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[仕事] 違和感を大切にする

仕事をしていて大事なことは、ルーティン化でできることとはルーティン化して、再現性を確保することであり、且つ、同時に、何らかの不慮、不測の事態に対応することだと思います。

特に、事務作業や、一定の商品を販売する店頭での接客業務等、反復的に行う業務についてはルーティン化が有効でおり、必要でしょう。

ルーティン化を実現するためには、必要な動きを規定し、反復できるようにすることが重要です。そのために、マニュアル化や、システム化を進めることになります。

一方で、ルーティン化ができないのが、不慮・不測の事態への対応です。

不慮・不測の事態というのは幅が広く、どこで、何が、いつ起こるかが予測できないものです。(予測できない事態なので、不慮・不測の事態と呼ぶのであり、予測できることであれば、それはルーティン化する対象となり得るでしょう。これらについては、「起こり得る事態」として必要なチェックポイントに組み込んでおけば良いのです。)

そこで、事態が深刻になる前に(できれば発生する前に、何らかの気配を感じた段階で)、いち早く対応を開始し、収拾を図る必要があります。

日々の仕事の中で、「あれ、何かおかしい」と感じることがあります。
どこかが違うフォーマットで送付されてきたメールやファイル、或いは、職場の雰囲気や、会社にいる人の表情がいつもと違う、ということすらあるかも知れません。

「フロアで三人が集まって議論しているところに見たら、何らかのトラブルが発生していると思え」とはよく言われることです。これはマネージャーに対して言われることですが、その前に、フロアで協議を始めている人も、「いつもとは違う何か」を感じたから相談を始めた、ということでしょう。(リモートでの仕事が多くなってからの一つの課題は、人の動きを見ていち早く何かに気づく、ということを、リモート環境ですどうやって再現するか、ということかも知れません。)

何かが違う、という感覚と、それを見逃すことなく相談する、ということで、トラブルが大きくなる前に体温することが可能になるのです。

では、何かが違う、という感覚は、どうやって身につけられるのか。

そのためには、やはり基本ルーティンを身につけるのことが重要です。基本動作、ということですね。スポーツで、基礎をしっかり繰り返す、というのと同様に、まずは基本を身につける、というのが近道になるのだと思います。

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BobbyN
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