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今年こそ収入安定!フリーランスがやるべき7つのこと

坂本倫朗です。

今日は、収入に不安を感じるフリーランスのための対策を書きました。
特にAIの時代に仕事が減ることを不安に感じている人にお読みいただければと思います。


収入を安定させるために考えること

クリエイティブ系フリーランスであるあなたに質問です。
日々収入が不安定だなと感じていないですか?

現在は長引く物価高での影響を受け、モノの値段が上がっています。
さらに昨年10月からインボイス制度が導入されました。

今まで以上にフリーランスが収入を安定させことが難しい時代です。

フリーランスの中には、時代に合わせて価格を上げていく人もいます。

逆に、価格をあげられないフリーランスにとっては、自らの価値が下がっていっているのと同じです。

さらには、AIの台頭により人の仕事は減ってきています。
エンジニアの仕事については、分かりやすいでしょう。
今やプログラミングは知識がない方でも取り扱える時代になってきています。

AIの台頭はプログラミングだけでなく、デザインの世界にも及びます。
たとえば、ChatGPT4では、DALL-E 3という機能を使って言葉で指示を与えるだけで画像生成できます。」

さらに、Adobe IllustratorやPhotoshopにも生成AIが登場しました。
もう試しましたか?
今はまだベータ版ですが、たとえばIllustratorでは言葉の指示のみでベクターデータが生成されるようになりました。

試しに作ってみました。「虎と竜が戦っているところ」

・・・言葉の解釈がいまいちですが、これも時間が解決するでしょう。

さて、これまで私は銀行からのお金の借り方や補助金の受け方、小手先に頼らない節税の仕方について相談を受けてきました。

しかし、これからを生きるフリーランスにとっては、AIに仕事を奪わないことと、マネーリテラシーを高くすることの両方が求められます。

そんな時代に取り組んでほしい7つのことを提案します。

1. AI技術の理解と活用

インターネットが登場した当初、さっそくメールを活用し始めた営業マンがいました。
しかし、その人は上司から怒鳴られます。
「なにを座ってさぼっているんだ!
メール?そんなもの役に立つか!
そんな暇があったら一件でも多く客先を訪問したらどうだ!」と。

メールによる営業がどんなに効果的で効率的であるかを話しても、その上司は聞き入れてくれなかったそうです。

このようなことはAIでも起こるかもしれません。
AIを受け入れがたい人が出てきているからです。
無料で使えるというのに、まだChatGPTを触ったことのない人の方が多いのです。

AIを取り入れない理由には、その技術革新の速さがあるのかもしれません。
新しいことの勉強が重荷になっているのではないかと思うのです。

もしまだ使っていないのであれば、ちょっとだけ使ってみましょう。

メールと同じように、使える使えないに関わらず、AIは生活や仕事に取り込まれていく流れです。
でも、メールが使えない人が敬遠されるように、AIを使えないとか、使いたくないという考えの人は、AIを使える人からは敬遠されるようになっていくでしょう。
自分では気づかないところで。

「AIを使えば簡単じゃん!」ということに自分一人だけ気づかない。
お客さんとの共通の会話が成り立たない。
そんな形で仕事をなくさないようにしたいですね。

2. 新しいポジション取り

私がAIを使った事がない人に、「使ってみましょう」と呼びかけるのは、もう一つ理由があります。それは、「ポジション取り」です。

AIが台頭する前から、フリーランスにはポジション取りが大事でした。

ポジション取りとは何か?

あなたがイラストレーターなら、イラストを頼みたいと思った編集者の頭にに最初に思い出してもらえるかが勝負です。
2番目に思い出される人は、1番目の人に仕事を断られた後です。
そのポジションでも仕事はありますが、少なくなります。

受託産業でのポジション取りとは、思い出せるように工夫を凝らします。これは今後も必要です。

AIとのポジション取り

2023年からは、さらに「AIが取らないポジション」をとる必要があります。

言語で説明できる仕事はAIがやってくれます。
個性的な表現や深い感情表現はAIには無理だろうという人がいますが、時間の問題だと私は思います。

後で説明しますが、「AIにできない人間臭さ、人間らしさ」を追いかけて仕事になるフリーランスは稀です。その領域はエンターテイメントや芸能の領域だからです。

「AIにできない人間臭さ、人間らしさ」にしか生き残る道がないと思っているとしたら、軌道修正が必要です。

問題を探り当てる仕事

AIが取らないポジションは、個性ではありません。
問題提起です。
AIには質問は作れません。

仕事を依頼してくる人がまだ気づいていない問題に気づくことは、AIの構造上、不可能です。

だから、「ここに解決するべき課題がありますよ」と教えてくれて、その課題解決をセットにしてくれる人が重宝されます。

どうしたらそのようになれるのか、というと能力の掛け算です。

たとえば、美容師の経験がある人がイラストレーターになったら、より美容について関心を引くコピーやデザイン案が提案できます。

デザイン以外の職能を活かした課題の提案ができると、強いです。

この話は、すでにどこかで聞いたような話かもしれませんが、それでAIの時代にも通用します。
ただし、やっている人は少ないです。

そこにAIには奪われない仕事のポジションが空いているのです。

3. パーソナルブランディングの強化

AI時代は、クリエーターのオリジナリティが求められるといいます。

たとえばワンピースというと個性的なキャラクタの描き方です。
そのような個性がでることを目指しましょうというのです。

ですが、先ほどお伝えしたように、「AIにできない人間臭さ、人間らしさ」を追いかけて仕事になるフリーランスは稀です。

私は、この指摘は、ほとんどのクリエーターには的外れな指摘であると思います。
仕事のほとんどは、エンターテインメントというより、課題解決です。

しかし、有名になることで仕事を得るというやりかたも、なくはありません。
社会的に有名になったり、その業界で有名になるといったことレベルです。
出来そうと思えるなら、ぜひ頑張ってみてください。

名前が売れないにしろ、生き残っていけない、という話ではないと思います。
でもパーソナルブランディングは必要です。
たとえば「飲食業コンサルxデザイナーの人」として認知されるということです。
勉強するだけではたりなくて、なにかしらPRする必要があります。
SNSや自身のウェブサイトを通じて、独自の価値提案を明確に伝えることが重要です。

業界200名に掛け算の職能が知られているということでも十分仕事ができるはずです。

4. コミュニティとの連携

仕事の発注を受けるために、思い出してもらえる人がいないといけません。
ネットが普及した現在ですが、逆説的に顔が思い出される人に仕事が来るようになります。

パーソナルブランディングが確立出来たら、それが伝わるように、積極的にネットワーキングを行いましょう。

オンラインフォーラムを行うなら、主催者側になりましょう。
イベントは参加するより主催する方が実りがありますし、何より覚えてもらえます。
リアルなイベントなら、会場を抑えたり、会場設定をしたりと大変ですが、オンラインはそこまで難しいことではありません。

また、仕事上で関わる人とも積極的に交流を続けましょう。
私はネットワーキングとしてイベントに出て知り合うよりも、仕事上で関わる人の方が大事だと思います。
経験上、大変な仕事を一緒に乗り越えた人たちとは、生涯の仲間になりやすいです。

5.マネーリテラシーの向上

経済的に自立するためには、マネーリテラシーの向上が不可欠です。

はじめの一歩としては、確定申告で支払う所得税と消費税を支払う翌年に残しておくことです。
さらに言えば、翌年支払う住民税や健康保険税も残しておきます。

そのために節税の知識が欠かせません。
節税と言っても「控除項目」と呼ばれるものをしっかり使えるようになっておくだけで中級以上の節税知識が身についたといえます。

可能であれば、簡単な会計ソフトを使い始めることからスタートしましょう。

フリーランスのマネーリテラシーに関することはたくさん書いているので、ぜひ参考にしてください。

6. リスク管理と将来計画

フリーランスは体が資本です。

フリーランスが不安視するリスクには次のようなものがあります。

  • 病気やけがで働けなくなること

  • ご家族の世話で働く時間が減ること

  • 仕事が途切れて支払いができなくなること

病気やけがで働けなくなること

病気やけがに備えられることはたくさんあります。
たとえばフリーランスの保険に入ること。

それから小規模企業共済に入ること。
これは一定の条件を満たすと貸し付けを受けることができます。
金融機関よりも融資を受ける手続きが早く、簡単です。利率も低いです。

将来に向けて計画的に対応することで、AIの時代でも自信を持ってキャリアを築くことができます。

そしてぜひとも挑戦してほしいのが、収入源の多角化です。

7.収入源の多角化

フリーランスが収入源を多角化させること。
一つのクライアントやプロジェクトに依存するリスクを減らすことです。

さらに複数の収入源を用意することも大事です。

別の事業をやる。
ほかに、講師をしたり、コンテンツの販売を行うことがあげられます。

「コンテンツ販売は胡散臭い」と敬遠する人がいます。
たしかに胡散臭い人が多いです。
しかし、自分が信頼されるようなコンテンツを提供していくことが大事で、周りは関係ないのではないでしょうか。

多角化するときには、在庫を持たない仕事を選ぶと失敗が少ないです。

出来ることから取り組もう

七つをいっぺんにやるのは難しいでしょうから、一つだけでも取り組んでみてください。
質問がありましたら、コメントしてください。
坂本はnote.comを毎週みています。


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