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ホテル・ピーベリー

「ホテル・ピーベリー」は、近藤史恵さんのミステリー小説です。

主人公の木崎淳平は、教師を辞めた後、友人の勧めでハワイ島に旅行に行きます。 そこで泊まることになったのが、日本人夫婦が経営する「ホテル・ピーベリー」という小さなホテルです。 このホテルには、「滞在できるのは一度きり」「リピーターは受け入れない」という不思議なルールがあります。 木崎は、他の日本人の宿泊客と親しくなりますが、次々と不可解な死が起こります。 木崎は、ホテルの秘密と自分の過去に直面することになります。

この小説は、ハワイ島の美しい風景と、不穏な空気が絶妙に混ざり合った作品です。 木崎の心理描写や、他の登場人物の個性も魅力的です。 特に、ホテルのオーナー夫婦の和美と信也の関係は、読者を惹きつけます。 ミステリーとしても、謎が多く、最後まで気が抜けません。

ハワイ島の魅力と、人間の感情の深さを感じられる作品でした。ミステリー好きの方にも、ハワイ好きの方にもおすすめです。


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