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言葉の意味を理解させる??

こんにちは😊!

今回は『言葉の意味を理解させる??』

というテーマでお届けします!


「え? それって何かおかしいこと?」

「別に普通のことでしょ」

とお思いの方も多くおられるのかもしれません


実際、私もこういった言葉は

多く聞いてきましたし

実際、児童デイなどでも割とよく使われている言葉かもしれません😅


以前、私は職員さんに

「(こどもに)言葉の意味を理解させるにはどうしたら

 いいでしょう?」

と相談されたことも結構ありました


こういった相談の意図は理解しています。

職員さんが、その子を何とかしたいという思いは分かりますし

その熱意は素晴らしいものです😊


その上で「言葉の意味を理解させる」

という言葉、というか考え方

私には引っかかるものがありました…


ここは大事なところだと思いますので

読んでいただいている皆さんにも少しだけ

一緒に考えていただきたいところです😉❢


ことばの意味というのは

”人に理解させるもの”なのでしょうか?


あるいは

”理解させることができるもの”なのでしょうか?

どう思われますか?😏


私は

”言葉の意味を理解させる”

というのは教える側がそう思っているだけ

で、実際は

こどもがきちんと相手の言葉に注意を向けて

自らの意思でことばの意味を能動的に理解している

というのが実際のところだと私は考えています


例えば、こちらがいくら熱意を込めて言葉をかけて

理解を促したとしても

それを理解するのか、しないのか、決めるのは

当の本人にしかできません


話を聞く気分でなければ

聞かない選択肢も残念ながらある訳です😅


一見

言葉尻をとらえるような小さいことと

思われる方もおられるかもしれませんが


人をみていくことを

生業にしている方々においては、このとらえかたの違いは

大きいと思っています



もしお子さんが何かを理解した時に

”私が言葉の意味を理解させた”

と考える人は

無意識のうちに教える側(言葉を理解させる側)

の立場に立ってしまい

外側からみえる行動や、行動の結果から判断してしまう

傾向が多くみられる

ように(私の経験上)感じられます


今お子さん自身がどのように感じているのか?

関心はどうなのか…?

そもそも言葉に注意が向けられているのか?

理解しようとする気持ちがあるのかないのか?

など


その子の側から…

あるいはその子になったつもりで

考えていかなければ

こういったことはみえてこないと思います


繰り返しになってしまいますが

最終的に理解するのかしないのか

やるのかやらないのかを

決めることができるのはその子自身です!💪🏼


教える側(たとえ親であろうとも)は

意思決定の領域まで入りこむことは

できません


結局私達がやれることは支援であって

それを専門的に行うのが言語聴覚士になります😊


まとめると

言葉の意味というのは、”理解させるもの”ではなく

「こどもが言葉の意味を理解するためには

 どういった支援をすればよいのか?」

がより良い考え方になるのかと思います


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それでは今回も最後までお読みいただき

ありがとうございましたm( _ _ )m

それではまた次回お会いしましょう(*^▽^*)!

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