見出し画像

パーソナルトレーナーという仕事を通じて学んだ”コミュニケーションの極意”

お世話になります、トヨザネです。

今回は、僕がパーソナルトレーナーという仕事を通じて学んだ『コミュニケーションの極意』というテーマでお話ししていこうと思います。(極意を語れるほど偉くはないのですが、、、)

要は相手にある程度話を聞いてもらえる権威性を保ちつつ、トレーニングを楽しんでもらうために僕が意識していることという感じですね。

2年間のパーソナルトレーナーとしての仕事を通じて、良い距離感を保ちながらコミュニケーションをするためにたどり着いた結論について体験談を踏まえながら語っていきますのでよかったらみていってくださいね👍

そもそもパーソナルトレーナーとはどんな仕事か知りたい方はこちらもどうぞ↓


1.話し方に気を遣う

まず、話し方は何よりも大切です。
僕が新規のお客様の対応をしてきた実感としては、話をしっかり聞いて納得してくれるかは話し方で半分決まると言っても過言ではないと思います。

僕はいま20代の前半で、基本的に年上のクライアントの対応にあたることが多かったのですが、トレーナーを始めた手の頃は若気の至りでテンション高めの人だと相手に合わせたテンションでつい言葉遣いが疎かになってしまうことがありました。
「〇〇っすね!」とか、「〇〇だと思うっす!」的な…思い出しても恥ずかしい😅

距離感を縮めすぎないことも学ぼう!

振り返ってみると、そういうテンションで話していては、いくら頑張って説明しても相手からすれば『友達がトレーニングを教えてくれている』くらいのノリにしかならないんですよね。
で、結局どうしてもトレーニングを始めるという決断をしてくれなかったように思います。
一定の威厳的なもの(権威性とか言われたりするもの)を保つには、丁寧な言葉遣いが重要だと感じました。


2.自分の言葉に自信を持つ

自信をもって発言することも重要です。
自分が話している言葉に自信がないように見られてしまうと、初対面であれば信頼感が一気に薄れてしまいます。

今日初めて会った人が、自分の目を見て堂々と話している場合とキョロキョロして自信なさげに話している場合では、明らかに前者の方が信頼されやすいですよね?
特に接客業では相手に信頼されることが何より重要ですので、自信をもって発言んすることはとても重要な要素だと言えます。

ホテルマンのように堂々とスマートに!

ただ、自信をもって話すって結構難しいんですよね。
だって自信を持ちたくても一年目は実績も何もないじゃないですか。
「3ヶ月で20kg痩せさせました!」とか「フィジーク日本大会優勝!」とか全然そういうわけではないですからね。

じゃあどうするか。
僕が教えてもらったのは、何もないなら「自信満々のふりをする」ことも重要ということです。
実績はすぐには作れなくても、知識を蓄えることはできます。
実績はなくても全力で一人一人と接することで徐々に経験を積み、本当に自信がついてきます。
そのために自分を演じることも必要なんです。


3.相手の視点に立った提案をする

重要なことの3つ目としては、相手の視点に立った提案をするということです。
要は「相手が何を求めているかを知る」ということですね。

これも僕は初めの頃に苦労したのですが、どうにも真面目すぎて相手が求めている以上のことを喋り過ぎてしまうんですよね。
例えばトレーナーを初めて数ヶ月目までは、ダイエットをしたいお客さまに現在の食事内容の大まかなカウンセリングをして、「その食事内容であればおそらくビタミンAは何μgで、1日に必要とされているビタミンAの量は…ビタミンBは…」みたいに知識のひけらかしをしてしまっていました。

知っている限りの知識をお伝えしたい!という思いで初めの頃は90分くらいかけてお話を聞いていましたからね笑
でも、それで成約に結びついたかと言えばそうではなかったんです。
むしろ説明量を減らし、現在は新規のお客様には60分で対応するようになっていますが、成約率はむしろ上がりました。

トークはシンプルに!

これは真面目な人ほど陥りやすい罠だと思います。
知識があるのは結構なことですが、相手が求めている(少なくとも求めていそうな)情報をシンプルでわかりやすく伝えることの方が実は重要だったりします。

また例を挙げますが、あなたなら大学教授でめちゃくちゃ難しい知識を何から何までしゃべってくる人から教わりたいか、そこまで深いことは教えてくれなくてもいいからポイントだけ教えてもらいたいかはどちらでしょうか?

しっかり知識はつけた上で、相手の求めていることを絞って伝えることができた方がより円滑にコミュニケーションが取れそうではないですか?


4.相手に寄り添いすぎない

これはちょっと意外かもしれませんが、相手のことを考えすぎないことも重要です。
僕の場合で言えば、本当は週に2回トレーニングに来てもらった方が良いのに、「もしかしたら相手はそこまでトレーニングに割く時間がないかもしれない」とか、「金額が高いと思われてしまうかもしれない」という理由で週1回を提案してしまうことが何回もありました。

何ヶ月かして気づいたのですが、実はこれは一見気を遣っているようでいてお客さまに対して失礼な態度なんですよね。
トレーニングに割く時間がないかどうかはお客さまが決めることだし、トレーニングにいくら使うかもお客さまが決めることです。

そこに対してこちらがどうこう考えるのは間違っているし、あくまで相手に一番喜んでもらう提案をするのが正解なんですよね。
今考えれば、自分への自信のなさからこの消極的な提案が生まれてしまっていたのだと思います。反省。

何よりもまず「相手が喜ぶ提案」をできるようにする

変な気を使うのではなく、あくまで「あなたにとって最善のことを嘘偽りなく伝える」という姿勢は、今後の人生においても貫く必要のあると学びました。


5.相手を褒めるための工夫をする

最後の重要なポイントは、相手を褒めることです。
人間褒められて嫌な気持ちなる人はいません。
そして、褒められれば人間は辛いことも頑張り抜くことができるのです。

特にダイエットを目的としたトレーニングはしんどいので、僕たちトレーナーはいかに相手のやる気を引き出すかが重要です。
お客様の細かな成長に気づき、ひとつひとつ褒めてあげることが大きな成果を産むことができると思います。
そしてお客さまは「成果を出してくれた人」としてトレーナーのことを信頼してくれるようになっていきます。

『褒める』ことを徹底すれば、相手を成長させ信頼を得ることができるのです。

相手を褒めることを”徹底”せよ!


まとめ

色々と書きましたが、結局コミュニケーションに大切なのは『相手に喜んでもらうために何ができるか』を考えるというところにつきますね!
そこさえ守っていれば、口下手でもなんでも必ずいい関係を保つことができると思います。

ということで、今回の記事は以上になります。
また別の記事でお会いしましょー✋


この記事が参加している募集

#スキしてみて

526,955件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?