
ないのだろうか

自分のことを
そんな風に思いながら
他にどうすればいいのか
思い悩む

選択肢を増やしたいが
この業界でも
生きている地域でも
いつもまるで
しんがりをつとめているような
気分

快楽原則に従って
おもしろいのはどれか
結局決めてしまう
不合理な思考

おもしろみこそ
生きていく醍醐味
生かされている
喜び
楽しみ

おもしろみか

歩く道の険しさは
ずっと変わらないが
その道のりの風景は
随分と変わった
いつ見ても新鮮で
いつ見ても発見がある

物事は流転している
今日枯れた草が
明日の肥やしになる
滅びゆく文化が
次の文化を育てる

新しい文化が
既に芽吹いている
そう信じて
この業界の
しんがりをつとめる

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