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弟が生まれると兄は強くなる

少し前になりますが、我が家に第2子が誕生しました。

妻と次男が入院している間、割とワンオペ育児の時間が長く、仕事と両立するのはなかなか大変でしたが、2人でいるときに何かを感じていたのか子供がよく泣いていたように思います。

テレビが見たい、おもちゃで遊びたい、おやつが食べたい、そんな要求を無理に出して、それが通らないから泣く、ということ繰り返していたのかな、とある程度落ち着いて冷静になったあとで考えます。

妻と子が退院し、保育園から帰ってきた彼は、こわごわとベビーベッドの上ですぴすぴと寝息を立てる弟に対面しました。そっと顔を覗き込み、大きなロンパースからちょろっと伸びた足をそっと触り、興味ないよとばかりにその後はおもちゃのミニカーで遊んでいました。

赤ちゃん返りしたらどうしよう、退院後もこんなにピーピー泣いていたらどうしよう、という親の不安をよそに、兄はそこからめきめきと成長した姿を見せつけます。

子供が泣いていたら教えてくれるし、届いた出産祝いをベビーベッドまで持っていって次男に見せていたり、お風呂やご飯や寝るときも、言われたらスッと切り替えてちゃんと動くようになりました。

何より、次男が家に来てからあれだけ泣いていた長男がまだ1度も泣いていません。自分の中で強くならなければ、お兄ちゃんだから、と思っているのかもしれません。

次男には基本的に妻がついているので、長男が起きているときは基本的に僕は次男をかわいいかわいいとせずに、機械的におむつを変えたりあやしたりして、長男と遊ぶようにしています。その分長男が寝たり保育園に行っているときはベロベロに次男を嘗め回す(ようにかわいがって)いますが。

これまでは寝るときも電気を消したがらず、いつまでもおもちゃや本で遊んでいたのに、ちょっと遊ぶと「もうおしまい」と言って一人で寝るようになりました。お陰様で隣の部屋で仕事をできるようになったのでとても助かっています。

ただ、昨日の夜は「もうおしまい」と言って電気を消したあと、いつものように隣室へ移動しようとすると、僕の方を向いて

「〇〇くんひとりでねれない」
「ひとりでねるとこわくなっちゃうわけ」
「やっぱりふたりでねたほうがいい」

と言ってきました。「~わけ」の言い方が妙に面白くて、愛おしくて、そんなこと言われたら今日は仕事なんてもういいよな、と長男が眠りに落ちるまで彼のぬくもりを感じながら添い寝をしていました。

これからは4人家族で頑張っていきます。

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