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なぜ命を奪われたのか?

「邪魔だった」
去年、ひとりの罪のない女性が、そんな理由で殺害された。
わたしたちは、殺害現場となった渋谷のバス停で、この写真を撮影した。

この事件は、どこか遠くの誰かの話ではない。
彼女はわたしだ、彼女はあなただ。
たとえ今、路上で生活していなくても、
いつどうなるか、だれにも解らない。

この事件は、どこか遠くの誰かの話ではない。
わたしのそばでも、あなたのそばでも起こり続けている。
女性というだけで、家がないというだけで、
マイノリティというだけで、
日常的に、暴力や排除や差別を受けている人たちがいる。

連続する暴力・ハラスメント・二次加害。
人生を奪い変える抑圧の数々。
いつ自分や、周りの大切な人達が、被害に合うかわからない、
こんな世の中でいいのだろうか?
見て見ぬフリをし、傍観し続けることは、その問いを無言で肯定することだ。
こんな世の中でいいのだろうか?

わたしは嫌だ

もう止めよう。
犠牲になった人たちは、もう二度と戻ってこない。
せめて、今これから、少しずつ、わたしたちが、マシになろう。
「弱者を殺すな」「生きさせろ」
なぜ命を奪われたのか? どうしたらよかったのか?
どうしていけばみんなが幸せになれるのか?
一緒に考えたい。
これは、そのための写真だ。

事件詳細URL
https://www3.nhk.or.jp/news/special/jiken_kisha/kishanote/kishanote15/

1周忌追悼スタンディングURL
https://www.instagram.com/p/CWiXCagvE4r/?utm_medium=copy_link

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