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魔女 VS 魔女

今日は、予定があって有給日。

午前中に、さくさくいろいろ済ませようと思ったことの、だいたい八割は完了。

 本当は、北18条にある、seesawブック
Seesaw Books / シーソーブックス | UNTAPPED HOSTEL裏

に行こうかな、と微妙に思っていたのだけど(年内に必ず行く予定でいた)帰りにちょっとどこか寄って、小説とか手紙とか書こうかな……ワクワクもくろんでいたが、調べてみると水曜日はお休みの日で断念。
 んん、ほかの古本屋またはこだわりのある本屋さんに行きたいなと、探してみたけど、街中にでると他に誘惑とかがあって寄り道しちゃうかも、ってことで、今日は少しおとなしくいろいろ家事。
 スマホからできる用事や、必要な電話を日中済ませ、夜ご飯の下ごしらえなど。ボランティア先の施設に連絡すると、電話の受付の方からして、本当に気持ち良い対応。やさしい電話対応。
 見習わねばと思う。 

 わたしは、外線は受けることがあまりない業務なのだが、内線を受けるときはだいたい知っている感じの人なので、横柄にはさすがにないけど、けっこうくだけた感じに(相手もそうならなおさら)しちゃうなーと反省。
 急に変えても、おかしいことになるし、わたしは誠実な人間で(自分軸の考えでね)いたいな、とひそかに企んでるから、(たくらみの時点で失格かな。失点(インザパーク))
 誰かと話すとき、心がけよっかな。
 
 今日は、冷凍庫のササミを、なんとかせにゃならんので解凍。

ああ、ササミを棒棒鶏とか、スープとかにするのもう飽きたから、フライだなと思って、パン粉を買うことを忘れないようにする。

 用事をたしに行く前に、いつもの古着屋さんを覗く。いい感じのモアモアの帽子とか、子供のアナップの秋冬アウターとか、自分のニットとか状態のよいものがみつかる。
 店員の女性が、江別に行ったときに買った、手作りのあづま袋(着物の生地を再利用した布製のエコバックみたいなもの)の収納力のすごさに、驚いていたので、作った作家さんを紹介してあげた。
 
 あづま袋というものは、とても便利で、その作家さんが作っているものは柄もたくさんだった。もとは、着物だった生地からできていてる。わたしは、和風の小物とかが特別好きではないけれど、着物は好きでいつかきてみたいなと思う。大正ロマンな雰囲気とか、モダンな感じとか、語彙力ないけど、きれいで大好き。
 
 でも、わたし肩幅がひろいんだよな。ガンダムだよ。だから、モビルスーツに着物着せてもなあ……。自虐は、なしにして、きっとわたしに似合う着物もあるはずと信じて、いつか素敵に着こなせたらいいな。

 安い品ぞろえと、生麺が充実しているスーパーへ立ち寄る。パン粉と、家族の勉強とお絵描きのおともに、ラムネを購入。58円。安い。
 先日もここで、グミかなにか、購入したな。

要件があり、指定の場所へ向かう。

 いつも、この場所を入るときとでるときに、そこはかとない気持ちになる場所で(学校)あいかわらず、同じ気持ちでの、いろいろ。
 でも、最近は未来が見えてきたかも、なんて、軽い気持ちで生きていくことも大事じゃんね。
 って、読んでる人にはわからないけど、つまり、いろいろ人生ありますねってことです。

 肩と頭がつらすぎて、家族も『あたま、大丈夫?』と、両方の意味で心配される始末なので、今日はマッサージを予約したのだ。

 かなりの贅沢だが、背に腹はかえられない(使い方?)

六時の予約にまにあうように、かえって速攻夕食の支度。

ささみ、解凍しきれてない!!
日本語のおもしろいところって、
解凍ささみ
怪盗ささみ
皆藤ささみ

もすべて、物語の始まりに使えそうなところ。

○ショートストーリー○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

【太陽】
 
 揚げ物は、嫌いだ。
 やたらカロリーがあるところ。揚げたてがうますぎるところ。
衣をつけてあげてしまえば、たいていの食材が輝きだすところ。それによって、ビール腹がさらにふくれるところ。
 実家の食卓で囲んだ、黄金色のささみフライを思い出すところ。

 ようやく自炊になれてきた三年目。俺は、半年に一度くらいの割合で揚げ物をする。
 油がはねても平気なように、クローゼットの段ボールからロンTを引っ張り出してくる。
 部屋ではいつも、ジャージとハーフパンツにTシャツで過ごすし、どうせどこにも行かない。
 出勤用のこぎれいな服と、スーツしか持っていない。

『ポリエステロなんかでコンロの前にたってごらん。たちまち、火だるまになんよ』
 ばあちゃんは、横文字が苦手だった。俺は、内孫だったから溺愛されていた。施設に入居してからは、一度もあっていない。

『揚げ物の時は、アツシ、これをきてやりなさい』 

 俺が独り暮らしすると決まって、近所のセンジョーストアの二階の衣料品売り場で、このロンTを仕入れてきた。
 YOU ARE  MY SUNSHINE。
 なにが、太陽だ。俺は、太陽は嫌いだ。日光にあたると、皮膚の弱いひじの裏側に、赤い発疹ができるのだ。
 ラインストーンに囲われた髑髏のプリント。
 亜咲美が嫌いそうなデザインだな。あいつは、無印良品とか好きだったしな、と思い、あわてて頭の映像を切り替える。
 番内 あゆなの、モーニングルーティンに切り替えた頭の中は、彼女の白い腰の横にあるほくろの事でいっぱいになる。
 女も揚げ物も嫌いだ。

 俺は太陽だ。そう嘯きながら、フライパンの上に2cmほど油を注ぐ。
 まるで炭酸だ。フライパンの中から香ばしいにおいが流れてくる。
 きっとこの中は、とてつもない温度なのだろう。

『アツシ。一人でもちゃあんと、手合わせて頂きますってするんだよ』
 俺はクッションの上に正座する。油の処理は、もう済ませた。
 ばあちゃんの教えだ。フライパンの上に片栗粉をまぶす。油をすった粉を、もったいないもったいないといいながら、使い終わった牛乳のパックに静かに少しずつ入れる。
『アツシ、おいしいかい?』
 つまみぐいしたい気持ちを抑えて、俺はソースとマヨネーズを食卓にならべた。
 飽き飽きしていたササミが、フライになったとたん挑むように皿の上で輝いていた。
 最初は、なにもつけないぞ。固く決意する。

 冷凍庫からグラスを取り出す。さっきコンビニで買ったクラフトビールの栓を抜いた。
『いただきます。ばあちゃん』

 ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○

※思い付きで書いたけど、ショートストーリーも楽しい※


 ささみのフライには、しっかりした味をつくたせいか、うまし!!!
二度揚げしたので、カリカリで、歯ごたえもなかなか良かった。

 急いで、片付けや、ご飯炊きやらをやっつけて、すぐにまた出かける。
バスの中で、ハンチバックの選評を読み返そうと思って、持ってきたけど、全員のは読み返せなかった。
 
マッサージ店に到着。先月いったところと、同じだったが施術者が違った。

滞りなく一時間のマッサージを受ける。

 ごりごりに凝り固まっていた体の節々がほぐれていくのがわかって、楽しかった。
 その店では、占いをやっているのは先日はじめて訪れた時の予備知識として得ていたのだけど、今日は施術を受けている途中に、「この、占いって、どなたがやっているのですか?」と尋ねてみた。

 すると、「わたしが、占いやってます」と、現在わたしの体をほぐしてくれている女性が言った。タオルをかけているので、相手の顔はほとんどみていないけれど。
 占い。
  
 過去に、家族の友人の家にお邪魔した時に保護者の方が、「占いやってま す」っていってたことがあったな。

 とある、年上の男性に半ば強引に「○○で占いやっているんだよな! ご運勢とか全部みてやるから、ライン交換せよ~~ウニャムニャ……」
 と無理やり交換したこともあるな……。
 二回くらいしか、大勢の人とともにだけど、交流がなかったのに。

 わたしは、占いを悪魔の邪悪なものだと教えられて育った。
真偽もなにも、関わったことすらなかったのだ。
 だから興味がないとかではなく、その分、不思議な怖いものとか、アングラなものに惹かれたり、耽美なものを愛したりだったから、一概にそれが理由とはいえない。

 そういうしがらみを脇によけて生きてみようと思ったとき、占いも一度体験してみたいな、と思っていた。

「生涯一度は占ってほしいと思っていたので、こちらでその一回をお願いしようかな?」とわたしは言うと、「そうなんですね!」っていう意の答えがタオル越しに飛んできた。

 それから、施術中に、偏頭痛の話になり、健康に関してのいろいろな話になっるなかで、交感神経経と副交感神経のバランス(切り替え).が大事だという論点になる。
「たとえば、夢をかなえたいと思ったときに実際に叶ったシーンを想像するのがいいんですよ」とその女性。
「そうですねー」儂。
「たくさんの人が集まって、パーティーの会場のおいしそうな料理とか。重たいナイフとフォークとか。拍手とかケーキのろうそくを吹き消すとか」
「……?」
 不思議な気持ちになって最後に施術がおわり立ち上がる。
「わたしには目指している目標があって、その夢がかなった暁には、表彰されたりパーティにでることもあると思うんですよね。なぜ、夢の話をしたときにパーティ会場の話をしたんですか?」
と質問したところ、

「わたし、魔女だから」

とその方はいった。そして、少し笑った。
「冗談だけどね」

 第六感っていうのかなー。 ほう。
 第六感はわたしも、時々あるので納得。
わたしはスピ系ではないけど、考えていた人と出会ったり、物にであったりするのだ。わたしは、予知と呼んでいる。

 一つ例をあげると、先日訪れた『茶廊法邑』というギャラリー。
その日の、午前中くらいに、たまたまとある人のフェイスブックを見ていた。(顔と名前だけ知っている人)
 その人の、フェイスブックの記事に、その方の家族が、『茶廊法邑に絵を出展します』とあったのだ。

それまで、わたしはそのギャラリーの事を全く知らなかったし、今回のグループ展のために場所をホームページで確認した程度で、予備知識はゼロだったのだ。
 これは、またしても予知だ! と強く感じたのだ。
でも、こういうことってみんな、よくあることなのかな……
不思議。

 驚きながら、会計をしてまた来ます、とお金の心配をしながら帰宅。

体が軽い。にやにやしながら帰る。
 書店に少し寄り道して、文芸誌がないかチェック。よし、ない!!

また、Popeyeを立ち読み。
よし。絵が描きたい!かえって、絵の具やる!と意気込みバス停へ向かう。

体のどろどろしたものが、流れて、すっきりしたからか、漲る滾る頗る善い感じ。

 バスの中で、ハンチバックの選評を……と思ったけど、5駅くらいなのでスマホをだら見。

帰宅してご飯炊いて、汁物と、にんじんの甘酢と、おくらとささげの塩ゆでと、実家からもらったいくらの醤油漬けと、しゃけと、たらこと、白いご飯にのせてご飯。
 
 フライは冷めていたけど、美味だった。


日記をひかえようと思っていたけど、朝は家族の活動のため早起きで、かいてしまった……

小説を書かなければ。

ちなみに、絵の具で絵も描いたけど、かわいい絵じゃなくて、フランシスベーコンの人物みたいな怖い感じになってしまい、捨てた。
 ごめんよ。
 

よし、今日は木曜日。

今日も読んで、書くぞー。

日記はお休みしよう。むずむずしても、休もう。小説書くぞ。

わたしも、魔女かもね。ふふ

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