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知能検査や言語発達検査について思うこと

こんにちは❕

今回は

『知能検査や言語発達検査について思うこと』

をテーマにお届けします!😊


皆さんはこういった検査について

どのようにお考えでしょうか?


スコアそのものの良し悪し

あるいは

IQが高い低い

など

”結果に一喜一憂し過ぎてしまう”

ということはないでしょうか?


言語・知的な障害が重度な子であれば

検査そのものが受けられないことも

あります


そんな時は、落胆される方も

おられるのかもしれません


”私自身の評価に対する考え方”

になりますが、お話します

(私と異なる考え方をもつ言語聴覚士さんも

 たくさんおられると思いますので

 色々な考え方を聞いて、皆さんそれぞれで

 判断して、良いと思う考え方を参考にして

 いただければと思います)

 

まず

検査は何のためにやっているのか?

という目的を考えてみると、やはり”評価”のため

ということになります


では

評価は何のために行うのかというと


検査項目を行って

「これはできる」「これはできない」

などを確認することであったり

おおよその発達年齢を把握することも目的のひとつ

ではあります

が、それだけではあまり意味がありません🤔


先に結論を言ってしまいますが

その子が発達していくために必要な情報を得る

ことが最も重要な評価の目的に

なると考えています


まずは

運動面、社会性、言語面など

全体的な発達傾向をとらえていく必要があります


つまり

全体的に発達の遅れがみられているのか?

あるいは運動面だけが顕著に遅れているのか?

など…


言語聴覚士であっても

みている対象が小児であれば運動発達面もある程度

把握していくことは必須だと考えています

(たとえ理学療法士がいてもです)


理由は

言語と運動発達は関連し合いながら

影響し合いながら発達していく

からです


全体像を把握した後は、言語面や知能面を中心に

掘り下げていくことになりますが

机上の検査だけではなく

遊びや実際のコミュニケーションなどの情報

もちろん親子さんからの情報も含めて非常に重要

です


そういった情報を包括的に収集して

最終評価に至る訳です


評価ではスコアにそって

単に

重症度:中等度

短文理解:2語文レベル

できること:単語の復唱

苦手:日付の理解

だから

①3語文の理解を目指して理解練習

②日時の確認練習

(上記はいずれも例です)

のように検査結果をそのまま訓練に

当てはめていくことは行いません


発達の改善につながっていく

本質的な問題点を把握することが

訓練を行う前に必要だから

です


そのため

全体的な発達状況を踏まえて表にあらわれている様々な

現象に共通する本質的な問題点を探っていくこと

を丹念に行います


つまり

本質的な問題点が分かれば

そこから何をしていけばよいのか

何をしていくべきか

道筋が立ってきます


検査を行って表れるスコアも重要かもしれませんが

私は評価の参考のひとつに過ぎない

と考えています


なぜなら

検査ではその子のすべてをみることはできない

取り出すことはできない

からです


言語聴覚士は

評価から得た情報を元に訓練を行っていく訳ですが

訓練は定型発達との差を埋めるために

行っていく訳ではありません!

(違う考え方をもつ専門家もいると思いますが)


検査では

平均値なども出されていたりしますが

それも参考程度に考えれば良いことです😊


大事なことは、繰り返しになりますが

その子の発達にとって何が必要なのか

です!!😊


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それでは今回も

最後までお読みいただき

ありがとうございましたm( _ _ )m

また次回お会いしましょう(*^▽^*)!

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