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#8「仕事と治療」の両立の限界…(高校教諭40代)

仕事と治療の両立を模索

どっちが大事と言われたら、そりゃあ子どもが欲しいに決まっている!
ただ、その後も仕事との両立を模索しました。
休職制度はあるのか、非常勤への身分変更は可能か、でも、私が勤めていた学校では休職=うつ病などの精神的な病を前提とするので、休職するなら退職が前提だと言われました。
            ということは…
事実上今の働き方では不妊治療との両立は無理だということが、模索すればするほど明白になってくるわけです…。
            にもかかわらず!
私は未だその組織にしがみつこうとしていました。だって、治療費を稼がないと通院できないくらい治療費がかかるんですもの!


「ねばならない」でガチガチに。


 そんな時、信頼のおける方から「あなたはがちがちだ」とドキッとするようなことをいわれました。まずは自分の価値観を一旦外した方がいいと。

 自分の中にある「ねばならない」を一旦解き放って、自分にとって本当に大事なものを考えなさい、と。子どもを産める年齢にはリミットがある。まずはそれを優先させるべきで、それから先のことはその時でも充分考えられるから、きちんと何がしたいかをはっきりさせて…でも、もうあなたの場合は答えは出ているはずだと言われました。
 
 そのときに、子どもが欲しいが一番のはずなのに、それを打ち消してまで仕事に励まなければならないと言い聞かせている矛盾した自分に気が付きました。
 私は人から言われて、やっと冷静になれるタイプなのかもしれません。
 そんなことわかっているのに、第三者から言われてはっと気が付く。

 なぜ、自分のほしいもの、やりたいことを打ち消してしまうのだろう。
よくわからないけれど、自分の欲望に正直でいよう、自分の気持ちに耳を傾けようと思った出来事でした。


年明けから驚くような災害や事故が起きていますが、一刻も早く平穏な日々が訪れますように。





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