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「ファンになっていただける企業になる」という理念に代表 國師康平が込めた想い

“Likeでも、Loveでもなく、FANです” と言っているのは、人に紹介したくなるのが“FAN”だからです。
たとえ事業が変わったとしても、”FAN”になっていただけていたら、その関係性は変わらないと思っています。

FANTAS technology の中村です!🌸

今回は、 『FANTAS STORY』 の第1弾として
弊社 代表取締役 國師 康平(くにし こうへい)にインタビューしました。

創業の経緯から、“ファンになっていただける企業になる”という理念に込めた想いまで、色々と語っていただきました。 

これまで私も知らなかったことなどがたくさんあり、インタビューの後に、もっとFANTASが好きになりました。

皆さんもこの記事を読んで、FANTASのファンになっていただけたら嬉しいです!

代表取締役 國師 康平 (くにし こうへい)
プロフィール

★スタジオセッション-395

1982年岡山県生まれ。近畿大学卒業後、大手不動産会社に就職し5年間実務や管理職を経験。業界のアナログで非効率な部分や、中古不動産における取引価格の不透明性、電話営業主体のビジネスモデルなど、業界課題を目の当たりにしたことをきっかけに、これらの解決を目指し、2010年2月、現 FANTAS technology株式会社を創業。「テクノロジー」と「人」の力を合わせ、業界にイノベーションを起こすことで、不動産を通じた新しい顧客体験の提供に取り組む。


CHAPTER 1 : FANTASのはじまり

◆ FANTAS technologyという会社を創ろうと思った経緯を教えてください。

学生時代から経営者になるという目標を掲げていましたが、まずは一般的な就職活動をして、縁あって不動産会社に入社しました。

いまでこそ認知が高まってきた「不動産投資」ですが、10年以上前は社会的認知度が低く、本当に良いものだからこそ、
「そのイメージを変えたい」
「もっと商品の良さを伝えて、広めていきたい」
と考えていました。

また、不動産業界は、書類が多いことや属人的であるなど、非効率な部分や、物件価格が正しいか否か証明できるものがないことなど不透明な部分も多く、そういった業界自体を変えていきたいと思い、起業しました。

◆ 改めて「ファンになっていただける企業になる」という理念には、どのような想いが込められているか教えてください。

前職で営業をしていたときに、お客様から
“私は國師(くにし)さんのファンですから” 
と言っていただけたことがあって、どんな職種であっても、ファンがいれば、仕事は何でもできるなと思いました。

お客様にファンになっていただける会社を創るためには、
「働いているメンバーが会社のファンになるような会社」を創ること、
「ファンになってもらえるようなメンバーを増やす」こと、そして、そのメンバーと共に
「ファンになっていただけるような事業、商品、サービス」を生み出していくということが重要です。

お客様からファンになっていただけるようなメンバーが増えていけば、事業がどんな展開を見せても、成長していける組織になると考え
「ファンになっていただける企業になる」という理念にしました。

起業するときから「ファン」は
絶対に使おうと決めていたのでしょうか?

そうですね。
“好き”と“ファン”は違いますからね。
Likeでも、Loveでもなく、FANです” と言っているのは、人に紹介したくなるのがFAN”だからです。

Loveだったらライバルになってしまうので、人に紹介しないですよね。笑
でも“FAN”との関係は半永久的に続いていきます。

なので、たとえ事業環境がどんなに変化しても、
“FAN”になっていただけていたら、その関係性は変わらないと思っています。

【使用】★IMG_0472



CHAPTER 2 : 不動産業界の変化

◆ いまでこそ当たり前になってきた「不動産テック」や「DX」ですが、
創業当時はまだまだ不動産業界はアナログだったと思います。
FANTASは先駆けて取り組んできましたが、どのような苦労がありましたか?

マーケティング部門や、IT部門の立ち上げ時など、インハウス化(内製化)していく過程の採用活動が一番大変でした。

採用する側にマーケティングやテクノロジーの知見がある人がいませんでしたので、私自身も最低限の評価ができる知識を身につけるべく勉強しましたし、それらの領域で当社が何の実績も残していない中、我々の志や、一緒に働いてもらうことの魅力を理解してもらうのが、すごく難しかったですね。

◆ どのあたりでテック化の流れを感じましたか?

スマートフォンが普及してきた2008年以降に、SNSやFacebookなどの広告で認知が増えて、デジタルマーケティングでの反響の効果が見えてきたあたりですね。

◆ 2020年より新型コロナウイルスが流行していますが、どんな影響や変化がありましたか?

当社だけでいうと、デジタルマーケティングのみならず、オンラインセミナーやオンラインコンサルティング、オンラインでの売買契約など、効率化や顧客利便性向上のためのDX化はコロナ前から進めていました。

ただ、このコロナ禍での政治的・社会的な後押しによって、業界全体にテクノロジーの導入が進みました。

例えば、IT重説(※1)や、オンラインでの金銭消費貸借契約(※2)など、
企業単体の努力ではどうしようもできない事務が効率的になったというのは
お客様にとって大きなメリットだったと考えています。

※1:不動産取引における重要事項説明
※2:住宅ローンを金融機関から借り入れる際に結ぶ契約

他方、全ての顧客接点がオンラインになったことには、弊害もありました。

我々のビジネスは、不動産を購入していただいて終わりではなく、そこからがお客様との関係の始まりです。

しかも、お客様との接点は、ただ便利であれば良いというものではなく、時に深いコミュニケーションが必要となります。

そこで、当社は、従前から注力していた「カスタマーサクセス(CS)」にオンラインコミュニケーションの機会を追加していくことで、差異化を図りました。

例えば、定期的な情報発信やオンライン勉強会、相談会など双方向のコミュニケーションはもちろんのこと、お客様同士のコミュニティづくりなどを通じて、より良い顧客体験を提供できるように取り組んでいます。

2020年4月~5月における(マスクなどの)物資不足の折には、CSチームが主体となって、少しでもお客様のお役に立てることがないかを考え、
リモートワークやオンライン商談の拡大により使わなくなった当社の社内備蓄品等を、お客様への支援物資として送らせていただく取り組みを実施しました。

お客様を想い、一人ひとりができることを考えて、それを実行してくれた社員を大変誇らしく思っています。

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CHAPTER3 : FANTASの変化、そして未来へ

◆ 今年の7月に行った新組織体制(CxO制度)によって、どのような変化が期待できますか?

会社の規模が大きくなっていく中で、色々な部署が点在してきていたため、この制度によって、「誰がその部門での意思決定者なのか、責任者を明確にする」というのが一番大きな意図です。

今までは自分にほとんどの決定権がありましたが、権限の委譲によって、今後は、意思決定が迅速になることが期待できます。

各部門がちゃんとディスカッションをして、一緒に手を組んで、相乗効果を生み出して事業成長を目指していきたいと思います。


◆ FANTAS では「platform事業」を展開していますが、どのような仕組みなのでしょうか?

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簡単にお伝えすると、
売りたい人と買いたい人、投資をしたい人を、プラットフォームで繋ぐ仕組みになります。

テクノロジーを活用しながら、個々の独立したサービスを有機的につなげることよって、不動産の流通を活性化させるというのが、このプラットフォームの役割です。

また、それぞれのサービスには、業界を変革し、不動産に関する社会課題を解決していくという副次的な効果もあります。

例えば、
価格査定サービスの「FANTAS check」は、
いまだブラックボックスである不動産価格を透明化するという社会的役割を担いますし、

空き家に関わる全ての人を繋ぐ
FANTAS repro」というポータルサイトでは、
要修繕ポイントやリフォームプランを選べる物件情報をご提供することで、解決の糸口が見えない空き家増加という、社会課題の解決に取り組んでいます。

◆ 不動産業界におけるテック化や、デジタル化は今後どのように変わっていくと考えますか?

今後、不動産業界においてもテクノロジーが一般化し、“分かりやすい”、“効率がいい”、“情報を得やすい” などの部分は、どの会社のサービスでも、そこまで変わらなくなっていくと考えています。

そんな中で、これから当社が注力していくのは、
「お客様に心地が良いと感じてもらえるような体験」をどれだけ提供できるかということ、

つまり、オンラインかオフラインかに関わらず
顧客にとって肌触りのある、温かみのある「リアル」な価値を創出していく
ということです。

例えば、あの会社で働いている人たちはみんなとても知識が豊富、であったり、自身の事情や環境を踏まえたうえでコンサルティングをしてくれた、等もそうですね。

顧客接点の最前線で、人がきちんと価値を出していくことと、テクノロジーがその価値をどれほど増幅し、昇華していけるか というのが、これからのポイントになってきます。

◆ FANTAS technologyは、今後10年で何を目指していますか?どのような会社にしていきたいですか?

リアルとテックの融合というところは変わらず取り組んでいきます。

会社の規模や、人数、売上高などは、もちろん年間計画として立てていますが、長期的な目標には掲げていません。

通常であれば「社員数」や「売上高」は目標になると思いますが、なぜでしょうか?

それよりも、もっと本質的に
「ファン化できているか?」ということのほうが重要です。

オンライン、オフラインに関わらず、
・当社と接点をもっていただいた全ての方に感動をお届けできているか
・お客様にどれだけ心地良い体験をしていただいているか
・どれだけファンを増やしているか

を追求する、そういう会社にしていきたいと思っています。

本当の意味で
ファンになっていただける企業になるために
ファンになっていただける事業、商品、サービスを展開し、
ファンになっていただける人になる 

ということは、生易しいものではありません。

今の売上高を3倍にするよりも、はるかに難しいのではないでしょうか。

ただ、これを諦めてしまうのは、FANTASの存在意義に関わりますので、これからもずっと、「ファンになっていただける企業になる」ことを目指し続けていきたいですね。

【使用】★IMG_1058.JPG

ありがとうございました!!

ということで、
今回は、 『FANTAS STORY』 の第1弾として
弊社 代表取締役 國師 康平(くにし こうへい)に
語っていただきました!

個人的には、「ファンになっていただける企業になる」という理念が大好きなので、その理念が生まれた背景を聞くことができ、とっても嬉しかったです。

実は、インタビュー中、愛犬のワンモモちゃん🐶を撫でながら
お話をしてくださっていました!笑
そちらのお写真は、後日Twitterでお届けいたします!



次回、『FANTAS STORY』第2弾は
取締役CSO(Chief Sales Officer) の
石原 正徳(いしはら まさのり)です。

「ファンになっていただける企業になる」ため、
お客様へどのようなコンサルティングをしているのでしょうか?
詳しく聞いてみたいと思います! お楽しみに!


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