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【#02:仕事観】「なんでそんなに働くの?」

「なんでそんなに働いてるんすか?」

前職在職時、後輩からよく言われた。
確かに身を粉にして働いている自覚はあるけれど、言われた当人はあまりピンと来ない。
はて、なんで?そもそもそんなに?・・・かな。


なんでそんなに働くの?【育ってきた環境】

就職氷河期末期の2000年代に新卒入社。
当時某大手人材系企業で「100件かけて1アポイント、100アポイントで1成約」
と言われる新規開拓セールスから、社会人生活をスタートさせた。
時代が時代だから、深夜まで働くこともしばしばあったが、
ブラック企業とも思わければ、新規開拓セールスという業務がきつい仕事とも、そこまで捉えていなかったように思う。
朝から晩まで働くことが美徳。潔い社畜精神。
そしてその会社での働き方が、私の働き方のベースとなった。

その後転職し、異なる業種・異なる営業スタイルの企業で経験を積むことになるが、基本のスタンスは変わらない。
どこまでも貪欲に、自分にできる最大限の対応で売上を創出する。
クライアントだけでなく、社内外関係者に対しても同様に、時間も労力も惜しまず、可能な限り最大限応える。


なんでそんなに働くの?【マインド】

一緒に働く仲間にも恵まれ、幸い成果も上がっていたため、
そんなに?の疑問符はあまり感じていなかった。
(業務量が多いと感じたことはなく、どこまでも誰よりも仕事をこなしていきたかった。自分がやればやるだけ営業成果が上がる実感があった。)

とはいえ、会社も変わり、時代も変わってきたので、当然私も環境に合わせて働き方を変えてはいたし、結婚・出産とライフステージも変わっていく中で、物理的にセーブしなければいけない時期も出てきた。
転職に加えて、一時雇用形態を変えたり、事務職への転換も経験した。

しかしどのような環境になっても、根本のマインドは変わらず、前述の「なんでそんなに働くの?」状態に陥っている。


なんでそんなに働くの?に、こめられた意味

「そんなに働いてすごい。」
「お母さんなのに、そんなに働かなくていいですよ。」
「僕はそんなに働けないし、働きたくない。」
「そんなに働かれたら、こっちもやらなきゃいけなくなるじゃん。」

そもそもこの問いかけは、
ポジティブな意味より、ネガティブな意味合いの方が強いかもしれない。
たとえ比例した成果を残していたとしても、
ライフワークバランスの取れていない働き方で産まれた成果は、好ましくない。
リーダー・マネージャー職としても模範的な働き方とは程遠いかもしれない。


あなたは何のために働いていますか?

「生活のため」
「キャリアアップのため」
「ただ今の仕事が好きだから」

私は当たり前のように体に染みついた働き方を変えることができず、何のために働いているのか…なんて考えたことがなかった。
特に出産後復職して以降は、「ワーキングマザーだから」をいかに感じさせず仕事をしていくかに注力してしまい、それまで以上に無理をしていたと思う。
いつでも連絡が取れる環境を作るため、オフ後も頭の中はずっと業務から離れることはなかった。


「私がそこまで働かなくても生活はできる」
「そこまでのキャリア志向もない」
「仕事は好きだけど負担の方が多くなってきた」

じゃあ私は何のために今こんなに働いているんだろう。
ふと振り返ってみたときに、なんで?の部分に明確な答えは出なかった。
働き過ぎの代償とは引き換えにならない程度のプライドと、染み付いた習慣が邪魔をして、抱えている問題点から目を背けていたのかもしれない。


今私が思うこと

私は結果的に、自分自身で問いかけに対する答えを導き出すより前に、
家庭を優先させる判断をせざるを得なかったため、仕事を辞めた。
辞めてはじめて、前述したようになんで?そんなに?に向き合い仕事観について立ち止まって考えることができた。

明確な目標や目的(お金を稼ぐ「生活」のため・「キャリアアップ」のため)を持っている訳じゃなく、今求められることに最大限答えて「自分の価値」を高めていく過程自体が単純に好きで、そこで得られる「自分の居場所」を確立したかったんだと思う。

今、私はセカンドキャリア模索中。
おそらくこれまでのように明確な目標なく働くなら、企業に属した働き方の方が良いだろう。
この期間に、後輩からの問いかけをもう一度胸に刻み、大切にすべきことの優先順位を整理して、今一度働き方について考えていきたいと思っている。

「私は今〇〇のために働いています。」
と明確に答えられるようなライフワークを探していきたい。

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