住育つぶやき45 家と登記(とうき)
人が…生まれたり引っ越したら「役所へ届け出る」ように、土地や家も届け出が必要で、登記(とうき)といいます。覚えておきたいですね。
●どんな時(どんな場面)で「登記」が必要?
まず…マイホームを取得した場面ですね…
① 土地を買ったとき
② 家を建てた(買った)とき
言い換えれば…マイホームを手放した場面ですね…
③ 土地や家を売ったとき
その他はのちほど…
●「登記」は何のためにするの?
土地や家を公的に記録しておくためです
☑ どこに?
☑ どの位の規模(面積や階数など)で?
☑ 誰と誰の持ちもの(権利)で?
☑ 誰がいくらローンを借りてるか?
☑ 土地や建物の概寸図
が記録されます。
いわゆる…住む人が「土地や家の権利証」を大切に保管できるのは、登記がされているからです。
●登記はどこで手続きするの?
登記手続きは、市区町村にある「法務局」で行います。自ら手続きすることも出来ますが、土地や家の場合は殆ど、相談先の不動産会社や建築業者が代行してくれるケースです。
ちなみに…
不動産会社や建築業者がせっせと登記手続きや必要書類を準備して法務局へ代行している訳ではなく、
必要書類作成や手続きをする専門資格士さんへ頼んでいるんですよ。
専門資格士さんとは、司法書士事務所・土地家屋調査士事務所という方々で、昨今あまり使わなくなったタウンページ(電話帳)にも昔から載っています。
司法書士さんは登記内容のうち保存登記といわれる部分、土地家屋調査士さんは登記内容のうち表示登記と言われる部分をそれぞれ担当し、合体した内容が法務局で登記されます。身近に「〇〇司法書士事務所」の看板あったな~と思いだした方…実は登記を扱うお仕事をされているんですね。
●売買以外で登記が必要な場面はあるの?
土地や家に関わる場面で、売買以外でも登記が必要な出来事があります。
④ 家のローンを完済したとき
~抵当権抹消登記が必要、銀行から促されます
⑤ 家をこわしたとき(更地にするなど)
~滅失登記が必要
⑥ 家をこわしたとき(建て直しなど)
~⑤同様ですが、建て直す建築業者が取り壊し
もする場合、この登記も含んで手配してくれ
る場合があります
その他…
⑦ 家の面積が変わったとき (増改築など)
⑧ 家の所有者が変わったとき (相続など)
⑨ 車庫を建てたときなど
にも登記が必要になります。法務局へ直接問い合わせるか、可能であれば先ほど紹介した司法書士さんや土地家屋調査士さんに相談してみることで
☑ 何の登記がどのような流れで必要か?
☑ 登記依頼に必要な情報や準備物があるか?
☑ いくら位かかるか?
を知る事ができると思います!
●最後に!
登記はそのほとんどが代行されて手続きされることが多い為、日常生活に身近でないだけに忘れてしまう!気が付かなかった!知らなかった!ということがあり得ます。
特に…今回挙げた④~⑨のうち、
その出来事に関係した業者さんのおかげで忘れにくい場面は④・⑥、
一方で自ら確認しないとうっかり忘れやすい場面は⑤・⑦・⑧・⑨
だと思います。気を付けましょうね!
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