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【読書 note】 Audibleの無料期間を名ナレーター平川正三さんの朗読で堪能する

 私の読書noteを訪ねていただき有難うございます。今回はオーディオブックの攻略法について私なりの考えをまとめてみました。


1. AmazonのオーディオブックAudible


Audible紹介サイトより

a. オーディオブックは読書スタイルを選ばない

 Audibleはプロのナレーターの朗読をアプリで楽しむサービスです。オフライン再生が可能なので、通信データ使用量や通信状態を気にする必要はありません。いつでもどこでもいつまでも、読書を楽しむことができるのです。
 スピーカーで流してながらで聞くも良し、ノイキャンイヤホンで集中して聞くも良し、読書スタイルを選ばないのがオーディオブックAudibleです。

b. Audibleはタイパが良い

 いつでも、どこでも、どんなスタイルでも聴けるAudibleは満員電車の時間も、ちょっとした隙間時間も有効活用できますし、料理をしながら掃除をしながら聴けるのでタイパが良いサービスということができます。 

2. Audibleではナレーター選びも重要

a. 「作家」と「ナレーター」の共作となるAudible作品では、ナレーター違いも楽しみの醍醐味

 Audibleでナレーターの魅力を再認識したのは池井戸潤さんの作品です。半澤直樹シリーズに代表される池井戸さんは人気作家ですので、作品が多数Audible化され、色々なナレーターの方々に朗読されています。
 例えばご存じ「半澤直樹」シリーズでは、ナレーターは吉田健太郎さん。「花咲舞」シリーズでは、ナレーターは大森ゆきさんと佐藤恵さん、「下町ロケット」シリーズでは、ナレーターは平川正三さんです。ドラマ出演者がナレーターを務めるケースもあり、『犬に聞いてみろ』ではドラマで花咲舞役を務めた杏さんが、『下町ロケット ゴースト』では唐木田役を務めた谷田歩さんがナレーターを務めています。
 どのナレーターも魅力溢れる朗読をされているので、自分が浸れるナレーターを探すことが重要です。シリーズものでは違うナレーターが朗読しているケースがあります。Audibleではナレーターは名脇役です。だから作家に加えて見落とされがちなナレーターに注目することが必要なのです。

b. 平川正三さん × 池井戸潤さんの作品が最高

 さて、私が平川正三さんを知ったのは『下町ロケット』です。ちょうどテレビではドラマが放送されていた頃だと思いますが、私はドラマは見ていません。純粋に池井戸潤さんの作品が好きで、Audibleで平川正三さんと出会ったのです。
 主人公の佃製作所社長の佃航平と帝国重工の財前宇宙航空部長、立ちはだかるナカシマ工業。思わず感情移入してしまうその朗読っぷりに、池井戸作品に読書とは違う魅力が加わっていたのです。以来平川正三さんが朗読する作品を聴いて行ったのです。

c. Audibleの名ナレーター平川正三さんの何がすごいのか

 平川正三さんの朗読だとなぜ作品を夢中になって聴けるのか。じっくり聞かせる渋い声。絶妙な読む速度。もちろんこれらも魅力です。
 平川正三さんのすごいところは、自分の声ひとつで一人で何役も演じ切れるところが圧倒的なのです。作家の作品には主人公以外にも、仲間やライバル、敵、恋人などいろんな人物が登場します。作家にとってはそれぞれが大切な存在であり、聴く人からすると、それぞれが別の背景を持った人物として朗読されないと感情移入ができないのです。それを一人で演じ分けられる名ナレーターが平川正三さんなのです。

俳協紹介サイトより(https://haikyo.co.jp/profile/profile.php?ActorID=12997)

 例えば浅田次郎さんの『壬生義士伝』では、盛岡藩を脱藩した朴訥な元新撰組隊士の吉村貫一郎が主人公です。主人公を演じる際は訥々とした津軽弁で話す必要があります。反対に沖田総司を演じる時は明るいトーンで話すのです。登場人物のセリフと本文も読み方を変えているのです。セリフは登場人物が目に浮かぶように話しつつ、本文は違うトーンで話すことによって、聴いていて迷うことなく映画を見ているかのように聴けるのです。

 一方、『そして誰もいなくなった』では別の魅力に気付かされます。オーエン夫妻に招かれた男女8人の招待客と2人の召使。兵隊島という孤島で1人目が死に、2人目が死に、そして誰もいなくなった。では犯人は?ご存じアガサクリスティさんの名作は、セリフの場面が多いのです。男の人も、女の人も、将軍は将軍らしく、判事は判事らしく演じ分けないと、セリフの連続する場面で聴く人は混乱してしまうのです。その離れ技をやってのけるのが平川正三さんの凄みなのです。

3. Audibleをお得に使うために

a. Audibleは月額1,500円のサブスクリプションサービスで12万冊が聴き放題

 Audibleは月額1,500円のサブスクリプションサービスです。月何冊も購入する人たちにとってはお得感を訴える絶妙な価格設定ですが、安くもないと思います。
 過去何回かサービスの内容が変わっていますが、現在は下記の通り12万冊が聴き放題となっっています。
 ただ12万冊の中に自分が聴きたい作品が含まれているとは限りません。その場合は別途購入が必要になるので注意が必要です。少し不便なところがあるのですが、人気の池井戸作品はサブスクリプションの中でフリーに聴ける場合が多いと思います。

Audible紹介サイトより

b. Audibleのお得な使い方とは

 こちらはネットでググると山のように検索結果が出てくると思うので、詳細はそちらに譲ります。
 Audible会員になって作品を気に入った場合は通常価格の30%引きで購入できます。またたまに会員用のセールが実施されます。その場合は、もっと安く購入できるのでチャンスです。購入した作品は退会後も聴くことができます。また、昔の名作は無料で聴けたり、全集が安く売っていたりします。下はリンクではなく画像ですが、正規の価格と比較してお得に見えてしまうのではないでしょうか。

Amazonサイトより

4. コスパの良いAudibleの楽しみ方

a. 30日の無料期間をナレーターと作家の2軸でAudibleを攻略する

 初めてAudibleの会員になると30日間の無料期間があります。この無料期間中にAudibleが価値があるのか、体験して判断する必要があります。
 初めての人はナレーターにまで考えが及ばないと思います。今回は私のお気に入り平川正三さんを紹介しましたが、他にも魅力に溢れたナレーターが多数いらっしゃいます。気に入ったナレーターが見つかれば、そのナレーターの朗読作品を聞くことで、読書では読む気も起きなかったジャンルや難解な作品の魅力に驚く自分がいるでしょう。それもナレーターという仕事のなせる技です。

b. キャンペーンにもアンテナを貼っておく

 Audibleはたまにキャンペーンをやっています。例えば3ヶ月無料キャンペーンです。待てる人はそのキャンペーンを待ってみても良いと思います。もちろんお得です。
 ただ上記のような明確な戦略があれば、30日でもAudibleの価値を実感できると思います。

5. お読みいただき、ありがとうございました

 少し長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。スキしていただけると、投稿の励みになります。よろしくお願いします。

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